TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025014156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116438
出願日2023-07-18
発明の名称切羽前方探査方法
出願人株式会社大林組,日本基礎技術株式会社
代理人個人,個人
主分類E21B 49/00 20060101AFI20250123BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】複数の切羽前方探査を一連の作業で実施できる切羽前方探査方法を提供する。
【解決手段】トンネル切羽2前方の地山の性状を探査する切羽前方探査方法であって、孔底3に至る連通スペースを備えた削孔機1によりトンネル切羽2から前方を削孔し、連通スペースを用いて切羽前方探査工程(孔底3で削孔された岩石粉を採取する岩石粉採取工程、削孔機1の先端ビット11が発する弾性波を解析する弾性波探査工程、岩石コアを採取するコア採取工程と、孔底3からの湧水圧を測定する湧水圧測定工程、地山の変形係数を求める孔内水平載荷試験工程、孔内を撮影する孔内観察工程等)を実施する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トンネル切羽前方の地山の性状を探査する切羽前方探査方法であって、
孔底に至る連通スペースを備えた削孔機によりトンネル切羽から前方を削孔し、
前記連通スペースを用いて切羽前方探査工程を実施することを特徴とする切羽前方探査方法。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記削孔機は、前記連通スペースを前記孔底で削孔された岩石粉の排出口として備え、
前記連通スペースから排出される前記岩石粉を採取する岩石粉採取工程を前記切羽前方探査工程として実施することを特徴とする請求項1に記載の切羽前方探査方法。
【請求項3】
前記連通スペースを通して前記削孔機の先端ビットの近傍に設置したパイロットセンサと、
トンネル軸線と交差する方向に削孔した計測孔に設置した受振器と、を用いて、前記削孔機の先端ビットが発する弾性波を解析する弾性波探査工程を前記切羽前方探査工程として実施することを特徴とする請求項1に記載の切羽前方探査方法。
【請求項4】
前記削孔機は、前記連通スペースを前記孔底で削孔された岩石粉の排出口として備え、
前記連通スペースを通して前記削孔機の先端ビットに設置したコアサンプラーを用いて、岩石コアを採取するコア採取工程を前記切羽前方探査工程として実施することを特徴とする請求項1に記載の切羽前方探査方法。
【請求項5】
前記孔底と前記削孔機の先端ビットとの間隙に前記連通スペースを通して設置したパッカー部を用いて、前記孔底からの湧水圧を測定する湧水圧測定工程を前記切羽前方探査工程として実施することを特徴とする請求項1に記載の切羽前方探査方法。
【請求項6】
前記孔底と前記削孔機の先端ビットとの間隙に前記連通スペースを通して設置したパッカー部を用いて、地山の変形係数を求める孔内水平載荷試験工程を前記切羽前方探査工程として実施することを特徴とする請求項1に記載の切羽前方探査方法。
【請求項7】
前記孔底と前記削孔機の先端ビットとの間隙に前記連通スペースを通して設置した孔内カメラを用いて、孔内を撮影する孔内観察工程を前記切羽前方探査工程として実施することを特徴とする請求項1に記載の切羽前方探査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル切羽前方の地山の性状を探査する切羽前方探査方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
山岳トンネルの掘削は、複雑な地質を有する地山の場合、切羽前方探査を行い、切羽前方の地質状況を把握しながら掘削を進める。切羽前方探査は、例えば、ドリルジャンボや水圧ハンマ等の削孔機を用い、削孔時の機械データ(削孔エネルギー)から、トンネル切羽前方の地山の性状を探査する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-125296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、山岳トンネルの掘削において、「A.削孔検層:削孔エネルギーに基づき地山の硬軟を把握する」だけでなく、必要に応じて以下のB~Gに示す切羽前方探査が実施される。
「B.岩石粉採取:削孔された岩石粉(くり粉)を採取し、重金属含有量調査の試料とする。」
「C.弾性波探査:先端ビットが発する弾性波を解析して、断層破砕帯などの反射面の位置を推定する。」
「D.コア採取:岩石コアを採取し、一軸圧縮強さの供試体や重金属含有量調査を行う。」
「E.湧水圧測定:パッカーを挿入し、湧水圧を測定する。」
「F.孔内水平載荷試験:パッカーにより孔内を変形させ、地山の変形係数を求める。」
「G.孔内観察:ボアホールカメラを孔内に挿入し地山の風化変質や割れ目の頻度状態、地山の自立性、湧水状況、等を把握する。」
【0005】
A~Gの切羽前方探査の内、複数を実施する場合、異なる段取りでそれぞれ別々に作業する必要があった。
「B.岩石粉採取」は、「A.削孔検層」と同時に実施することも可能ではあったが、管の外を通り孔口まで達するため、先端で削孔された岩石粉以外のものも含まれてしまい、正確な試料を得ることができない。
「C.弾性波探査」を「A.削孔検層」と同時に実施する場合、弾性波の受信器を内蔵した専用のロッドを作製する必要がある。
「D.コア採取」は、専用ビットで再度削孔する必要がある。
「E.湧水圧測定」、「F.孔内水平載荷試験」は、削孔機のビットとロッドをすべて引き抜いた後、パッカー等を挿入する必要がある。
「G.孔内観察」は、削孔機のビットとロッドをすべて引き抜いた後、カメラを挿入する必要がある。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消し、複数の切羽前方探査を一連の作業で実施できる切羽前方探査方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の切羽前方探査方法は、トンネル切羽前方の地山の性状を探査する切羽前方探査方法であって、孔底に至る連通スペースを備えた削孔機によりトンネル切羽から前方を削孔し、前記連通スペースを用いて切羽前方探査工程を実施することを特徴とする。
さらに、本発明の切羽前方探査方法において、前記削孔機は、前記連通スペースを前記孔底で削孔された岩石粉の排出口として備え、前記連通スペースから排出される前記岩石粉を採取する岩石粉採取工程を前記切羽前方探査工程として実施してもよい。
さらに、本発明の切羽前方探査方法において、前記連通スペースを通して前記削孔機の先端ビットの近傍に設置したパイロットセンサと、トンネル軸線と交差する方向に削孔した計測孔に設置した受振器と、を用いて、前記削孔機の先端ビットが発する弾性波を解析する弾性波探査工程を前記切羽前方探査工程として実施してもよい。
さらに、本発明の切羽前方探査方法において、前記削孔機は、前記連通スペースを前記孔底で削孔された岩石粉の排出口として備え、前記連通スペースを通して前記削孔機の先端ビットに設置したコアサンプラーを用いて、岩石コアを採取するコア採取工程を前記切羽前方探査工程として実施してもよい。
さらに、本発明の切羽前方探査方法において、前記孔底と前記削孔機の先端ビットとの間隙に前記連通スペースを通して設置したパッカー部を用いて、前記孔底からの湧水圧を測定する湧水圧測定工程を前記切羽前方探査工程として実施してもよい。
さらに、本発明の切羽前方探査方法において、前記孔底と前記削孔機の先端ビットとの間隙に前記連通スペースを通して設置したパッカー部を用いて、地山の変形係数を求める孔内水平載荷試験工程を前記切羽前方探査工程として実施してもよい。
さらに、本発明の切羽前方探査方法において、前記孔底と前記削孔機の先端ビットとの間隙に前記連通スペースを通して設置した孔内カメラを用いて、孔内を撮影する孔内観察工程を前記切羽前方探査工程として実施してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、削孔機を引き抜くことなく、複数の切羽前方探査を一連の作業で実施できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る切羽前方探査方法の実施形態の削孔工程を説明する断面図である。
弾性波探査工程を説明する断面図である。
コア採取工程を説明する断面図である。
湧水圧測定工程及び孔内水平載荷試験工程を説明する断面図である。
孔内観察工程を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。
本実施形態の切羽前方探査方法は、図1を参照すると、中空ロッド10を備えた削孔機1によりトンネル切羽2から前方を削孔する(削孔工程)。中空ロッド10の中空部は、孔底3への空気、水の供給や、孔底3で発生する岩石粉の排出を目的として設けられる。削孔機1の先端ビット11の中心部には、中空ロッド10の中空部と連通し、孔底3に至る開口11aが形成されている。先端ビット11の開口11aと、中空ロッド10の中空部とは、トンネル切羽2から孔底3に至る連通スペースとして機能する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社大林組
1か月前
株式会社大林組
障子
1か月前
株式会社大林組
免震構造
1か月前
株式会社大林組
接合方法
20日前
株式会社大林組
吹出口装置
1か月前
株式会社大林組
免震構造物
24日前
株式会社大林組
蓄熱システム
16日前
株式会社大林組
壁材形成方法
4日前
株式会社大林組
外装交換装置
1か月前
株式会社大林組
空調システム
2日前
株式会社大林組
床版取替え工法
24日前
株式会社大林組
構真柱の構築方法
1か月前
株式会社大林組
構造体の施工方法
9日前
株式会社大林組
ドレンチャー設備
20日前
株式会社大林組
木質板材の加工方法
1か月前
株式会社大林組
インバート更新工法
24日前
株式会社大林組
セメント系水硬性材料
20日前
株式会社大林組
建物構造及び建築方法
1か月前
株式会社大林組
雨水貯留浸透システム
5日前
株式会社大林組
難燃処理木材の評価方法
18日前
株式会社大林組
浮体式構造物の設置方法
1か月前
株式会社大林組
既存建物の免震改修方法
5日前
株式会社大林組
建築物の基礎構造及び方法
1か月前
株式会社大林組
空調システム及び空調方法
2日前
株式会社大林組
構造物形成方法及び構造物
13日前
株式会社シェルター
構造体
1か月前
株式会社シェルター
構造体
1か月前
株式会社大林組
コンクリート構造及び接合方法
20日前
株式会社大林組
ターゲット設置方法、ターゲット
1か月前
株式会社大林組
防火塀及び建物間の延焼防止構造
2日前
株式会社大林組
安定液管理方法及び安定液管理装置
1か月前
株式会社大林組
安全管理システム及び安全管理方法
19日前
株式会社大林組
点検管理システム及び点検管理方法
1か月前
株式会社大林組
評価方法、処理装置、及びプログラム
24日前
株式会社大林組
地中連続壁の構築方法及び地中連続壁
1か月前
株式会社大林組
差分認識方法および差分認識システム
1か月前
続きを見る