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公開番号2024176601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095292
出願日2023-06-09
発明の名称シャッター装置
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E06B 9/06 20060101AFI20241212BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】遮熱性を向上させた上下可動式のシャッター装置を提供する。
【解決手段】シャッター装置は、複数のパネル材21T,21M,21Bにより建物内の空間を2つの空間に区画する。パネル材21T,21M,21Bは、金属製の表面材31と、表面材31の表面を被覆する発泡性耐火被覆材50と、を有する。発泡性耐火被覆材50は、発泡性耐火材によって形成されている。発泡性耐火被覆材50は、火災にともなう熱によって発泡してパネル材21T,21M,21Bの間の目地部分36,37を塞ぐように設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のパネル材により建物内の空間を2つの空間に区画する上下可動式のシャッター装置であって、
前記パネル材は、金属製の表面材と、前記表面材の表面を被覆し火災発生時に加熱されることで発泡する発泡性耐火被覆材と、を有する
シャッター装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記発泡性耐火被覆材は、火災にともなう熱によって発泡して前記パネル材の間の目地部分を塞ぐように設けられている
請求項1に記載のシャッター装置。
【請求項3】
前記発泡性耐火被覆材は、前記目地部分を被覆する部分の厚さが前記目地部分以外を被覆する部分の厚さよりも厚く形成されている
請求項2に記載のシャッター装置。
【請求項4】
前記シャッター装置は、天井空間を区画する区画壁あるいは区画梁に支持されており、
前記区画壁あるいは前記区画梁は、鉄骨あるいは鉄筋コンクリートで形成されている
請求項1に記載のシャッター装置。
【請求項5】
前記表面材が中空形状に形成されており、
前記パネル材は、前記表面材の内部に不燃断熱材を有する
請求項1~4のいずれか一項に記載のシャッター装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物内の空間を区画することで他の区画からの延焼を防止する上下可動式のシャッター装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、状況に応じて建物内の空間を分割して区画するシャッター装置が知られている。こうしたシャッター装置は、例えば特許文献1のように、複数のパネル材によって延焼防止のための区画が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-274763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したシャッター装置には、火災発生時における延焼の抑制や避難路の確保などを目的として、遮炎性だけでなく遮熱性を向上させることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するシャッター装置は、複数のパネル材により建物内の空間を2つの空間に区画する。前記パネル材は、金属製の表面材と、前記表面材の表面を被覆する耐火性の表面被覆材と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、上下可動式のシャッター装置の遮熱性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
シャッター装置の一実施形態を模式的に示す斜視図である。
シャッター装置の概略構成を模式的に示す図である。
パネル材の横断面構造を示す図である。
(a)火災側において表面被覆材が発泡した状態を模式的に示す図であり、(b)非火災側においても表面被覆材が発泡した状態を模式的に示す図である。
変形例におけるパネル材を模式的に示す断面図である。
変形例におけるパネル材を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図4を参照して、シャッター装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、シャッター装置20は、建物内の空間を2つの空間に区画可能に構成されている。具体的には、シャッター装置20は、床11、天井12、および、壁13によって形成される空間15を、上下方向に並ぶ複数のパネル材21で2つの空間に区画する。シャッター装置20の周辺においては、延焼を遮断する性能を備える壁13が用いられている。
【0009】
シャッター装置20は、上下可動式のシャッター装置である。シャッター装置20は、天井空間17(図2参照)に複数のパネル材21が収納された収納状態と、複数のパネル材21によって空間15を区画する区画状態と、を有する。複数のパネル材21は、空間15においては、壁13に設けられた上下方向に延びるガイドレール22に沿うように移動する。
【0010】
シャッター装置20は、天井12に設けられた開口部16を通じて、天井空間17に収納されているパネル材21が順番に空間15へと移動することにより、収納状態から区画状態へと遷移する。シャッター装置20は、天井12の開口部16を通じて、空間15に配設されているパネル材21が順番に天井空間17へと移動することにより、区画状態から収納状態へと遷移する。
(【0011】以降は省略されています)

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