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公開番号2025012634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115616
出願日2023-07-14
発明の名称可撓性チューブおよび応用機器
出願人ニプロ株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A61B 1/005 20060101AFI20250117BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 製造の手間およびコストを抑制しつつ使用時の操作性のさらなる向上を図ることができる可撓性チューブおよび応用機器を提供する。
【解決手段】 可動シャフト2Bを構成する可撓性チューブは、多孔質材料から成る中空状の第1チューブ11と、素線17を用いた編組体18から成り内部にメインルーメン7を有すると共に第1チューブ11に挿通される第2チューブ12と、を備え、第1チューブ11と第2チューブ12とは長手方向において部分的に接続されている。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質材料から成る中空状の第1チューブと、素線を用いた編組体から成り内部にルーメンを有すると共に前記第1チューブに挿通される第2チューブと、を備え、
前記第1チューブと前記第2チューブとは長手方向において部分的に接続されている、
可撓性チューブ。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第1チューブと前記第2チューブとは、互いの一方の端部同士および互いの他方の端部同士が接着剤により接続され、その他の部分は接続されていない、
請求項1に記載の可撓性チューブ。
【請求項3】
前記第1チューブを構成する多孔質材料は、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)から成る、
請求項1に記載の可撓性チューブ。
【請求項4】
前記延伸ポリテトラフルオロエチレンは、空隙率が30%以上かつ50%以下である、
請求項3に記載の可撓性チューブ。
【請求項5】
前記第2チューブを構成する素線は、当該素線の長手方向に直交する断面が矩形状である、
請求項1に記載の可撓性チューブ。
【請求項6】
内部にルーメンを有するシャフト本体と、
前記シャフト本体の先端に接続された、請求項1~5の何れかに記載の可撓性チューブと、
を備える、応用機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、診断および検査等で用いられるカテーテルや内視鏡等の可撓性チューブ、および、これを用いた応用機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
診断または検査の目的で、体腔、管腔、または血管に挿入される医療用装置として、カテーテルや内視鏡等の可撓性チューブがある。また、可撓性チューブの中には、近位側での操作に応じて遠位端部分が任意の方向に湾曲するよう構成され、体内の目的位置まで容易に進入可能としたものがある(特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-167101号公報
特開2010-259478号公報
国際公開第2019/203061号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のカテーテルは、遠位端部分の屈曲操作性を向上させるため、剛性の異なる第一部分および第二部分をメインルーメンの周囲に設けている。この場合、剛性の低い第一部分は剛性の高い第二部分よりも変形しやすいため、遠位端部分を屈曲しやすくなると考えられる。しかしながら、遠位端部分に剛性の偏りが存在するため、複数回の使用により屈曲状態に癖が付いてしまい、操作性が損なわれる恐れがある。
【0005】
また、特許文献2の可撓性内視鏡は、一列に並べられた複数の関節輪において隣り合う関節輪を連結軸により連結した構成となっている。そのため、任意の方向へ同様の操作性で屈曲でき、かつ、複数回の使用によっても癖付きが生じないと考えられる。しかしながら、部品点数が多く、製造に多大な手間がかかるとともにコスト高になる。
【0006】
また、特許文献3の可動型カテーテルは、中空のチューブからなるシース本体を備え、メインルーメンの周りに形成されたワイヤ用ルーメンに通されたワイヤを操作して遠位端部分を偏向させるものである。また、シース本体はブレイド層および複数の樹脂層を含む多層チューブ構造となっており、かつ、遠位端へ向かうに従って剛性が低くなるように構成されている。しかしながら、ブレイド層および樹脂層を含む多層構造の場合、可撓性の低下が避けられず、良好な操作性を得ることは困難である。
【0007】
そこで本開示では、製造の手間およびコストを抑制しつつ、使用時の操作性のさらなる向上を図ることができる可撓性チューブ、および、これを用いた応用機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の態様に係る可撓性チューブは、多孔質材料から成る中空状の第1チューブと、素線を用いた編組体から成り内部にルーメンを有すると共に前記第1チューブに挿通される第2チューブと、を備え、前記第1チューブと前記第2チューブとは長手方向において部分的に接続されている。
【0009】
このように、可撓性チューブは、多孔質材料から成る第1チューブを有するため良好な可撓性を確保することができる。また、第1チューブが多孔質ゆえ、複数回の使用により孔に変形が癖付いて、可撓性チューブが短寸化してしまうことが懸念されるが、編組体から成る第2チューブが第1チューブを支持することで、このような癖付きが抑制される。また、第1チューブおよび第2チューブは部分的に接続されているため、湾曲時に互いに相手の変形を阻害しにくく、良好な可撓性を確保することができる。さらに、上記のような可撓性チューブの場合、部品点数が少なくて済むため、製造時の手間が少なく、コストの抑制も可能となる。
【0010】
また、第2の態様に係る可撓性チューブは、第1の態様において、前記第1チューブと前記第2チューブとは、互いの一方の端部同士および互いの他方の端部同士が接着剤により接続され、その他の部分は接続されていなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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