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公開番号2025026514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024211039,2021097508
出願日2024-12-04,2021-06-10
発明の名称車両用表示装置、表示方法及びプログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60K 35/23 20240101AFI20250214BHJP(車両一般)
要約【課題】車両と目的地点との位置関係を考慮して目的地点に関する情報を表示させる。
【解決手段】車両用表示装置10は車両12の前景を示す表示領域26に所定の画像を表示させる。車両用表示装置10は、車両12の位置情報と目的地点の位置情報を取得し、表示領域26に目的地点が表示されているかを判定し、判定が否定された場合に目的地点の方角を示す第1画像を表示領域26に表示させ、判定が肯定された場合に、目的地点の存在する領域に重なるように、目的地点の存在する領域を示す第2画像を焦点の合わない態様で表示させた後、車両12から目的地点までの距離Lが第2閾値以上の場合に、車両12が目的地点に近づくにつれて表示領域26上での第2画像の大きさを徐々に小さくし、距離Lが第2閾値未満の場合に、目的地点に近づくにつれて表示領域26上での第2画像の大きさが徐々に大きくなるように表示領域26に表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる車両用表示装置であって、
前記車両の位置情報と目的地点の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されているかを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定されなかった場合に、前記目的地点の方角を示す第1画像を前記表示領域に表示させ、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定された場合に、前記目的地点の存在する領域に重なるように、前記目的地点の存在する領域を示す第2画像を焦点の合わない態様で表示させた後、前記車両から前記目的地点までの距離が第2閾値以上である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に小さくなるように前記表示領域に表示させ、前記車両から前記目的地点までの距離が前記第2閾値未満である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に大きくなるように前記表示領域に表示させる、表示制御部と、
を備える車両用表示装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記判定手段は、前記前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されているかを判定する際に、前記車両から目的地点までの距離が前記第2閾値よりも大きい第1閾値以上であるかを判定し、車両から目的地点までの距離が前記第1閾値以上であると判定した場合に、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定しない、
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記判定手段は、前記前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されているかを判定する際に、前記目的地点の位置が、周辺の物体に遮られることにより前記表示領域に表示されない位置であるかを判定し、前記目的地点の位置が、前記周辺の物体に遮られることにより前記表示領域に表示されない位置であると判定した場合に、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定しない、
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記車両から前記目的地点までの距離が第2閾値以上である場合に、前記車両が目的地点に近づくにつれて、焦点の合わない態様から徐々に焦点が合うように前記第2画像を前記表示領域に表示させる、請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記表示領域は、運転席の車両前方でヘッドアップディスプレイ装置によって投影された投影面とされ、
前記表示制御部は、前記表示領域を通して視認される前記車両の前景において、目的地点に対応する位置に、前記第2画像を表示させる、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の車両用表示装置。
【請求項6】
車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる表示方法であって、
車両の位置情報と目的地点の位置情報を取得し、
前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されているかを判定し、
前記判定により、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定されなかった場合に、前記目的地点の方角を示す第1画像を前記表示領域に表示させ、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定された場合に、前記目的地点の存在する領域に重なるように、前記目的地点の存在する領域を示す第2画像を焦点の合わない態様で表示させた後、前記車両から前記目的地点までの距離が第2閾値以上である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に小さくなるように前記表示領域に表示させ、前記車両から前記目的地点までの距離が前記第2閾値未満である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に大きくなるように前記表示領域に表示させる、
表示方法。
【請求項7】
車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させるプログラムであって、
コンピュータに、
車両の位置情報と目的地点の位置情報を取得し、
前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されているかを判定し、
前記判定により、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定されなかった場合に、前記目的地点の方角を示す第1画像を前記表示領域に表示させ、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定された場合に、前記目的地点の存在する領域に重なるように、前記目的地点の存在する領域を示す第2画像を焦点の合わない態様で表示させた後、前記車両から前記目的地点までの距離が第2閾値以上である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に小さくなるように前記表示領域に表示させ、前記車両から前記目的地点までの距離が前記第2閾値未満である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に大きくなるように前記表示領域に表示させる、
ことを実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用表示装置、表示方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車室内の乗員とフロントウィンドウの間に配置されたコンバイナに画像を投影し、車両の目的地の方角を表示させる車両用表示装置(ヘッドアップディスプレイ装置)が開示されている。この車両用表示装置では、乗員がフロントウィンドウを介して視認する前景にコンバイナに投影された方向情報表示リングの画像が重なるように構成されている。そして、方向表示リングの上を移動する目的地アイコンの位置によって、車両に対する目的地の方角を表示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2013/046425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1のように表示領域の中央に目的地の方角を示すアイコンを常時表示させると、車両と目的地との位置関係によっては、乗員が煩わしさを感じる虞がある。例えば、車両が目的地の付近を走行する際など、乗員が表示領域を目視して前景の中から目的地を確認する場合は、目的地の方角を示すアイコンによって前景の視認性が低下し、乗員が煩わしさを感じる場合がある。
【0005】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたものであり、車両と目的地点との位置関係を考慮して、目的地点に関する情報を表示させることができる車両用表示装置、表示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両用表示装置は、車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる車両用表示装置であって、前記車両の位置情報と目的地点の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されているかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定されなかった場合に、前記目的地点の方角を示す第1画像を前記表示領域に表示させ、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定された場合に、前記目的地点の存在する領域に重なるように、前記目的地点の存在する領域を示す第2画像を焦点の合わない態様で表示させた後、前記車両から前記目的地点までの距離が第2閾値以上である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に小さくなるように前記表示領域に表示させ、前記車両から前記目的地点までの距離が前記第2閾値未満である場合に、前記車両が前記目的地点に近づくにつれて前記表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に大きくなるように前記表示領域に表示させる、表示制御部と、を備える。
【0007】
第1の態様では、車両用表示装置は、車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる。位置情報取得部は、車両の位置情報と目的地点の位置情報を取得し、判定手段は、車両の前景を示す表示領域に、目的地点が表示されているかを判定する。そして、表示領域に目的地点が表示されていると判定されなかった場合に、目的地点の方角を示す第1画像を表示領域に表示させる。これにより、車両と目的地点との位置関係を考慮して、目的地点の方角を乗員に伝えることができる。
【0008】
また、第1の態様において、表示制御部は、表示領域に目的地点が表示されていると判定された場合に、目的地点の存在する領域に重なるように、目的地点の存在する領域を示す第2画像を焦点の合わない態様で表示させた後、車両から前記目的地点までの距離が第2閾値以上である場合に、車両が目的地点に近づくにつれて表示領域上での前記第2画像の大きさが徐々に小さくなるように表示領域に表示させる。これにより、例えば、車両が目的地点と比較的離れている場合は、前景の中の目的地点の存在が極めて小さいため、第2画像を敢えて大きく表示することで、乗員が前景を意識した状態のまま、目的地点が存在する領域を認識させることができる。そして、車両が目的地点に近づくにつれて第2画像を徐々に小さくすることで、目的地点の存在する領域を縮小し、乗員の意識が前景の中の目的地点へと自然に移行するように表示態様を変化させる。このようにして、車両が目的地点に近付くに従い、目的地点に対する乗員の認識を第2画像から前景の中の目的地点へと自然に移行させることができる。
【0009】
また、第1の態様において、表示制御部は、車両から目的地点までの距離が第2閾値未満である場合に、車両が目的地点に近づくにつれて表示領域上での第2画像の大きさが徐々に大きくなるように表示領域に表示させる。これにより、例えば、表示領域から目的地点が視認できる距離では、徐々に接近する目的地点に合わせて第2画像の表示が拡大される。従って、目的地点と一体となり、第2画像が車両に向かって接近するような視覚効果を乗員に与えることができるため、目的地点までの到達度を直感的に認識させることができる。
【0010】
第2の態様は、第1の態様において、前記判定手段は、前記前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されているかを判定する際に、前記車両から目的地点までの距離が前記第2閾値よりも大きい第1閾値以上であるかを判定し、車両から目的地点までの距離が前記第1閾値以上であると判定した場合に、前記車両の前景を示す表示領域に、前記目的地点が表示されていると判定しない。
(【0011】以降は省略されています)

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