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公開番号
2025026108
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131478
出願日
2023-08-10
発明の名称
便器装置
出願人
株式会社LIXIL
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
E03D
5/01 20060101AFI20250214BHJP(上水;下水)
要約
【課題】洗浄水を便鉢の広範囲に亘って流すことができる技術を提供する。
【解決手段】便器装置は、排水流路に連通する便鉢と、前記便鉢の上端部から前記便鉢に流れる洗浄水を吐出する第1吐水口及び第2吐水口と、前記排水流路に向けて前記洗浄水を吐出する第3吐水口と、を備える吐水流路と、前記洗浄水を昇圧して、前記第1吐水口、前記第2吐水口及び前記第3吐水口を含む前記吐水流路から前記便鉢に前記洗浄水を送り出すポンプと、を備えていてもよい。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
下方に溜水部を有する便鉢と、
前記便鉢の上端部から前記便鉢に流れる洗浄水を吐出する第1吐水口及び第2吐水口と、少なくとも一部が前記溜水部に浸かっている第3吐水口と、を備える吐水流路と、
前記洗浄水を昇圧して、前記第1吐水口、前記第2吐水口及び前記第3吐水口を含む前記吐水流路から前記便鉢に前記洗浄水を送り出すポンプと、を備える、便器装置。
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【請求項2】
前記吐水流路において前記ポンプと前記第3吐水口との間に配置されており、前記ポンプから前記第3吐水口に向かう前記洗浄水の通過を許容し、前記第3吐水口から前記ポンプに向かう前記洗浄水の通過を制限する逆止弁装置をさらに備える、請求項1に記載の便器装置。
【請求項3】
前吐水流路において前記ポンプと前記第1吐水口との間、前記ポンプと前記第2吐水口との間、及び前記ポンプと前記第3吐水口との間に配置される切替弁装置をさらに備え、
前記切替弁装置は、
前記ポンプと前記第1吐水口とを連通する第1連通状態と、前記ポンプと前記第1吐水口とを遮断する第1遮断状態と、を切り替え、
前記ポンプと前記第2吐水口とを連通する第2連通状態と、前記ポンプと前記第2吐水口とを遮断する第2遮断状態と、を切り替え、
前記ポンプと前記第3吐水口とを連通する第3連通状態と、前記ポンプと前記第3吐水口とを遮断する第3遮断状態と、を切り替える、請求項1及び2のいずれか一項に記載の便器装置。
【請求項4】
前記吐水流路において前記ポンプと前記第1吐水口との間に配置される第1逆止弁装置及び前記第1逆止弁装置と前記第1吐水口との間に配置される第1切替弁装置とを含む第1弁組み合わせと、前記吐水流路において前記ポンプと前記第2吐水口との間に配置される第2逆止弁装置及び前記第2逆止弁装置と前記第2吐水口との間に配置される第2切替弁装置とを含む第2弁組み合わせと、前記吐水流路において前記ポンプと前記第3吐水口との間に配置される第3逆止弁装置及び前記第3逆止弁装置と前記第3吐水口との間に配置される第3切替弁装置を含む第3弁組み合わせと、の少なくとも一方を、さらに備え、
前記第1弁組み合わせでは、
前記第1逆止弁装置は、前記ポンプから前記第1吐水口に向かう前記洗浄水の通過を許容し、前記第1吐水口から前記ポンプに向かう前記洗浄水の通過を制限し、
前記第1切替弁装置は、前記ポンプと前記第1吐水口とを連通する第1連通状態と、前記ポンプと前記第1吐水口とを遮断する第1遮断状態と、を切り替え、
前記第2弁組み合わせでは、
前記第2逆止弁装置は、前記ポンプから前記第2吐水口に向かう前記洗浄水の通過を許容し、前記第2吐水口から前記ポンプに向かう前記洗浄水の通過を制限し、
前記第2切替弁装置は、前記ポンプと前記第2吐水口とを連通する第2連通状態と、前記ポンプと前記第2吐水口とを遮断する第2遮断状態と、を切り替え、
前記第3弁組み合わせでは、
前記第3逆止弁装置は、前記ポンプから前記第3吐水口に向かう前記洗浄水の通過を許容し、前記第3吐水口から前記ポンプに向かう前記洗浄水の通過を制限し、
前記第3切替弁装置は、前記ポンプと前記第3吐水口とを連通する第2連通状態と、前記ポンプと前記第3吐水口とを遮断する第3遮断状態と、を切り替える、請求項1に記載の便器装置。
【請求項5】
前記切替弁装置は、前記吐水流路に配置されるダイヤフラム弁と、前記ダイヤフラム弁の背圧側の圧力を制御する電磁弁と、を備えるパイロット弁装置を備える、請求項3に記載の便器装置。
【請求項6】
前記ポンプと前記切替弁装置とを制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記第3吐水口から前記洗浄水を吐出させる場合、前記ポンプを作動させるための信号を供給し、次いで、前記切替弁装置を前記第3遮断状態から前記第3連通状態に切り替えるための信号を前記切替弁装置に供給する、請求項3に記載の便器装置。
【請求項7】
前記ポンプと前記切替弁装置とを制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記ポンプと前記切替弁装置とを制御することによって、前記便鉢の下部に溜まる溜水の水面高さが、第1高さと、前記第1高さよりも低い第2高さと、のいずれかの高さとなるように、前記吐水流路から前記便鉢に供給される洗浄水量を調整する、請求項3に記載の便器装置。
【請求項8】
前記吐水流路は、前記第1吐水口と前記第2吐水口と前記第3吐水口とを含む複数の吐水口を備え、
前記ポンプは、前記複数の吐水口から前記便鉢に前記洗浄水を供給し、
前記便器装置は、さらに、前記複数の吐水口のそれぞれについて、前記吐水流路おいて前記ポンプと当該吐水口を連通する連通状態と、前記ポンプと当該吐水口とを遮断する遮断状態と、を切り替える、複数の切替弁を備える、請求項1及び2のいずれか一項に記載の便器装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、便器装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給水部から供給される洗浄水が流れる流路をジェット洗浄流路およびリム洗浄流路のいずれかに切り替える切替機構部と、洗浄水を圧送するポンプと、を備える便器装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-087481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
便鉢に排泄物が排泄されると、排泄物及び水滴の少なくとも一方が便鉢表面に飛散する可能性がある。
【0005】
本明細書では、洗浄水を便鉢の広範囲に亘って流すことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示の技術は、便器装置に関する。便器装置は、排水流路に連通する便鉢と、前記便鉢の上端部から前記便鉢に流れる洗浄水を吐出する第1吐水口及び第2吐水口と、前記排水流路に向けて前記洗浄水を吐出する第3吐水口と、を備える吐水流路と、前記洗浄水を昇圧して、前記第1吐水口、前記第2吐水口及び前記第3吐水口を含む前記吐水流路から前記便鉢に前記洗浄水を送り出すポンプと、を備えていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の便器装置の斜視図を示す。
左右方向中央における左右方向に垂直な断面の便器本体及び便座の断面図を示す。
実施形態の吐出部の構成ブロック図を示す。
図2のIV-IV断面における便鉢と上端リム部の断面図を示す。
実施形態の吐出部の側面図を示す。
実施形態の吐出部の平面図を示す。
実施形態の切替弁の背面図を示す。
実施形態の切替弁の平面図を示す。
図8のIX-IX断面の断面図を示す。
図8のX-X断面の断面図を示す。
実施形態の洗浄処理のフローチャートを示す。
実施形態のリザーバの分解斜視図を示す。
図12のXIII-XIII断面の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(便器装置10の構成)
図1に示すように、便器装置10は、水洗式の大便器である。便器装置10は、床面に固定されて使用される。便器装置10は、例えば、壁に固定されるいわゆる壁掛け式の水洗式大便器であってもよい。
【0009】
便器装置10は、便器部12と、便座14と、機能部16と、リザーバ18(図2参照)と、給水開閉弁19と、吐水部40(図3参照)と、制御部100と、着座センサ90と、を備える。図2は、便鉢22の左右方向の中央における左右方向に垂直な断面図を示す。図2に示すように、便器部12は、便器本体20と、上端リム部30と、を備える。便器本体20は、陶器である。便器本体20は、汚物を受け止める便鉢22を備える。便器本体20には、便器本体20の下端にリザーバ18が収容されている。リザーバ18は、便鉢22を洗浄する洗浄水を貯める。リザーバ18には、図示省略した上水管から水が供給される。給水開閉弁19は、上水管とリザーバ18との連通と遮断を切り替える。便器装置10は、吐水部40と電気的に接続される洗浄ボタン(図示省略)を備える。ユーザによって洗浄ボタンが操作されると、リザーバ18から吐水部40を介して、便鉢22に洗浄水を吐出する洗浄処理が実行される。機能部16は、ユーザの動作に合わせて、図示省略した便蓋を自動的に開閉する開閉機能、局部洗浄、温風乾燥、脱臭機能、等の機能を有してもよい。
【0010】
便器装置10では、洗浄ボタンの操作の他に、便器装置10に配置されるレバーの操作によって、洗浄処理が実行されてもよい。洗浄ボタンは、吐水部40に有線及び無線の一方で電気的に接続されるリモートコントローラに配置されていてもよい。ユーザによる操作が無くても、リザーバ18内の洗浄水が便鉢22に供給されてもよい。例えば、センサによってユーザが非検知になった場合に、リザーバ18内の洗浄水が便鉢22に供給されてもよい。便器装置10では、ユーザの操作及び設定の少なくとも一方に応じて、大洗浄処理と小洗浄処理の2種類の洗浄処理のいずれかの洗浄処理が実行される。例えば、洗浄ボタンは、大洗浄と小洗浄のいずれかを選択可能な複数のボタンを有しており、ユーザによって選択されたボタンに応じて、大洗浄処理と小洗浄処理の2種類の洗浄処理のいずれかの洗浄処理が実行される。
(【0011】以降は省略されています)
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