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公開番号
2025018364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121991
出願日
2023-07-26
発明の名称
接続ポート
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
A61M
1/36 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ライン側コネクタとの接続が容易にできる接続ポートを実現できるようにする。
【解決手段】接続ポート100は、圧力測定装置に設けられ、体外循環回路に設けられた圧力測定ラインのライン側コネクタ201が接続される接続部101と、接続部101に接続されたライン側コネクタ201の脱落を阻止する脱落阻止部102とを備えている。接続部101は、ライン側コネクタ201の先端側壁面と気密に係合する係合面が形成された筒状部を有し、脱落阻止部102は、ライン側コネクタ201の外面において基端側を向いている壁面である被係止部202を押さえる係止部124を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧力測定装置に設けられ、体外循環回路に設けられた圧力測定ラインのライン側コネクタが接続される接続部と、
前記接続部に接続された前記ライン側コネクタの脱落を阻止する脱落阻止部とを備え、
前記接続部は、前記ライン側コネクタの先端側壁面と気密に係合する係合面が形成された筒状部を有し、
前記脱落阻止部は、前記ライン側コネクタの外面において基端側を向いている壁面である被係止部を押さえる係止部を有している、接続ポート。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記接続部は、前記ライン側コネクタと接続された状態において、第1の位置から第2の位置に相対移動可能であり、前記第2の位置において前記係止部が、前記被係止部と係合状態となる、請求項1に記載の接続ポート。
【請求項3】
前記ライン側コネクタが接続された接続部が前記第2の位置から前記第1の位置へ移動することを防ぐ戻り止め部をさらに備えている、請求項2に記載の接続ポート。
【請求項4】
前記戻り止め部は、前記ライン側コネクタが接続された接続部が、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動することによって自動的に作動し、解除ボタンが押されることで解除される、請求項3に記載の接続ポート。
【請求項5】
前記筒状部は、通常位置と、前記通常位置よりも押し込まれた押し込み位置との間を移動可能であり、
前記接続部は、前記筒状部を前記通常位置に付勢する付勢部材を有している、請求項2に記載の接続ポート。
【請求項6】
筒状部を有する接続部と、前記接続部に接続された保護フィルタの脱落を阻止する脱落阻止部とを備え、
前記筒状部は、前記保護フィルタのコネクタの先端側壁面と気密に係合する係合面を有し、
前記脱落阻止部は、前記保護フィルタのハウジングの外面に設けられた径方向外方に延びる壁面の基端側面を固定する、圧力測定用のコネクタ。
【請求項7】
圧力測定装置に設けられ、体外循環回路に設けられた圧力測定ラインのライン側コネクタが接続される接続部と、
前記接続部に接続された前記ライン側コネクタの脱落を阻止する脱落阻止部とを備え、
前記接続部は、前記ライン側コネクタと接続された状態において、第1の位置から第2の位置に相対移動可能であり、前記第2の位置において前記脱落阻止部が前記ライン側コネクタを固定する、接続ポート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は接続ポートに関し、特に体外循環装置等の圧力測定ラインが接続される接続ポートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
透析等の体外循環治療においては、体外循環回路の圧力を監視装置により監視する。一般的には、ドリップチャンバ等から圧力測定ラインを分岐させ、監視装置に設けられた圧力センサにより圧力を測定する。監視装置のパネルには、圧力センサと接続された接続ポートが設けられており、圧力測定ラインの先端に設けられたライン側コネクタが接続される。ライン側コネクタは、血液の通過を阻止するトランスデューサー保護フィルタ(TPフィルタ)と一体となっている場合もある。
【0003】
圧力を正確に測定するためには、圧力測定ラインから圧力センサまでの経路を気密に保つ必要があり、ライン側コネクタと接続ポートとの気密性は重要である。また、ライン側コネクタが接続ポートから意図せずに脱落しないようにすることが求められる。このため、ライン側コネクタと接続ポートは、面同士を合わせて気密に嵌合させると共に、螺合するカプラを設けて脱落を防止している(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-041679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ライン側コネクタ及び接続部の互いに嵌合する筒状の部分の外側にカプラを設けるため、嵌合部は目視することができない。このため、使用者がライン側コネクタを接続ポートに対して強く押し込みすぎてしまう場合がある。多くの場合、装置側の接続ポートは金属製のオスルアーであり、ライン側コネクタは樹脂製のメスルアーである。このため、ライン側コネクタを強く押し込みすぎると、ライン側コネクタ側にクラックが生じ、気密に接続できなくなるおそれがある。
【0006】
また、ライン側コネクタは、1/4~1/2程度回転させることにより接続ポートと十分に螺合できるように設計されている。しかし、使用者は、脱落の発生を恐れて、ライン側コネクタを回転させすぎる傾向がある。ライン側コネクタを回転させすぎると、ライン側コネクタを強く押し込みすぎた場合と同様に、クラックが発生するという問題が生じる。
【0007】
また、ライン側コネクタを回転させた際に、圧力測定ラインのチューブにねじれが生じることがある。チューブにねじれが生じると、狭窄や閉塞が発生し、正常な圧力測定ができなくなるという問題が生じる。
【0008】
本開示の課題は、ライン側コネクタを接続する際に生じるこれらの問題の少なくとも1つを解決し得る接続ポートを実現できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の接続ポートの第1の態様は、圧力測定装置に設けられ、体外循環回路に設けられた圧力測定ラインのライン側コネクタが接続される接続部と、接続部に接続されたライン側コネクタの脱落を阻止する脱落阻止部とを備え、接続部は、ライン側コネクタの先端側壁面と気密に係合する係合面が形成された筒状部を有し、脱落阻止部は、ライン側コネクタの外面において基端側を向いている壁面である被係止部を押さえる係止部を有している。
【0010】
接続ポートの第1の態様において、ライン側コネクタの外面において基端側を向いている壁面である被係止部を押さえる係止部を有する脱落防止部が設けられている。このため、螺合するカプラ等により脱落防止を行うポートと異なり、ライン側コネクタが接続される筒状部が視認しやすく、ライン側コネクタの先端側壁面と係合面とが係合していることを容易に目視により確認できる。また、螺合するカプラの場合と異なり、ライン側コネクタの回転させすぎによる破損や、チューブのねじれの発生を抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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