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公開番号
2025024539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128724
出願日
2023-08-07
発明の名称
締結具
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F16F
15/08 20060101AFI20250213BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】締結具の制振作用を向上する。
【解決手段】第1部材と、第1部材上に配置される第2部材と、を締結するための締結具は、内筒と、外筒と、弾性部材と、固定部材と、を備える。固定部材は、弾性部材及び外筒における軸方向の先端側の端面を覆い、外筒の当該端面に当接する挟持部と、挟持部における軸方向の先端側と反対側である後端側の面から軸方向の後端側に向かって延びる規制部と、を有する。締結具は、内筒が締結部品を通じて第1部材に固定されたとき、第2部材の貫通孔に貫通するように配置された内筒、弾性部材、外筒、及び固定部材を通じて、第2部材の第1部材に対する変位を制限することによって、第1部材と第2部材とを締結するように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1部材と、前記第1部材上に配置される第2部材と、を締結するための締結具であって、
締結部品を挿入可能な挿入孔が軸方向に貫通するように形成されている筒状の部材である内筒と、
前記軸方向に延びる筒状の部材であって、前記内筒の外周面を囲むように配置された外筒と、
前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との間に配置された弾性部材と、
前記弾性部材及び前記外筒における前記軸方向の先端側の端面を覆い、前記外筒の当該端面に当接する挟持部と、前記挟持部における前記軸方向の前記先端側と反対側である後端側の面から前記軸方向の前記後端側に向かって延びる規制部と、を有する固定部材と、
を備え、
前記規制部は、前記外筒との間に隙間を空けて前記外筒の径方向外側に設けられており、
前記第1部材は、前記軸方向の前記先端側に、前記締結部品を締結可能な締結孔を有し、
前記第2部材は、前記軸方向に貫通する貫通孔を有しており、
前記内筒及び前記外筒は、前記第2部材の前記貫通孔が前記締結孔と通じるように、前記第2部材が前記第1部材における前記先端側の面に配置されるとき、前記第1部材の前記先端側の面に、前記第2部材の前記貫通孔を貫通するように、更には前記挿入孔が前記締結孔と通じるように配置され、
前記内筒は、前記締結部品が前記挿入孔に挿入され、更に前記締結孔に締結されたとき、前記軸方向と直交する方向に対して、前記第1部材に固定されるように構成され、
前記締結部品が前記締結孔に締結されたとき、前記挟持部の前記先端側の面が前記締結部品と当接することにより、前記挟持部は前記外筒の前記軸方向に対する変位を規制し、前記外筒は前記軸方向と直交する方向に摺動可能であるように配置され、
前記締結具は、前記内筒が前記締結部品を通じて前記第1部材に固定されたとき、前記貫通孔に貫通するように配置された前記内筒、前記弾性部材、前記外筒、及び前記固定部材を通じて、前記第2部材の前記第1部材に対する変位を制限することによって、前記第1部材と前記第2部材とを締結するように構成される、
締結具。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の締結具であって、
前記規制部は前記第2部材に当接するように設けられる、
締結具。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の締結具であって、
前記外筒の外周面における前記後端側の端部は、前記第2部材における前記貫通孔を形成する縁部と接合されている、
締結具。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の締結具であって、
前記内筒における前記先端側の端面は、前記外筒における前記先端側の端面よりも前記軸方向の前記先端側に位置し、前記締結部品が前記締結孔に締結されたとき、前記締結部品と当接するように配置される、
締結具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は締結具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
異なる径の外筒及び内筒を同軸上に配置し、これらの外筒と内筒との間に弾性体を取り付けた締結具が知られている。
例えば、特許文献1には、マウントインシュレータの外筒と内筒との間に取り付けた弾性体の変形によって生じる外筒と内筒との軸線方向の相対変化を規制するストッパを備えるマウントインシュレータユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-330067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているマウントインシュレータユニットでは、外筒と内筒との間に圧入嵌合されるストッパが設けられている。外筒の径方向外側とストッパとの間には隙間がないため、外筒と内筒との間にある弾性体は、軸線方向と直交する方向への動きが制限される。このため、弾性体の制振作用を十分に得られない問題があった。
【0005】
本開示の一局面は、締結具の制振作用を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、第1部材と、第1部材上に配置される第2部材と、を締結するための締結具であって、内筒と、外筒と、弾性部材と、固定部材と、を備える。内筒は、締結部品を挿入可能な挿入孔が軸方向に貫通するように形成されている筒状の部材である。外筒は、軸方向に延びる筒状の部材であって、内筒の外周面を囲むように配置される。弾性部材は、内筒の外周面と外筒の内周面との間に配置される。固定部材は、弾性部材及び外筒における軸方向の先端側の端面を覆い、外筒の当該端面に当接する挟持部と、挟持部における軸方向の先端側と反対側である後端側の面から軸方向の後端側に向かって延びる規制部と、を有する。規制部は、外筒との間に隙間を空けて外筒の径方向外側に設けられている。
【0007】
第1部材は、軸方向の先端側に、締結部品を締結可能な締結孔を有する。第2部材は、軸方向に貫通する貫通孔を有している。内筒及び外筒は、第2部材の貫通孔が締結孔と通じるように、第2部材が第1部材における先端側の面に配置されるとき、第1部材の先端側の面に、第2部材の貫通孔を貫通するように、更には挿入孔が締結孔と通じるように配置される。
【0008】
内筒は、締結部品が挿入孔に挿入され、更に締結孔に締結されたとき、軸方向と直交する方向に対して、第1部材に固定されるように構成される。締結部品が締結孔に締結されたとき、挟持部の先端側の面が締結部品と当接することによって、挟持部は外筒の軸方向に対する変位を規制し、外筒は軸方向と直交する方向に摺動可能であるように配置される。締結具は、内筒が締結部品を通じて第1部材に固定されたとき、貫通孔に貫通するように配置された内筒、弾性部材、外筒、及び固定部材を通じて、第2部材の第1部材に対する変位を制限することによって、第1部材と第2部材とを締結するように構成される。
【0009】
このような構成によれば、外筒が軸方向と直交する方向に摺動可能であるため、弾性部材は軸方向と直交する方向に変形可能である。このため、第1部材から生じる振動が外筒及び弾性部材に伝わり、弾性部材の変形による締結具の制振作用を向上することができる。
【0010】
本開示の一態様では、規制部は第2部材に当接するように設けられてもよい。
このような構成によれば、第2部材の軸方向の動きを規制部によって規制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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