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公開番号2024073771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184659
出願日2022-11-18
発明の名称水中観察ボート、曲肱システム及び動揺病軽減
出願人個人
代理人
主分類B63C 11/49 20060101AFI20240523BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】魚影を直視して狙いを定める水中観察釣りを快適に行え、動揺病軽減を図るボートの提供を課題とする。
【解決手段】トランサム3と船内略平床面5との接続部に、透明板体2aを船体中心線上に斜設して水中観察窓2を形成することによって、ユーザは自然と伏臥し曲肱する水中観察窓姿勢を得られ、動揺病軽減が図られるとともに、スリリングな水中観察釣りが快適に楽しめることを特徴とする水中観察ボートである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
伏臥し曲肱する水中観察姿勢をとるユーザ15(以下、伏臥ユーザと称する)に使用される水中観察ボートであって、
船体中心線上に位置し、トランサム3と船内略平床面5との接続部に有す開口部へ、透明板体2aを斜設して形成される水中観察窓2と、
を備えることを特徴とする水中観察ボート。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記伏臥ユーザの手近範囲とされるスターン部(船体3等分における)に有す前記トランサム、前記略平床面及び側壁部に艤装を配設する曲肱システム本体部であって、
船外導出部 図621と、
手動及び自動リモート制御手段を用いたバウ側アンカーウインチ17の少なくとも制御部と、
船体左右に設けられた車輪付推進機11と、
遠隔刺し餌放出器 図8と、
のうち、いずれか一以上または全部を有す前記曲肱システム本体部と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の水中観察ボート。
【請求項3】
前記曲肱システム本体部を構成する一の、前記船外導出部であって、
前記トランサム、前記略平床面及び前記側壁のいずれかに少なくとも一の船体貫通孔図5B20a及び船外導出筒20を水密に形成し、該船外導出筒上部開口部の高さを喫水線以上、略船縁高さの範囲内に設けられた船外導出筒と、
該船外導出筒に撒き餌を供給する撒き餌収納箱6と、
それらを接続させ、撒き餌の移動を補助する撒き餌杓誘導蓋21bと、
のうち、船外導出筒に、撒き餌収納箱と撒き餌杓誘導蓋のいずれか片方か全部
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の水中観察ボート。
【請求項4】
前記曲肱システム本体部を構成する一の、手動式及び電動式の前記遠隔刺し餌放出器であって、
その制御部を伏臥ユーザの手近範囲及び竿部7の、少なくとも一方あるいは双方に
備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水中観察ボート。
【請求項5】
前記船体両舷側部の前後方向に有す前記フロート保持材9は、
前後方向に対向する矩形枠を有し、その外方枠辺が、前記スライドフロート12を挿通した前記連結部13を挟持し、且つ、該連結部は、前記外方枠辺を上下にスライドする手段を有し、
前記フロート保持材内にトリム調整板部10と、
脱着車輪付推進機と、
のいずれか一方、または両方を有す前記曲肱システム舷側部と、
を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の水中観察ボート
【請求項6】
前記伏臥ユーザの手近に配設される手動及び自動リモート制御手段を用いたバウ側アンカーロープウインチの本体部及び制御部の内、少なくとも前記伏臥ユーザの手近に配設されるバウ側アンカーロープウインチの制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の水中観察ボート。
【請求項7】
船体1の船縁26周囲部へ周設され、着脱可能とする上部構造体図1281(例、組立式テント)と、
前記水中観察窓の下端辺から船央向き前記略平床面に、連設する第二水中観察窓と、
着脱可能に形成された前記透明板体及び蓋材を介して、多用途性が拡大される(例、水上、地上、氷上用途)前記第二水中観察窓兼用多用途開口部2bを有す前記基礎構造体80(船体1)と、
を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の水中観察ボート。
【請求項8】
前記トランサム部と前記略平床面との接続部に有す水中窓用開口部2aへ、
側面部が折り部を介して底面部に接続されるアングル形透明板体2cと、
前記水中窓用開口部へ水密に跨設されて成る前記アングル形水中観察窓部図13BBと、
を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の水中観察ボート。
【請求項9】
前記船体の水中観察窓開口部に、別個に用意された船体外縁部までの全部を外部から被覆する船体布91へ、前記透明板体2aを装着して構成される前記水中窓部と、
を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の水中観察ボート。
【請求項10】
前記船体を複数分割の枠体にして、例えば、船体分割枠図9 51、52、53、54を入れ子式に組換えられた船体入れ子収納組立体55であって、バウ側54、スターン側51の少なくとも一方の船縁近傍へ、電動ドライバー収納庫55dを設け、防水フタを船外及び船内向き双方に、
備えることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の水中観察ボート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中観察ボート、曲肱システム及び動揺病軽減に関する。
続きを表示(約 880 文字)【背景技術】
【0002】
水中窓を有し、水中を覗くことが可能なボートとして、筒状水中窓を設けた海女等漁労用の樽舟があり、現在も観光用途も含めて現存している。また、海中風景を遊覧可能な半潜水艇、水中観光船、グラスボート等と呼ばれ観光船として親しまれている。近年では、ボート全体が透明樹脂からなるミニボート、のぞき窓の付いたインフレータブルボートまで存在している。
【0003】
これらのボートは、船底に設けられた水中窓から魚影を見ながらの釣魚(以下、水中観察釣りと称する)を可能とするが、水中観察釣りの普及には至っていない。
【0004】
快適さを妨げている原因の一つに、動揺病に罹り易いという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平1993-67597号公報 (図4 グラスボート)
【非特許文献】
【0006】
「aist/hql人体寸法・形状データベース2003 統計量 青年男性群」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、魚影を直視して狙いを定める水中観察釣りを快適に行え、動揺病軽減を図るボートの提供を課題とする。
【0008】
特許文献1の図4では、船底に有する水中窓を、釣人が上方視点から下方向に水中を覗くことにより、魚影やポイントが平面的に見え、魚種、寸法、距離感等、判別し難く釣趣的にやや物足りなかった。船側部に水中窓を設けた水中観光船では、水中遊覧には適しているが構造的に釣魚を想定されていない。また、これら観光船等はポータブルなマイボートには成り得ない。
【0009】
以上の記載したボートでの釣魚は、全て動揺病に罹り易い問題がある。
【0010】
水中観察釣りを快適に行え、動揺病軽減を図るボートの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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