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公開番号2025025506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130324
出願日2023-08-09
発明の名称プリフォーム及びプラスチックボトルの製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B29C 49/06 20060101AFI20250214BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】軽量化を実現するとともに、プラスチックボトルの肩部のうち胴部近傍領域の厚みを厚くすることが可能な、プリフォーム及びプラスチックボトルの製造方法を提供する。
【解決手段】プリフォーム10は、口部11と、口部11に連結された胴部20と、胴部20に連結された底部30と、を備える。胴部20は、口部11側に位置する大径部21と、底部30側に位置する小径部23と、大径部21と小径部23との間に位置し、大径部21側から小径部23側に向けて縮径する縮径部22とを有する。縮径部22の厚みT2は、大径部21側から小径部23側まで縮径部22の全域にわたり増加する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
口部と、
前記口部に連結された胴部と、
前記胴部に連結された底部と、を備え、
前記胴部は、前記口部側に位置する大径部と、前記底部側に位置する小径部と、前記大径部と前記小径部との間に位置し、前記大径部側から前記小径部側に向けて縮径する縮径部とを有し、
前記縮径部の厚みは、前記大径部側から前記小径部側まで前記縮径部の全域にわたり増加する、プリフォーム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記大径部は、前記胴部及び前記底部のうち最も厚みの薄い部分である、請求項1に記載のプリフォーム。
【請求項3】
前記底部の最下部の厚みは、前記大径部の厚みよりも厚く、前記小径部の厚みよりも薄い、請求項1に記載のプリフォーム。
【請求項4】
サポートリングを有する口部と、
前記口部に連結された胴部と、
前記胴部に連結された底部と、を備え、
前記胴部は、前記口部側に位置する大径部と、前記底部側に位置する小径部と、前記大径部と前記小径部との間に位置し、前記大径部側から前記小径部側に向けて縮径する縮径部とを有し、
前記サポートリングからの距離を基準とする前記縮径部の厚みの傾きの最大値は、0.15mm/mm以上0.30mm/mm以下である、プリフォーム。
【請求項5】
前記縮径部の途中に第1中間部分が存在し、前記縮径部の厚みは、前記大径部と前記第1中間部分との間において、前記大径部側から前記小径部側に向けて減少する、請求項4に記載のプリフォーム。
【請求項6】
前記第1中間部分は、前記胴部のうち最も厚みの薄い部分である、請求項5に記載のプリフォーム。
【請求項7】
前記縮径部の途中に第2中間部分が存在し、前記縮径部の厚みは、前記第1中間部分と前記第2中間部分との間において、前記大径部側から前記小径部側に向けて増加する、請求項5に記載のプリフォーム。
【請求項8】
前記第2中間部分は、前記胴部のうち最も厚みの薄い部分である、請求項7に記載のプリフォーム。
【請求項9】
プラスチックボトルの製造方法であって、
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプリフォームを準備する工程と、
前記プリフォームを加熱する工程と、
前記プリフォームを二軸延伸ブロー成形する工程と、を備えた、プラスチックボトルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プリフォーム及びプラスチックボトルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば射出成形法により作製したポリエチレンテレフタレート製プリフォームを二軸延伸ブロー成形し、プラスチックボトルを作製することが行われている。また、近年、ボトルに使用されるプラスチック材料の使用量を減らし、プラスチックボトルを軽量化することが望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-13664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のプリフォームの厚みを均一に薄くした場合、ブロー成形によりプラスチックボトルを作製した際に、プラスチックボトルの肩部のうち胴部近傍領域が薄くなりすぎ、白化及び破裂とよばれる現象が発生するおそれがある。一方、このような白化現象及び破裂現象を防止するために、プラスチックボトルの肩部全体を厚くすると、プラスチックボトルの肩部のうち首部近傍も厚くなってしまい、この部分を十分延伸できなくなるおそれがある。
【0005】
本開示は、軽量化を実現するとともに、プラスチックボトルの肩部のうち胴部近傍領域の厚みを厚くすることが可能な、プリフォーム及びプラスチックボトルの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施の形態は、以下の[1]~[9]に関する。
【0007】
[1]口部と、前記口部に連結された胴部と、前記胴部に連結された底部と、を備え、前記胴部は、前記口部側に位置する大径部と、前記底部側に位置する小径部と、前記大径部と前記小径部との間に位置し、前記大径部側から前記小径部側に向けて縮径する縮径部とを有し、前記縮径部の厚みは、前記大径部側から前記小径部側まで前記縮径部の全域にわたり増加する、プリフォーム。
【0008】
[2]前記大径部は、前記胴部及び前記底部のうち最も厚みの薄い部分である、[1]に記載のプリフォーム。
【0009】
[3]前記底部の最下部の厚みは、前記大径部の厚みよりも厚く、前記小径部の厚みよりも薄い、[1]又は[2]に記載のプリフォーム。
【0010】
[4]サポートリングを有する口部と、前記口部に連結された胴部と、前記胴部に連結された底部と、を備え、前記胴部は、前記口部側に位置する大径部と、前記底部側に位置する小径部と、前記大径部と前記小径部との間に位置し、前記大径部側から前記小径部側に向けて縮径する縮径部とを有し、前記サポートリングからの距離を基準とする前記縮径部の厚みの傾きの最大値は、0.15mm/mm以上0.30mm/mm以下である、プリフォーム。
(【0011】以降は省略されています)

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