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公開番号2025029924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134819
出願日2023-08-22
発明の名称光学プローブシステム
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A61B 1/04 20060101AFI20250228BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 主にコスト高になるのを抑制できる光学プローブシステムを提供する。
【解決手段】 対象部位に挿入される挿入部11との間でコード13を介して接続されたプラグ14Aを有する内視鏡10と、プラグ14Aにより内挿されると共に光学装置30が有するソケット34Aに内挿するアダプタ20Aと、を備え、プラグ14Aは、挿入部11へ向かう光信号または挿入部からの光信号を伝搬する導光部61を備えると共に、光信号を収束または発散させるレンズを備えず、アダプタ20Aは、内視鏡10と光学装置30との間を伝搬する光信号を収束または発散させるレンズ70L,80Lを備えている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
対象部位に挿入される挿入部との間でコードを介して接続されたプラグを有する光学プローブと、
前記光学プローブの前記プラグにより内挿されると共に光学装置が有するソケットに内挿するアダプタと、を備え、
前記光学プローブの前記プラグは、前記挿入部へ向かう光信号または前記挿入部からの光信号を伝搬する導光部を備えると共に、前記光信号を収束または発散させるレンズを備えず、
前記アダプタは、前記光学プローブと前記光学装置との間を伝搬する光信号を収束または発散させるレンズを備えている、
光学プローブシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記導光部は、管部材の内部に複数本の光ファイバが束になって収容されて構成されており、かつ、前記管部材の開口から前記光ファイバの端部が外方へ臨んでいる、
請求項1に記載の光学プローブシステム。
【請求項3】
前記アダプタは、前記導光部が挿入されるプラグ孔を有し、
前記プラグ孔は、前記管部材の外径よりも大きい第1内径を有する第1孔と、前記管部材の外径と実質的に同一の第2内径を有する第2孔と、前記第1孔および前記第2孔の間にあって前記第1内径から前記第2内径へと徐々に縮径するテーパ孔と、を含み、
前記アダプタが有する前記レンズは、前記第2孔に対して前記テーパ孔とは反対側に隣接して配置されている、
請求項2に記載の光学プローブシステム。
【請求項4】
前記第2孔と前記レンズとは、前記レンズの焦点距離に応じて離れて配置されている、
請求項3に記載の光学プローブシステム。
【請求項5】
前記第2孔における内方の端部には、挿入された前記導光部の前記管部材の端部が突き当たる係止部が設けられている、
請求項3に記載の光学プローブシステム。
【請求項6】
前記プラグは、前記導光部の基端側に設けられたグリップ部を有し、
前記アダプタは、前記プラグ孔に前記導光部が挿入されるときに前記グリップ部が挿入されるグリップ孔を有し、
前記グリップ部および前記グリップ孔には、前記プラグと前記アダプタとの間の挿入方向の位置を規定する位置決め部が設けられている、
請求項5に記載の光学プローブシステム。
【請求項7】
前記位置決め部は、前記プラグを前記アダプタの内方へ付勢して、前記管部材の端部を前記第2孔の前記係止部に当接させる、
請求項6に記載の光学プローブシステム。
【請求項8】
前記導光部は、前記管部材の開口が、前記光ファイバの端部を覆うように保護層によってコーティングされている、
請求項2に記載の光学プローブシステム。
【請求項9】
前記プラグは、前記導光部の基端側に設けられたグリップ部を有し、
前記アダプタは、前記プラグ孔に前記導光部が挿入されるときに前記グリップ部が挿入されるグリップ孔を有し、
前記グリップ孔の内方の端部には、挿入された前記グリップ部の端部が突き当たる係止部が設けられ、
前記グリップ部および前記グリップ孔には、前記プラグと前記アダプタとの間の挿入方向の位置を規定する位置決め部が設けられている、
請求項8に記載の光学プローブシステム。
【請求項10】
前記光学プローブは、前記対象部位を照らす光を伝搬する照明光学系として内視鏡に備えられ、または、前記対象部位の画像を表す光信号を伝搬する観察光学系として内視鏡に備えられている、
請求項1に記載の光学プローブシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照明プローブシステムや内視鏡システムなどの光学プローブシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
光学プローブシステムの一例として、内視鏡、光源装置、および撮像装置から成る内視鏡システムが様々の治療に用いられている。例えば眼科では、眼内内視鏡を用いて硝子体手術が行われたり、鼻腔内視鏡を用いて涙道手術(DCR)が行われたりしている。このような内視鏡システムは、特許文献1に例示されるように、照明光学系および観察光学系を備えている。照明光学系は、光源装置からの光を対象部位へ導いてこれを照らし、対象部位で反射した光は観察光学系に導かれて撮像装置で受光され、モニタに対象部位の画像が表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-177604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、光学プローブシステムが備えるライトガイド(光を伝搬する光ファイバの束)は、光学プローブの用途に応じてその径が異なる。そして、光学プローブシステムでは、必要な照明用の光量を確保するため、光源からの光(照明光)をライトガイドへ適切に導く必要がある。そこで、一般的に光学プローブシステムは、その用途に応じた専用のレンズ等を含む集光光学系を光学プローブまたは光源装置に備えている。すなわち、光学プローブシステムは、その用途に応じて光学プローブおよび光源装置が専用のものとなっている。
【0005】
しかしながら、光学プローブシステムを用途に応じた専用品とするとコスト高になってしまい、かつ、用途に応じて複数の光源装置を保管する必要があることから、管理上のコストや必要スペースも増加する。さらに、光学プローブに専用の集光光学系を設けたものの場合、光学プローブが消耗品であることから、ますますコスト高になってしまう。なお、照明光学系の光学プローブおよび光源装置に関する上記のような課題は、観察光学系の光学プローブおよび撮像装置についても該当する。
【0006】
そこで本開示では、主にコスト高になるのを抑制できる光学プローブシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様に係る光学プローブシステムは、対象部位に挿入される挿入部との間でコードを介して接続されたプラグを有する光学プローブと、前記光学プローブの前記プラグにより内挿されると共に光学装置が有するソケットに内挿するアダプタと、を備え、前記光学プローブの前記プラグは、前記挿入部へ向かう光信号または前記挿入部からの光信号を伝搬する導光部を備えると共に、前記光信号を収束または発散させるレンズを備えず、前記アダプタは、前記光学プローブと前記光学装置との間を伝搬する光信号を収束または発散させるレンズを備えている。
【0008】
これにより、用途に応じたアダプタを選択することで、様々の種類の光学プローブに対して1つの光学装置を用いることができる。しかも、光信号(照明光または画像信号)を収束または発散させるレンズを、光学プローブのプラグには設けず、アダプタに設けることで、消耗品である光学プローブのコストを抑制することができる。
【0009】
本開示の第2の態様に係る光学プローブシステムは、第1の態様において、前記導光部は、管部材の内部に複数本の光ファイバが束になって収容されて構成されており、かつ、前記管部材の開口から前記光ファイバの端部が外方へ臨んでいてもよい。
【0010】
これにより、光学プローブのプラグが有する導光部とアダプタが備えるレンズとの位置を精度よく定めることができ、鮮明な画像を撮像することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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