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公開番号
2025025768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130879
出願日
2023-08-10
発明の名称
プレス成形品の製造方法
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
B21D
22/26 20060101AFI20250214BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】プレス成形の際、ワレ又はシワの発生を抑制するのが望ましい。
【解決手段】プレス成形品の製造方法であって、プレス成形により中間成形品を形成することと、中間成形品に対するプレス成形によりプレス成形品を形成することとを備える。中間成形品は、天板部と、プレ縦壁部と、プレ横壁部と、プレ底壁部と、膨出部と、を備える。プレス成形品は、天板部と、縦壁部と、横壁部と、底壁部と、第1稜線と、第2稜線と、第3稜線と、集合部と、を備える。膨出部は、プレ縦壁部と、プレ横壁部と、プレ底壁部とに隣接する板状の部位である。膨出部をプレス成形により変形させることで、中間成形品からプレス成形品が形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
プレス成形品の製造方法であって、
板状の部材に対するプレス成形により中間成形品を形成することと、
前記中間成形品に対するプレス成形によりプレス成形品を形成することと、を備え、
前記プレス成形品は、
縦端部と横端部とを有する板状の部位である天板部と、
前記天板部の前記縦端部から延びる板状の部位である縦壁部と、
前記天板部の前記横端部から延び、前記縦壁部に隣接する板状の部位である横壁部と、
前記縦壁部及び前記横壁部に隣接する板状の部位である底壁部と、
前記縦壁部と前記底壁部との境界を形成する第1稜線と、
前記横壁部と前記底壁部との境界を形成する第2稜線と、
前記横壁部と前記縦壁部との境界を形成する第3稜線と、
前記第1、第2、及び第3稜線の各々の端部と繋がる点状又は面状の部位である集合部と、を備え、
前記底壁部は、前記第1稜線から膨出側に突出すると共に、前記横壁部は、前記第3稜線から前記膨出側に突出し、
前記中間成形品は、
前記天板部と、
前記天板部の前記縦端部から延びる板状の部位であるプレ縦壁部と、
前記天板部の前記横端部から延びる板状の部位であるプレ横壁部と、
前記プレ縦壁部及び前記プレ横壁部に隣接する板状の部位であるプレ底壁部と、
前記プレ縦壁部と、前記プレ横壁部と、前記プレ底壁部とに隣接する板状の部位である膨出部と、を備え、
前記膨出部は、前記第1及び第3稜線よりも前記膨出側に位置し、且つ、前記集合部よりも前記膨出側で、前記プレ横壁部と前記プレ底壁部との境界を形成するプレ第2稜線と交差し、
前記膨出部をプレス成形により変形させることで、前記中間成形品から前記プレス成形品が形成される
プレス成形品の製造方法。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記膨出部において、前記プレ横壁部との境界のうち、最も前記天板部側に位置する部分を、頂点とし、
前記頂点は、前記天板部の近傍に位置する
プレス成形品の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記膨出部は、前記プレ底壁部の反対側に位置する端部である頂上部を有し、
前記頂上部は、前記天板部の端部に沿って延びる
プレス成形品の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記プレス成形品は、前記第1稜線の方向の端部が前記底壁部の反対側に向かって突出するように湾曲している
プレス成形品の製造方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のプレス成形品の製造方法であって、
前記プレス成形品は、引張強度が980MPa以上である高張力鋼により構成されている
プレス成形品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プレス成形により行われるプレス成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、連続フランジ部が形成された溝状の部材を、プレス成形により形成する技術が知られている。なお、連続フランジ部とは、溝状の部材の伸長方向の端部と幅方向の端部とに繋がった状態で設けられたフランジ部を意味する。連続フランジ部には、伸長方向の端部と幅方向の端部との境界に、折れ曲がった部分(以後、稜線)が形成されている。
【0003】
そして、特許文献1に開示された製造方法では、上記部材を形成する際、まず、プレス成形により、ブランク材から、連続フランジ部及び稜線が設けられた中間成形品が形成される。その後、中間成形品に対しプレス形成を行うことで、溝状の部材が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6265315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術によれば、連続フランジ部における稜線の周辺でのシワの発生を抑制できる。しかしながら、特許文献1の方法では、プレス成形の際に中間成形品に加えられる荷重を十分に分散させることができず、ワレ又はシワが発生する恐れがある。
【0006】
本開示の一態様では、プレス成形の際、ワレ又はシワの発生を抑制するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、プレス成形品の製造方法であって、板状の部材に対するプレス成形により中間成形品を形成することと、中間成形品に対するプレス成形によりプレス成形品を形成することと、を備える。プレス成形品は、天板部と、縦壁部と、横壁部と、底壁部と、第1稜線と、第2稜線と、第3稜線と、集合部と、を備える。天板部は、縦端部と横端部とを有する板状の部位である。縦壁部は、天板部の縦端部から延びる板状の部位である。横壁部は、天板部の横端部から延び、縦壁部に隣接する板状の部位である。底壁部は、縦壁部及び横壁部に隣接する板状の部位である。第1稜線は、縦壁部と底壁部との境界を形成する。第2稜線は、横壁部と底壁部との境界を形成する。第3稜線は、横壁部と縦壁部との境界を形成する。集合部は、第1、第2、及び第3稜線の各々の端部と繋がる点状又は面状の部位である。底壁部は、第1稜線から膨出側に突出すると共に、横壁部は、第3稜線から膨出側に突出する。中間成形品は、天板部と、プレ縦壁部と、プレ横壁部と、プレ底壁部と、膨出部と、を備える。プレ縦壁部は、天板部の縦端部から延びる板状の部位である。プレ横壁部は、天板部の横端部から延びる板状の部位である。プレ底壁部は、プレ縦壁部及びプレ横壁部に隣接する板状の部位である。膨出部は、プレ縦壁部と、プレ横壁部と、プレ底壁部とに隣接する板状の部位である。また、膨出部は、第1及び第3稜線よりも膨出側に位置し、且つ、集合部よりも膨出側で、プレ横壁部とプレ底壁部との境界を形成するプレ第2稜線と交差する。膨出部をプレス成形により変形させることで、中間成形品からプレス成形品が形成される。
【0008】
上記構成によれば、中間成形品に膨出部が設けられているため、プレス成形を行う際に荷重が集中するのを抑制できる。このため、プレス成形の際、ワレ又はシワが発生するのを抑制できる。
【0009】
本開示の一態様では、膨出部において、プレ横壁部との境界のうち、最も天板部側に位置する部分を、頂点としてもよい。頂点は、天板部の近傍に位置してもよい。
上記構成によれば、中間成形品に対しプレス成形を行う際に、より一層、荷重が集中するのを抑制できる。このため、プレス成形の際に、より好適にワレ又はシワが発生するのを抑制できる。
【0010】
本開示の一態様では、膨出部は、プレ底壁部の反対側に位置する端部である頂上部を有してもよい。頂上部は、天板部の端部に沿って延びてもよい。
上記構成によれば、中間成形品に対しプレス成形を行う際に、より一層、荷重が集中するのを抑制できる。このため、プレス成形の際に、より好適にワレ又はシワが発生するのを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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