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公開番号2025009263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112139
出願日2023-07-07
発明の名称分包袋、分包袋製造装置、及び分包袋製造方法
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類A61J 1/03 20230101AFI20250110BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】分包袋の材質の自由度を高くする。
【解決手段】包装された薬剤を分包するための、複数の収容部S1,S1,…を有する分包袋10であって、複数の収容部S1,S1,…の各々は、互いにヒートシールされたヒートシール部11を有する、樹脂製の表側フィルムF1及び樹脂製の裏側フィルムF2により構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
包装された薬剤を分包するための、複数の収容部を有する分包袋であって、
前記複数の収容部の各々は、互いにヒートシールされたヒートシール部を有する、樹脂製の表側フィルム及び樹脂製の裏側フィルムにより構成されている、分包袋。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分包袋において、
前記表側フィルム及び前記裏側フィルムは、いずれも、無延伸ポリプロピレン製の前記分包袋の内側の層と、二軸延伸ポリプロピレン製の前記分包袋の外側の層とが積層されて構成されている、分包袋。
【請求項3】
請求項1に記載の分包袋において、
前記複数の収容部は、一列に並んでおり、
前記複数の収容部の少なくとも1つには、前記表側フィルムの表側及び前記裏側フィルムの裏側の少なくとも一方に設けられた更なるフィルムにより、1つ以上の更なる収容部が設けられている、分包袋。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の分包袋を製造するための分包袋製造装置であって、
前記表側フィルム及び前記裏側フィルムが載置される載置部が設けられた基部と、
前記基部との間で、前記載置部に載置された前記表側フィルム及び前記裏側フィルムを挟んで、前記基部を覆うことができる蓋部と、
前記蓋部に設けられた、前記ヒートシール部を形成するための加熱部であって、前記蓋部で前記基部を覆った状態で、前記載置部に対向する加熱部と
を備える、分包袋製造装置。
【請求項5】
請求項4に記載の分包袋製造装置において、
前記載置部は、前記加熱部との対向部位が、前記裏側フィルムに付着する、分包袋製造装置。
【請求項6】
請求項5に記載の分包袋製造装置において、
前記裏側フィルムは、少なくとも前記分包袋の外側の面が二軸延伸ポリプロピレンにより構成されており、
前記載置部は、少なくとも前記対向部位がシリコーンにより構成されている、分包袋製造装置。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか1項に記載の分包袋を製造するための分包袋製造方法であって、
前記裏側フィルムの表側に前記包装された薬剤を載置し、
前記包装された薬剤が載置された前記裏側フィルムの表側から前記表側フィルムを載置し、
前記裏側フィルム及び前記表側フィルムを加熱して前記ヒートシール部を形成することによって、前記複数の収容部を形成する、分包袋製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分包袋、分包袋製造装置、及び分包袋製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、薬局等で提供される薬剤は、例えば1回服用分毎に、分けて、袋等に収容されている。薬剤を分けて収容できるようにする技術として、特許文献1には、薬剤分包機が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、複数の薬剤を分けて収容できる分包袋が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭56-143172号公報
特開2023-073703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、病院等の医療施設、介護施設、薬局などにおいて、患者(又は施設利用者若しくは消費者)が、服用すべき薬剤を紛失しないように、かつ服用し忘れないように、薬剤をまとめて確実に保管できるようにしたいという要請がある。特に、患者が服用すべき薬剤が複数種類ある場合には、一部の薬剤が紛失され又は服用し忘れられることが懸念されるため、前記要請は更に大きい。
【0006】
このため、特許文献1に開示された薬剤分包機などを利用して、薬剤を分けて収容することも考えられる。しかし、特許文献1のものを含む従来の薬剤分包機は、裸の薬剤をフィルムでそのまま分包するので、フィルムのバリア性が高いことが必要不可欠である。このため、従来のものでは、主にフィルムのバリア性の高さのみが重視されており、フィルムのバリア性以外の性質(特徴)については改善の必要がある。フィルムのバリア性以外の性質を改善するために、フィルムの性質を決める材質を選択できる幅を広げるように、フィルムの材質の自由度を高くしたい。
【0007】
斯かる点に鑑みて、本開示の課題は、分包袋の材質の自由度を高くすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様は、包装された薬剤を分包するための、複数の収容部を有する分包袋であって、前記複数の収容部の各々は、互いにヒートシールされたヒートシール部を有する、樹脂製の表側フィルム及び樹脂製の裏側フィルムにより構成されている、分包袋である。
【0009】
この第1の態様では、分包袋に、裸の薬剤ではなく、包装された薬剤が収容されるので、分包袋自体には、従来必要とされた高いバリア性が必要とされない。そのため、分包袋の材質として様々な材質のものを選択できる。すなわち、分包袋の材質の自由度が高くなる。
【0010】
本開示の第2の態様は、第1の態様において、前記表側フィルム及び前記裏側フィルムは、いずれも、無延伸ポリプロピレン製の前記分包袋の内側の層と、二軸延伸ポリプロピレン製の前記分包袋の外側の層とが積層されて構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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