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公開番号2025026482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024207356,2021028433
出願日2024-11-28,2021-02-25
発明の名称吹付けノズル及び吹付施工システム
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E04F 21/08 20060101AFI20250214BHJP(建築物)
要約【課題】吹付け施工による耐火被覆工事の省人化を図ることである。
【解決手段】耐火被覆材を施工対象面に吹付ける吹付けノズルであって、ロックウールの吐出もしくは送風を行うロックウール噴出口を備えるノズル本体と、該ノズル本体を取り囲むドーナツ形状の円盤に形成されたガンヘッドを含み、該ガンヘッドは、前記ロックウールと混合されて前記耐火被覆材をなすセメントスラリーを噴出する複数のスラリー用ノズルと、水を噴霧する複数のミスト用ノズルと、を備え、前記スラリー用ノズルは、前記ガンヘッドの内周縁近傍に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
耐火被覆材を施工対象面に吹付ける吹付けノズルであって、
ロックウールの吐出もしくは送風を行うロックウール噴出口を備えるノズル本体と、
該ノズル本体を取り囲むドーナツ形状の円盤に形成されたガンヘッドを含み、
該ガンヘッドは、
前記ロックウールと混合されて前記耐火被覆材をなすセメントスラリーを噴出する複数のスラリー用ノズルと、水を噴霧する複数のミスト用ノズルと、を備え、
前記スラリー用ノズルは、前記ガンヘッドの内周縁近傍に配置されていることを特徴とする吹付けノズル。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
請求項1の吹付ノズルを搭載した吹付施工システムであって、
吹付ノズルが先端に設置されたロボットアームと、
該ロボットアームを搭載する走行部と、を備えることを特徴とする吹付施工システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吹付け施工により耐火被覆工事を実施するために用いる吹付けノズル及び吹付施工システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
鉄骨構造の建築物では、構造体の表面を耐火被覆材で被覆する耐火被覆工事を行って耐火構造とする。耐火被覆工事を吹付け施工により実施する工法としては、乾式工法や半乾式工法が知られている。乾式工法はプレミックスされたロックウールセメントを混合した混合物を、半乾式工法はロックウールとセメントスラリーを混合した混合物を、それぞれ施工対象面に吹き付ける工法である。例えば、特許文献1には、半乾式工法に用いるロックウール吹付け施工用ノズルが開示されている。
【0003】
具体的には、セメントスラリーとロックウールとを個別に圧送してノズルから同時に噴射させることにより両者を混合し被施工体に吹付けるに際し、ロックウール吐出口の周囲に複数のセメントスラリー噴霧チップを配置する。そして、セメントスラリー噴霧チップの俯迎角を、被施工体とロックウール吐出口との距離に応じて調整することで、被施工体に吹付層を形成する。
【0004】
特許文献1で開示されているようなノズルを利用して吹付け施工を実施すれば、効率よく吹付層を形成できるが、セメントに付着しなかったロックウールが飛散しやすいといった課題を有していた。このため、特許文献2では、ミストを噴霧可能な噴霧部を吹付けノズルに設け、飛び散ったロックウールを含む粉じんをミストで湿潤させて重量を増大させ、外部への飛散を防止している。
【0005】
特許文献1及び特許文献2のいずれにおいても、吹付層の表面には不陸や毛羽立ちが生じていたり、また、吹付層が被施工体に十分付着していない恐れがある。このため、施工対象面に形成された吹付層に対して、例えば特許文献3で開示されているような、コテ押さえを実施して耐火仕上げを行うことが義務付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開昭56-110858号公報
特開2020-040020号公報
特開2018-096103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、コテ押さえ作業には人力が必要となり、さらに、施工対象面が高所にある場合には、作業足場や高所作業車等を用いた高所作業が発生する。特に近年では、吹付け作業の省人化及び作業の効率化を目的に吹付けロボットを導入する現場も多く、このような場合には、コテ押さえ作業のために人力を確保し、また、作業足場や高所作業車等の設備を準備することにもなりかねない。
【0008】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、吹付け施工による耐火被覆工事の省人化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成するため本発明の吹付けノズルは、耐火被覆材を施工対象面に吹付ける吹付けノズルであって、ロックウールの吐出もしくは送風を行うロックウール噴出口を備えるノズル本体と、該ノズル本体を取り囲むドーナツ形状の円盤に形成されたガンヘッドを含み、該ガンヘッドは、前記ロックウールと混合されて前記耐火被覆材をなすセメントスラリーを噴出する複数のスラリー用ノズルと、水を噴霧する複数のミスト用ノズルと、を備え、前記スラリー用ノズルは、前記ガンヘッドの内周縁近傍に配置されていることを特徴とする。また、本発明の吹付施工システムは、本発明の吹付ノズルを搭載した吹付施工システムであって、吹付ノズルが先端に設置されたロボットアームと、該ロボットアームを搭載する走行部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の吹付けノズル及び吹付施工システムによれば、耐火被覆材に水を噴霧するとともに、噴霧された水で被覆された前記耐火被覆材の表面を介して、送風による風圧を該耐火被覆材に作用させる。これにより、耐火被覆材は、霧状の水で被覆されること及び風圧を受けることが相まって、その表面が押し付けられて毛羽立ちが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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