TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025025716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130776
出願日2023-08-10
発明の名称ルーフパネル構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 25/06 20060101AFI20250214BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ビードに曲げ部が設けられる場合に、ユーザから曲げ部が見えることを抑制できるルーフパネルの提供。
【解決手段】(i)曲げ部33の起点33aが、車両前後方向でルーフパネル20の高さ方向の頂点21または該頂点21よりも車両後方側に位置しているため、車外かつ車両前方側にいるユーザからでは、ルーフパネル20の裏側に曲げ部33の全体または略全体が位置するため、死角となり曲げ部33が見え難くなる。また、(ii)曲げ部33が、ビード30の延び方向の一部を起点33aとして該起点33aから車両後方側の曲げ部部分33bが車幅方向内側に曲がるような曲げ部であるため、車外かつ車両後方側にいるユーザからでは、曲げ部33よりも車両後方側に位置するビード部分34の裏側に曲げ部33の全体または略全体が位置するため、死角となり曲げ部33が見え難くなる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のルーフパネルに車両前後方向に延びるビードが設けられており、
前記ビードは、該ビードの延び方向の一部を起点として該起点から車両後方側の曲げ部部分が車幅方向内側に曲がるような曲げ部を有しており、
前記曲げ部の前記起点は、車両前後方向で前記ルーフパネルの高さ方向の頂点または該頂点よりも車両後方側に位置している、ルーフパネル構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のルーフパネル構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特開平10-316022号公報は、サンルーフ用開口部と、該サンルーフ用開口部を挟むようにしてその左右両側のルーフサイド部で車両前後方向に延びるビードと、を有するルーフパネル構造を開示している。
【0003】
ところで、サンルーフ用開口部とビードの距離が近いと、サンルーフ用開口部の疲労強度ではサンルーフ用開口部(特に後端角部)とビードとの間の部位で応力集中が発生するおそれがある。かかる懸念を回避すべく、ビードに曲げ部を設けて、サンルーフ用開口部の後端角部とビードとの間の距離を大にして応力集中を緩和させることが考えられる。しかし、ビードに曲げ部を設けると、車外にいる車両のユーザから曲げ部が見えてしまい意匠性低下のおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-316022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ビードに曲げ部が設けられる場合に、ユーザから曲げ部が見えることを抑制できるルーフパネル構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両のルーフパネルに車両前後方向に延びるビードが設けられており、
前記ビードは、該ビードの延び方向の一部を起点として該起点から車両後方側の曲げ部部分が車幅方向内側に曲がるような曲げ部を有しており、
前記曲げ部の前記起点は、車両前後方向で前記ルーフパネルの高さ方向の頂点または該頂点よりも車両後方側に位置している、ルーフパネル構造。
(2) 前記ルーフパネルの車両前後方向の少なくとも一部は、上方へ凸状に湾曲している、(1)記載のルーフパネル構造。
(3) 前記ルーフパネルには、サンルーフ用開口部が形成されており、
前記ビードは、前記サンルーフ用開口部を挟むようにしてその車幅方向両側のルーフサイド部で車両前後方向に延びている、(1)記載のルーフパネル構造。
【発明の効果】
【0007】
上記(1)-(3)のルーフパネル構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
ビードが、該ビードの延び方向の一部を起点として該起点から車両後方側の曲げ部部分が車幅方向内側に曲がるような曲げ部を有しているため、車外にいる車両のユーザから曲げ部が見えてしまうおそれがある。
しかし、(i)曲げ部の起点が、車両前後方向でルーフパネルの高さ方向の頂点または該頂点よりも車両後方側に位置しているため、車外かつ車両前方側にいるユーザからでは、ルーフパネルの裏側に曲げ部の全体または略全体が位置するため、死角となり曲げ部が見え難くなる。また、(ii)曲げ部が、ビードの延び方向の一部を起点として該起点から車両後方側の曲げ部部分が車幅方向内側に曲がるような曲げ部であるため、車外かつ車両後方側にいるユーザからでは、曲げ部よりも車両後方側に位置するビード部分の裏側に曲げ部の全体または略全体が位置するため、死角となり曲げ部が見え難くなる。
したがって、上記(i)、(ii)より、ビードに曲げ部が設けられている場合であっても、ユーザから曲げ部が見えることを抑制できる。
【0008】
上記(2)のルーフパネル構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
ルーフパネルの車両前後方向の少なくとも一部が、上方へ凸湾曲しているため、ルーフパネルに高さ方向の頂点を設けることができ、曲げ部の起点をルーフパネルの高さ方向の頂点または該頂点よりも車両後方側に位置させることができる。
【0009】
上記(3)のルーフパネル構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
ビードがサンルーフ用開口部を挟むようにしてその車幅方向両側のルーフサイド部で車両前後方向に延びているため、サンルーフ用開口部の疲労強度ではサンルーフ用開口部(特に後端角部)とビードとの間の部位で応力集中が発生するおそれがあるが、ビードが曲げ部を有するため、サンルーフ用開口部(特に後端角部)とビードとの間の距離を大にして応力集中を緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明実施例のルーフパネル構造の、(a)部分平面図、(b)部分側面図である。
本発明実施例のルーフパネル構造の、車外かつ車両前方側から見た部分正面図である。
本発明実施例のルーフパネル構造の、(a)部分平面図、(b)車外かつ車両後方側から見た部分背面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ自動車株式会社
方法
1日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ、方法及びプログラム
1日前
トヨタ自動車株式会社
システム、方法、及びプログラム
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両用表示装置、表示方法及びプログラム
1日前
株式会社東海理化電機製作所
制御装置、システム、およびプログラム
1日前
個人
折り畳み自転車
2か月前
個人
自転車用傘捕捉具
3か月前
個人
体重掛けリフト台車
3か月前
個人
自転車用荷台
7か月前
個人
自転車用荷物台
3か月前
個人
キャンピングトライク
29日前
井関農機株式会社
作業車両
8か月前
個人
アタッチメント
3か月前
株式会社クラベ
面状ユニット
9か月前
個人
ステアリングの操向部材
6か月前
個人
スライドレインプルーフ
9か月前
個人
ステアリングの操向部材
1か月前
株式会社CPM
駐輪機
4か月前
祖峰企画株式会社
平台車
7か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
2か月前
帝人株式会社
車両構造体
9か月前
三甲株式会社
台車
6か月前
三甲株式会社
台車
6か月前
学校法人千葉工業大学
車両
2か月前
学校法人千葉工業大学
車両
2か月前
学校法人千葉工業大学
車両
2か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
4か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
4か月前
豊田合成株式会社
ハンドル
10か月前
豊田合成株式会社
操舵装置
4か月前
個人
足踏みペダル式自転車
9か月前
アルインコ株式会社
運搬台車
8か月前
株式会社オカムラ
搬送用什器
1日前
続きを見る