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公開番号
2025012447
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115292
出願日
2023-07-13
発明の名称
留置針組立体
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
A61M
5/158 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】内針ユニットの外針ユニットからの分離を容易にできる、新規な構造の留置針組立体を提供する。
【解決手段】内針ユニット14と外針ユニット12とが分離可能に連結されており、抜針後の内針44を保護するプロテクタ128を備えた留置針組立体10において、内針ユニット14の収納ハウジング84は、外針ハブ18に挿入される接続部96,116と、外針ハブ18の外周面に係止される連結部104とを、備えている。接続部の一部116が連結部104から離隔変位可能な可動部材112とされており、可動部材112がプロテクタ128と係合して連結部104への接近位置に保持されることで、連結部104が外針ハブ18に係止されており、プロテクタ128の作動時の変形によって可動部材112とプロテクタ128との係合が解除されて可動部材112が外針ハブ18から離隔することで、内針ユニット14と外針ユニット12との分離が許容される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
内針ハブを含む内針ユニットと外針ハブを含む外針ユニットとが分離可能に連結されて、プロテクタを装着した内針が外針に対して引抜可能に挿通されており、該内針の引抜きに伴う該プロテクタの針先への移動によって該プロテクタが変形して該針先を保護する留置針組立体において、
前記内針ユニットが前記プロテクタを収納する収納ハウジングを備えており、
該収納ハウジングは、前記外針ハブの内周に挿入される接続部と、該外針ハブの外周面に針軸方向で係止される連結部とを、備えており、
該接続部は、該連結部の内周側に対向位置する部分が、該連結部に対して径方向で変位可能とされた可動部材で構成されており、
該可動部材が該プロテクタとの係合によって該連結部に対する接近位置に保持されることで、該連結部が該外針ハブの外周面に対する係止状態に保持されており、
該プロテクタの針先保護作動に伴う変形によって該可動部材と該プロテクタとの係合が解除されて、該可動部材が該外針ハブから離隔することで前記内針ユニットと前記外針ユニットとの分離が許容される留置針組立体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記収納ハウジングの周壁の一部が、他の部分であるハウジング本体に対して別体とされて側方から取り付けられるカバー部材で構成されており、
該カバー部材に前記連結部が設けられており、
該連結部の先端面が先端へ向けて内周側へ傾斜するテーパ先端面とされている請求項1に記載の留置針組立体。
【請求項3】
前記外針ハブの外周面には、前記連結部が差し入れられて軸方向に係止される係止溝が形成されており、該係止溝が周方向に延びる環状とされている請求項1又は2に記載の留置針組立体。
【請求項4】
前記外針ハブの基端部には、側方へ向けて外周に突出して前記連結部と係止されるロック突部が設けられており、
該連結部には、該ロック突部と周方向で係止される回転防止部が設けられている請求項1又は2に記載の留置針組立体。
【請求項5】
前記外針ハブの内周には、該外針ハブの内腔の連通と遮断を切り替える弁体が収容されており、
該外針ハブの内周には、該弁体よりも基端側に配置されて、先端側への押込みによって該弁体を連通状態に切り替える押し子が収容されており、
前記収納ハウジングの先端部分は、該外針ハブの基端開口部に嵌め入れられる前記接続部とされており、
該接続部の先端面と該押し子の基端面とが軸方向で相互に対向しており、
該接続部の先端が該押し子の基端よりも先端側に位置している請求項1又は2に記載の留置針組立体。
【請求項6】
針先を備えた内針の基端に内針ハブが設けられた内針ユニットと、該内針に外挿される外針の基端に外針ハブが設けられた外針ユニットとを、備え、
該外針ハブの内周には、該外針ハブの内腔の連通と遮断を切り替える弁体が設けられている留置針組立体であって、
前記外針ハブの内周には、前記弁体よりも基端側に配置されて、先端側への押込みによって該弁体を連通状態に切り替える押し子が収容されており、
前記内針ユニットには、該外針ハブの基端開口部に嵌め入れられる接続部が設けられており、
該接続部の先端面と該押し子の基端面とが軸方向で相互に対向しており、
該接続部の先端が該押し子の基端よりも先端側に位置している留置針組立体。
【請求項7】
前記押し子には、基端側へ突出する挿入片が周方向で部分的に設けられており、
前記内針ユニットの前記接続部には、先端面に開口して該押し子の該挿入片が挿入される挿入凹所が形成されている請求項6に記載の留置針組立体。
【請求項8】
針先を有する穿刺針の基端に針ハブを備えた針ユニットに装着されて、使用前の該穿刺針を保護する有底筒状の保護キャップであって、
基端部分が先端部分よりも大径とされた大径基部を備えており、
該大径基部の基端部には、基端側へ向けて内周へ傾斜する操作面が設けられている保護キャップ。
【請求項9】
前記針ハブに対する周方向での向きを位置決めする位置決め部が設けられており、
一対の前記操作面が、該位置決め部によって、前記針ハブの両側方に設けられた一対の把持面に対して、周方向の同じ向きで先端側に位置する請求項8に記載の保護キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸液や採血、血液透析等を行う際に穿刺される留置針組立体等に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、輸液や採血、血液透析等の処置を行う際の医療用具として、内針ユニットと外針ユニットを備えた留置針組立体が知られている。また、留置針組立体は、穿刺後に引き抜かれた内針による誤穿刺等を防止するために、引き抜かれた内針を保護するプロテクタを備える場合もある。プロテクタを備えた留置針組立体は、例えば特開2004-24622号公報(特許文献1)に開示されている。そして、留置針組立体は、外針に挿通された内針を穿刺した後、外針を患者に穿刺したままで内針を引き抜いて、内針ユニットを外針ユニットから分離させることにより、外針ユニット(留置針)を患者への穿刺状態で留置する。
【0003】
また、留置針組立体は、特開2022-513285号公報(特許文献2)に示されているように、内針の抜針後に外針ハブの基端側から血液等が漏れ出すのを防ぐために、外針ハブの内腔の連通と遮断を切り替える弁体を備えている場合もある。弁体は、特許文献2にも示されているように、例えば貫通するスリットを備えた円板状の弾性体とされており、弁体よりも基端側に配された押し子によってスリットが押し広げられることで、外針ハブの内腔を遮断状態から連通状態に切り替える。押し子は、例えば、外針ハブに接続されるコネクタによって先端側へ押し込まれることによって、弁体のスリットを押し広げるようになっており、コネクタの接続によって血液等が外部に漏れ出し難い状態で外針ハブの内腔が連通状態となるようにされている。
【0004】
また、従来、留置針組立体などの穿刺ユニットには、使用前の誤穿刺を防ぐために、穿刺針を保護する保護キャップが取り付けられている。保護キャップは、略有底円筒形状とされており、周壁が穿刺針の周囲を覆うと共に、底壁が針先の先端側を覆うことにより、穿刺針の誤穿刺を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-24622号公報
特開2022-513285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、従来構造の留置針組立体では、いくつかの改善の余地があることが分かった。
【0007】
例えば、穿刺後の内針ユニットの離脱時に内針ユニットに引っ張られて外針ユニットが穿刺対象部位から抜けてしまう場合があり、施術者の操作性について未だ改善の余地があった。特許文献1に記載の留置針組立体では、第2テレスコピックパイプ21の先端部が止血アダプタ11の係合孔11Bに固く嵌合した状態にあるために、内針ユニットに引っ張られて外針ユニットが穿刺対象部位から抜けてしまう場合がある。それゆえ、施術者は、一方の手で外針ユニットを固定しつつ他方の手で内針ユニットを引き抜かねばならず、特別な操作が必要とされていた。
【0008】
また、特許文献2に記載の留置針組立体では、外針ハブの基端開口部に挿入される内針ハブの先端部分が、押し子に外挿されていることから、内針ハブの先端部分が薄肉となり易く、内針ハブの先端部分の変形剛性を確保し難い。それゆえ、内針ハブと外針ハブの傾きが十分に阻止されないという問題がある。内針ハブを十分に厚肉として変形剛性を各保護しようとすると、外針ハブを大径化する必要が生じるが、外針ハブの内径寸法はコネクタ等との接続のために規格化されており、容易に大径化できなかった。
【0009】
一方、内針ハブの先端部分を押し子に対して軸方向で対向配置することによって、内針ハブの先端部分の肉厚を確保することも考えられるが、この場合には、外針ハブの基端開口部に対する内針ハブの先端部分の挿入長さが短くなり易く、それによって内針ハブと外針ハブの傾きが発生し易くなる。これを解消するために、内針ハブの先端部分の外針ハブへの挿入長さを長くすると、押し子が外針ハブの基端開口部から先端側へ大きく離れた位置に配されることとなって、外針ハブに対するコネクタの接続時に押し子の先端側への移動ストロークが短くなり、弁体の開閉作動の安定性等に支障をきたすおそれがあった。
【0010】
また、従来の保護キャップは、一方の手で針ユニットを持ちながら他方の手で保護キャップを持って針ユニットから取り外した後、針ユニットを把持し直す必要があり、より簡単に保護キャップを取り外して針ユニットを使用可能な状態とできる構造が求められていた。
(【0011】以降は省略されています)
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