TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025025728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130808
出願日2023-08-10
発明の名称船舶推進システムおよびその制御方法、船舶
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B63H 25/04 20060101AFI20250214BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】静粛性を確保しつつ旋回性を高める。
【解決手段】スケグ23を有し転舵可能な船外機4は船尾2Aに配置され、転舵可能なトローリングモータ5は、船首2Bに配置される。トローリングモータモードにおいて、操船指示に基づいて、トローリングモータ5の推進力が制御されると共に、船外機4については、推進力を発生させることなくスケグ23の転舵角度が制御される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
船体における船尾に配置され、舵部を有し転舵可能な第1推進機と、
前記船体における船尾よりも前の位置に配置され、転舵可能な第2推進機と、
前記第2推進機の推進力を利用する所定モードにおいて、操船指示に基づいて、前記第2推進機の推進力を制御すると共に、前記第1推進機については、推進力を発生させることなく前記舵部の転舵角度を制御する制御部と、を有する、船舶推進システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記所定モードのうち第1モードにおいては、前記第2推進機の転舵角度を直進方向に維持したまま、前記操船指示における操舵指示に基づいて前記舵部の転舵角度を制御する、請求項1に記載の船舶推進システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記所定モードのうち第2モードにおいては、前記操船指示における操舵指示に基づいて、前記第2推進機の転舵角度および前記舵部の転舵角度を制御する、請求項1または2に記載の船舶推進システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記所定モードのうち第3モードにおいては、前記操船指示における操舵指示が示す操舵指示量に基づいて、前記第2推進機の転舵角度を制御する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の船舶推進システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記第3モードにおいて、前記操舵指示量が所定量未満である場合は前記第2推進機の転舵角度を直進方向とし、前記操舵指示量が前記所定量以上である場合は前記第2推進機の転舵角度を前記操舵指示量に応じた角度にする、請求項4に記載の船舶推進システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記所定モードのうち第4モードにおいて、前記操船指示における操舵指示に基づいて前記舵部の転舵角度を制御すると共に、前記操舵指示が示す操舵指示量と船速とに基づいて前記第2推進機を制御する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の船舶推進システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記第4モードにおいて、前記船速が所定速度以上で且つ前記操舵指示量が所定量未満であれば前記第2推進機の転舵角度を直進方向に維持し、前記船速が前記所定速度以上で且つ前記操舵指示量が前記所定量以上であれば前記操舵指示量に基づいて前記第2推進機の転舵角度を変化させる、請求項6に記載の船舶推進システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記第4モードにおいて、前記船速が所定速度未満の場合は、前記操舵指示量に基づいて前記第2推進機の転舵角度を変化させる、請求項6に記載の船舶推進システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記第4モードにおいて、前記船速が前記所定速度以上の場合と比べて、前記所定速度未満の場合には、前記操舵指示量に応じた前記第2推進機の転舵角度を大きくする、請求項8に記載の船舶推進システム。
【請求項10】
前記操船指示は、ジョイスティックの操作に基づき取得される、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の船舶推進システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶推進システムおよびその制御方法、船舶に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、船尾に配置された船外機等の推進機とは別に、船尾より前に配置された推進機を備える船舶推進システムが知られている。例えば、特許文献1の船舶は、船尾に船外機を備えると共に、船首にトローリングモータを備えている。ジョイスティックの操作により2つの推進機を連携させて制御することで、横移動、回頭のほか、横移動を伴う回頭などが実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9988134号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トローリングモータと船外機とを併用することで旋回性能が向上する。しかし船外機の動作により騒音が発生する。一般に、トローリングモータのような補助的な推進機が使用されるケースには低速状況が想定されるため、静粛性が求められる場合が多い。そのため、静粛性と旋回性との両立が望まれる。
【0005】
本発明は、静粛性を確保しつつ旋回性を高めることができる船舶推進システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の一態様による船舶推進システムは、船体における船尾に配置され、舵部を有し転舵可能な第1推進機と、前記船体における船尾よりも前の位置に配置され、転舵可能な第2推進機と、前記第2推進機の推進力を利用する所定モードにおいて、操船指示に基づいて、前記第2推進機の推進力を制御すると共に、前記第1推進機については、推進力を発生させることなく前記舵部の転舵角度を制御する制御部と、を有する。
【0007】
この構成によれば、船舶推進システムは、船体における船尾に配置され、舵部を有し転舵可能な第1推進機と、船体における船尾よりも前の位置に配置され、転舵可能な第2推進機と、を有する。第2推進機の推進力を利用する所定モードにおいて、操船指示に基づいて、第2推進機の推進力が制御されると共に、第1推進機については、推進力を発生させることなく舵部の転舵角度が制御される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、静粛性を確保しつつ旋回性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
船舶推進システムが適用される船舶の模式的な上面図である。
船舶の船首部分および船尾部分の模式的な側面図である。
ジョイスティックの斜視図である。
ステアリングをほぼ正面から見た図である。
船舶推進システムのブロック図である。
トローリングモータモード処理のフローチャートである。
トローリングモータモードに応じた制御例を示す模式図である。
トローリングモータの転舵量を決定するためのマップである。
その他のモードにおける制御例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
川下り用船
3か月前
個人
発電船
4か月前
個人
シーアンカー
5か月前
個人
船用横揺防止具
19日前
個人
流体抵抗低減省エネ船
11か月前
小柳建設株式会社
台船
6か月前
ウラカミ合同会社
曳航ロボット
6か月前
炎重工株式会社
浮標
1か月前
炎重工株式会社
浮標
1か月前
炎重工株式会社
移動体
4か月前
個人
水陸両用移動装置
6か月前
個人
船舶
1か月前
オーケー工業株式会社
係留フック
5日前
ダイハツ工業株式会社
ジャケット
7か月前
個人
キャタピラ推進式高速船
10か月前
トヨタ自動車株式会社
ガンネル治具
9か月前
誠加興業股分有限公司
呼吸用マスク
6か月前
常石造船株式会社
メタノール燃料船
2か月前
個人
海洋「いかだ」上の風力発電システム
11か月前
株式会社テラサン
位置保持システム
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
船外機
1か月前
川崎汽船株式会社
ドライアイス輸送船
8か月前
炎重工株式会社
自律航行浮遊体
1か月前
藤倉コンポジット株式会社
架台
2か月前
株式会社神戸タフ興産
船舶の甲板構造
3か月前
株式会社大林組
水中潜行システム
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
船外機および船舶
27日前
ヤマハ発動機株式会社
船外機および船舶
1か月前
個人
搬送器材
11か月前
株式会社大林組
浮体式構造物の設置方法
5日前
サームトロン株式会社
外付けスラスタ装置
11か月前
株式会社小野田産業
シェルタ
8か月前
高階救命器具株式会社
救命具
8か月前
ASTI株式会社
操作機構取付構造
3か月前
個人
水中観察ボート、曲肱システム及び動揺病軽減
9か月前
常石造船株式会社
メタノール燃料コンテナ船
1か月前
続きを見る