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公開番号
2024062589
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-10
出願番号
2022170528
出願日
2022-10-25
発明の名称
光造形装置
出願人
株式会社スリーエス
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
64/124 20170101AFI20240501BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】2種類の光硬化樹脂により立体造形物を生成できる光造形装置を提供する。
【解決手段】造形物支持部84の下方に設けられる第1樹脂保持部12及び第2樹脂保持部13と、を有し、第1樹脂保持部12は、シート16に張力を付与するローラ18を有し、第2樹脂保持部13は、シート16に張力を付与するローラ28を有し、プロジェクタ71は、シート16のうち張力が付与されている箇所に塗布されている光硬化樹脂に光を照射し、第1樹脂保持部12及び第2樹脂保持部13の移動方向で第1樹脂保持部12と第2樹脂保持部13との間に配置され、かつ、造形物支持部84の下方で往復移動されるクリーナユニット14が更に設けられ、クリーナユニット14は、造形物支持物84の造形プレート15Aにより支持される造形層を洗浄液により洗浄し、かつ、シート16を洗浄する、光造形装置10を構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体状の光硬化樹脂を保持する樹脂保持部と、
前記樹脂保持部が支持する前記光硬化樹脂が塗布されるシートと、
前記シートに塗布された前記光硬化樹脂に光を照射することにより、前記光硬化樹脂を硬化させる光照射部と、
前記光硬化樹脂が硬化されて生成される造形層を支持する造形物支持部と、
を有する光造形装置であって、
前記樹脂保持部は、
前記造形物支持部の下方に設けられ、かつ、ガイドに沿って往復移動され、かつ、液体状の第1光硬化樹脂を保持する第1樹脂保持部と、
前記造形物支持部の下方に設けられ、かつ、ガイドに沿って往復移動され、かつ、前記第1光硬化樹脂とは種類が異なる液体状の第2光硬化樹脂を保持する第2樹脂保持部と、
を有し、
前記第1樹脂保持部は、前記シートに張力を付与する第1張力付与部材を有し、
前記第2樹脂保持部は、前記シートに張力を付与する第2張力付与部材を有し、
前記光照射部は、前記シートのうち前記第1張力付与部材により張力が付与されている箇所に塗布されている前記第1光硬化樹脂に光を照射し、かつ、前記シートのうち前記第2張力付与部材により張力が付与されている箇所に塗布されている前記第2光硬化樹脂に光を照射し、
前記第1樹脂保持部及び前記第2樹脂保持部の移動方向で前記第1樹脂保持部と前記第2樹脂保持部との間に配置され、かつ、前記造形物支持部の下方でガイド部に沿って往復移動される洗浄部が更に設けられ、
前記洗浄部は、
前記造形層を洗浄する洗浄液を保持する第1貯留室と、
前記シートのうち、前記第1樹脂保持部及び前記第2樹脂保持部の移動方向で前記第1樹脂保持部と前記第2樹脂保持部との間に位置する箇所を洗浄する洗浄液を保持する第2貯留室と、
を有する、光造形装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
請求項1記載の光造形装置において、
前記第2貯留室は、鉛直方向で前記第1貯留室より下に配置され、
前記第1貯留室には、前記洗浄液により前記造形層を洗浄するブラシが設けられ、
前記洗浄部は、前記第1貯留室の洗浄液を前記第2貯留室へ供給する供給管を有する、光造形装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の光造形装置において、
前記造形物支持部に支持される前記造形層に温風を吹き付ける温風部が設けられている、光造形装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の光造形装置において、
前記造形物支持部に支持される前記造形層に付着している異物を除去する異物除去具が設けられている、光造形装置。
【請求項5】
請求項4記載の光造形装置において、
前記異物除去具により除去された異物を吸引する吸引機が設けられている、光造形装置。
【請求項6】
請求項2記載の光造形装置において、
前記第2貯留室の前記洗浄液に含まれる異物を除去し、かつ、異物を除去した前記洗浄液を前記第1貯留室へ供給する濾過部が設けられている、光造形装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シートに塗布された光硬化樹脂に光を照射して光硬化樹脂を硬化させることにより、立体造形物を生成する光造形装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
シートに塗布された光硬化樹脂に光を照射して光硬化樹脂を硬化させることにより、立体造形物を生成する光造形装置の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている光造形装置は、上面に光硬化樹脂が塗布される透光性のシートと、シートの下面側から光硬化樹脂に光を照射する光源と、立体造形物(立体オブジェクト)の下端をシートの上面に向けて保持し、かつ、シートの上面に対して近接及び離間する保持部と、シートの下方に配置され、かつ、シートと平行に移動される移動部と、移動部に設けられ、かつ、光硬化樹脂を保持するタンクと、移動部に設けられ、かつ、立体造形物の下端に当接されるスキージと、スキージと一体に設けられ、かつ、タンクにより保持されている光硬化樹脂をシートの上面に塗布するノズルと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5806773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、特許文献1に記載されている光造形装置は、立体造形物を1種類の光硬化樹脂により造形することに止まり、未だ改善の余地があるという課題を認識した。
【0005】
本開示の目的は、2種類の光硬化樹脂をシートに塗布し、かつ、それぞれの光硬化樹脂に光を照射して硬化させることにより、立体造形物を生成できる光造形装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、液体状の光硬化樹脂を保持する樹脂保持部と、前記樹脂保持部が支持する前記光硬化樹脂が塗布されるシートと、前記シートに塗布された前記光硬化樹脂に光を照射することにより、前記光硬化樹脂を硬化させる光照射部と、前記光硬化樹脂が硬化されて生成される造形層を支持する造形物支持部と、を有する光造形装置であって、前記樹脂保持部は、前記造形物支持部の下方に設けられ、かつ、ガイドに沿って往復移動され、かつ、液体状の第1光硬化樹脂を保持する第1樹脂保持部と、前記造形物支持部の下方に設けられ、かつ、ガイドに沿って往復移動され、かつ、前記第1光硬化樹脂とは種類が異なる液体状の第2光硬化樹脂を保持する第2樹脂保持部と、を有し、前記第1樹脂保持部は、前記シートに張力を付与する第1張力付与部材を有し、前記第2樹脂保持部は、前記シートに張力を付与する第2張力付与部材を有し、前記光照射部は、前記シートのうち前記第1張力付与部材により張力が付与されている箇所に塗布されている前記第1光硬化樹脂に光を照射し、かつ、前記シートのうち前記第2張力付与部材により張力が付与されている箇所に塗布されている前記第2光硬化樹脂に光を照射し、前記第1樹脂保持部及び前記第2樹脂保持部の移動方向で前記第1樹脂保持部と前記第2樹脂保持部との間に配置され、かつ、前記造形物支持部の下方でガイド部に沿って往復移動される洗浄部が更に設けられ、前記洗浄部は、前記造形層を洗浄する洗浄液を保持する第1貯留室と、前記シートのうち、前記第1樹脂保持部及び前記第2樹脂保持部の移動方向で前記第1樹脂保持部と前記第2樹脂保持部との間に位置する箇所を洗浄する洗浄液を保持する第2貯留室と、を有する、光造形装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の光造形装置は、2種類の光硬化樹脂をシートに塗布し、かつ、それぞれの光硬化樹脂に光を照射して硬化させることにより、立体造形物を生成できる。また、光造形装置は、光硬化樹脂が硬化して形成される造形層を洗浄できる。したがって、光造形装置は、立体造形物の成形品質の低下、及び成形精度の低下を抑制できる。さらに、光造形装置は、前工程でシートに付着した光硬化樹脂を、洗浄液でシートから除去できる。このため、次の工程でシートに他の光硬化樹脂を塗布する工程で、2種類の光硬化樹脂が混ざり合うことを抑制できる。したがって、光造形装置は、立体造形物の成形品質の低下、及び成形精度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
光造形装置の模式的な正面断面図である。
光造形装置の模式的な平面図である。
光造形装置が有するクリーナユニットの模式的な正面断面図である。
光造形装置を制御する外部機器の構成を示すブロック図である。
光造形装置が有するクリーナユニット及び濾過部の模式的な側面断面図である。
光造形装置で行われる第1工程で、シートに塗布された樹脂層にプロジェクタ光を照射する例を示す正面断面図である。
光造形装置で行われる第1工程で、造形プレートに第1造形層を形成した例を示す正面断面図である。
光造形装置で行われる第1工程で、造形プレートに第1造形層を形成した後、クリーナユニットを第1位置へ移動させた例を示す正面断面図である。
光造形装置で行われる第2工程で、シートに塗布された樹脂層にプロジェクタ光を照射する例を示す正面断面図である。
光造形装置で行われる第2工程で、造形プレートに第2造形層を形成した例を示す正面断面図である。
光造形装置で行われる第2工程で、造形プレートに第2造形層を形成した後、クリーナユニットを第2位置へ移動させた例を示す正面断面図である。
図12(A)は、光造形装置が有する造形プレートを上昇させる駆動機構の一例を示す正面図、図12(B)は、光造形装置が有する造形プレートを上昇させる駆動機構の一例を示す右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(概要)
本開示の光造形装置に含まれるいくつかの実施形態が、図面を参照して説明されている。光造形装置の実施形態を説明する図において、同一部には原則として同一の符号が付されている。
【0010】
(光造形装置の構成)
図1、図2及び図3に示す光造形装置10は、2本のガイドレール11、第1樹脂保持部(第1コーター)12、第2樹脂保持部(第2コーター)13、クリーナユニット14、造形物支持部84、シート16を有する。2本のガイドレール11は、略水平に、かつ、平行に配置されている。2本のガイドレール11は金属製であり、かつ、固定して設けられている。第1樹脂保持部12は、2本のガイドレール11によって支持されている。第1樹脂保持部12及び第2樹脂保持部13は、シート16に光硬化樹脂を塗布する機能を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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