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公開番号
2024172214
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089779
出願日
2023-05-31
発明の名称
針組立体
出願人
ニプロ株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A61M
5/32 20060101AFI20241205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】安全機構が作動したことを容易に確認できる針組立体を提供すること。
【解決手段】針組立体1が、穿刺針5、一方に可撓性チューブが接続され、他方に穿刺針5が固定されたハブ70、穿刺針5が通過する通過部、及び第1係止部を有し、皮膚に載置される土台10、及び第1係止部に係止される第2係止部、及び土台10に組み付けられて、穿刺針5の針先が遮断位置に到達すると少なくとも穿刺針5の針先を保護する針先保護部42を有する安全機構40を備える。ハブ70が土台10に対して離間する方向に移動し、針先が遮断位置に到達すると同時か、又は針先が遮断位置に到達した後に、第1係止部に対する第2係止部の係止が解除されて、安全機構40が土台10から取り外し可能となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
皮下ポートに穿刺される穿刺針と、
一方に可撓性チューブが接続され、他方に前記穿刺針が固定されたハブと、
前記穿刺針が通過する通過部、及び第1係止部を有し、皮膚に載置される土台と、
前記第1係止部に係止される第2係止部、及び、前記穿刺針の針先が遮断位置に到達すると前記針先を保護する針先保護部を有する安全機構と、を備え、
前記ハブが前記土台に対して離間する方向に相対移動し、前記針先が遮断位置に到達すると同時か、又は前記針先が遮断位置に到達した後に、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止が解除されて、前記安全機構が土台から取り外される、針組立体。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記安全機構が、前記第2係止部を付勢する付勢部材を備え、前記第2係止部は前記針先が遮断位置に到達することで前記付勢部材の付勢方向に移動し、前記第1係止部との係止が外れる、請求項1に記載の針組立体。
【請求項3】
前記安全機構が前記針先保護部及び前記付勢部材を収容するケースを備え、
前記付勢部材は前記針先保護部と別体に形成されており、
前記ケースは貫通孔を有し、
前記針先保護部は、前記ケースに対して前記付勢方向に相対移動可能に前記ケース内に配置される本体、前記本体から側方に突出する前記第2係止部、及び前記針先が遮断位置に到達すると前記針先の先端側に位置して前記貫通孔を遮断する遮断部を含む、請求項2に記載の針組立体。
【請求項4】
前記安全機構が前記土台に係止されている状態で、前記ハブは前記土台と係止する土台係止部を有する、請求項1に記載の針組立体。
【請求項5】
前記ケースは開口部を有する有底筒状のケース本体と、前記ケース本体の開口部を塞ぐキャップとから構成され、前記開口部は側方に形成されている、請求項1に記載の針組立体。
【請求項6】
前記土台は切り欠きを有し、前記切り欠きは前記通過部を形成している、請求項1に記載の針組立体。
【請求項7】
前記針先を外部に対して遮断した後で前記遮断部による遮断が解除されることを防止する遮断解除防止機構を有する、請求項3に記載の針組立体。
【請求項8】
前記安全機構が前記土台に係止されている状態で、前記安全機構と前記土台にはそれぞれに位置規制用の凹凸が形成されている、請求項1に記載の針組立体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体、例えば、抗癌剤等の薬液や栄養剤等を体内に注入する際に用いる針組立体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、薬液や栄養剤等を体内に注入する際に用いる針組立体としては、特許文献1に記載されているものがある。この針組立体は、針先通過孔を有する細長い板状のベース、ベースの延在方向の一端側の幅方向両側から幅方向に間隔おいて高さ方向一方側に突出する2つの直立部、第1端部が2つの直立部にヒンジ連結されたアーム、アームの第2端部に固定された固定部を有する穿刺針、及び安全機構を備える。
【0003】
ベースは、例えば、板状のパッド等を介して患者に取り付けられる。アームはヒンジ連結部を支点として旋回できるようになっている。針組立体が患者に設置されている状態では、アームの第2端部は、ベースに近接する位置に配置され、穿刺針の針先は、患者の体内に配置される。薬液等の注入が終了して穿刺針を患者から引き抜く際には、アームの第2端部を直立部に近づけるようにアームを旋回させ、その結果、針先が患者から引き抜かれる。安全機構は、針先がベースの針先通過孔に配置された状態でアームの第2端部がベース側に移動することを防止する。これにより、針先がベースから患者側に露出して患者に接触することを防止できる。
【0004】
また、他の針組立体としては、特許文献2に記載されているものも知られている。この針組立体は、穿刺針と、安全装置を備える。穿刺針は、安全装置を通過可能になっており、安全装置に対して安全装置の高さ方向に摺動可能になっている。針組立体が患者に設置されている状態では、安全装置の底側が患者に設置され、穿刺針は安全装置を通過して針先が患者の体内に配置される。薬液等の注入が終了して穿刺針を患者から引き抜く際には、患者から離れるように穿刺針を安全装置に対して摺動させ、その結果、針先が患者から引き抜かれる。針先が安全装置内の所定領域に収容された状態で所定領域の患者側の開口が安全装置の閉鎖部によって閉鎖される。これにより、針先が安全装置から患者側に露出して患者に接触することを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5008678号公報
特許第5795798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような皮下ポート用の穿刺針は、皮下ポートから穿刺針を引き抜く際に、施術者が針の重力方向上方側を把持しつつ肘を起点として上方側に穿刺針を移動させる。このため、血管用の穿刺針と異なり、針先を見る視線上に手や安全装置が位置しやすく、針の先端側を視認しにくい。このため、施術者は微細な音や持ち手から伝わる振動等を頼りに安全装置の作動を判断しがちである。針の引き抜き時には、針がその他部材に擦れたり、部材間で音や振動が生じたりすることがあり、当該音や振動により安全装置が完全に作動したと施術者が誤認し、針刺し事故が起こる可能性がある。
【0007】
そこで、本開示の目的は、安全機構が作動したことを容易に確認できる針組立体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本開示に係る針組立体は、皮下ポートに穿刺される穿刺針と、一方に可撓性チューブが接続され、他方に前記穿刺針が固定されたハブと、前記穿刺針が通過する通過部、及び第1係止部を有し、皮膚に載置される土台と、前記第1係止部に係止される第2係止部、及び、前記針先が遮断位置に到達すると前記穿刺針の前記針先を保護する針先保護部を有する安全機構と、を備え、前記ハブが前記土台に対して離間する方向に移動し、前記針先が遮断位置に到達すると同時か、又は前記針先が遮断位置に到達した後に、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止が解除されて、前記安全機構が土台から取り外される。
【0009】
本開示によれば、使用者は土台が安全機構から取り外されている否かで安全機構が完全に作動しているか否かを判別することができる。また、土台が取り外されていない状態から、使用者に更に穿刺針を上方に持ち上げる等の追加操作を促すことができるので、針刺し事故を防止することができる。
【0010】
また、前記安全機構が、前記第2係止部を付勢する付勢部材を備え、前記第2係止部は前記針先が遮断位置に到達することで前記付勢部材の付勢方向に移動して、前記第1係止部との係止が外れてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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