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公開番号2025012621
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115593
出願日2023-07-14
発明の名称メタノール燃料コンテナ船
出願人常石造船株式会社
代理人個人
主分類B63H 21/38 20060101AFI20250117BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】コンテナの積載容量減少を抑制し、移送ポンプの設置が容易で、移送ポンプの選定も高額なものに限定されない、メタノール燃料コンテナ船を提供する。
【解決手段】メタノール燃料コンテナ船100は、機関室4より船尾側の上甲板2下に燃料用のメタノールタンク10を備えたものである。居住区1が機関室4上のみに配置されていることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
機関室より船尾側の上甲板下に燃料用のメタノールタンクを備えたメタノール燃料コンテナ船。
続きを表示（約 65 文字）【請求項２】
居住区が前記機関室上のみに配置されていることを特徴とする請求項１に記載のメタノール燃料コンテナ船。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、メタノールを燃料とする船舶に関するものであり、特にメタノールを燃料とするコンテナ船に関するものである。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、船舶の燃料としては主に重油が使用されているが、排気ガスに含まれる窒素酸化物、硫黄酸化物、二酸化炭素等の排出量について、国際条約などによる規制が強化されてきている。
【０００３】
これに対して、環境に優しいクリーンな燃料として、メタノールを燃料とした船舶が提案されている。
【０００４】
特許文献１には、メタノールを輸送するための船舶において、メタノール貯蔵用タンクから取り出したメタノールを、ディーゼルエンジンの燃料として使用したものや、メタノールの改質により得られる水素ガスを利用して燃料電池により発電し電気推進式とした船舶に関する発明が記載されている。
【０００５】
特許文献２には、メタノール燃料タンク１２を上甲板上に配置し、内燃機関１１に供給するようにした船舶に関する発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開平１０－１６７１８９号公報
特開２０１５－２２１６４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかしながら、コンテナ船において燃料用のメタノールタンクを上甲板上に配置してしまうと、コンテナを積載するエリアが犠牲となり積載容量が減少してしまう。
【０００８】
また、上甲板下のコンテナホールドにメタノールタンクを配置することも考えられるが、上甲板上と同様に積載容量が減少するとともに、ディープウェル式やサブマージ式のような高額な移送ポンプが必要、もしくは移送ポンプ設置のための区画をメタノールタンク下部に設けることによりメタノールタンクの配置スペースが減少してしまう。
【０００９】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、コンテナの積載容量減少を抑制し、移送ポンプの設置が容易で、移送ポンプの選定も高額なものに限定されない、メタノール燃料コンテナ船を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
上記課題を解決するため、本発明のメタノール燃料コンテナ船は、機関室より船尾側の上甲板下に燃料用のメタノールタンクを備えたものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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