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公開番号2025025174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129720
出願日2023-08-09
発明の名称信号伝送装置
出願人株式会社ダックビル,建装工業株式会社
代理人個人
主分類H04B 13/00 20060101AFI20250214BHJP(電気通信技術)
要約【課題】信号伝送装置により、養生シートを通信媒体として通信を行うことを可能とする。
【解決手段】養生シート内に配置された通信線を通信信号の伝送媒体として用い、通信線に接触するように変調機を備え、変調機は、養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。このように設計することで、養生シート内に配置された通信線の素材、大きさ、伝送効率、伝送速度などの制約を軽減することで、養生シートを通信媒体として利用することを実現する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
通信信号を伝送するための装置であって、
養生シート内に配置された通信線を通信信号の伝送媒体として用い、
前記通信線に接触するように変調機を備え、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
通信信号を伝送するための装置であって、
養生シート内に配置された通信線を通信信号の伝送媒体として用い、
前記通信線に接触するように変調機を備え、
前記通信線は、前記養生シートを構成する繊維に編み込んで配置し、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項3】
通信信号を伝送するための装置であって、
略四角形の養生シート内に、各辺の中央付近から垂直に設置され、かつ全体として略十字状に設置した通信線を通信信号の伝送媒体として用い、
前記通信線に接触するよう変調機を備え、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項4】
通信信号を伝送するための装置であって、
略四角形の養生シート内に、各辺の中央付近から垂直に設置され、かつ全体として略十字状に設置した通信線を有し、
前記通信線に接触するよう変調機を備え、
前記通信線は、略十字状に設置した通信線の中心点と前記養生シートの各辺の接点との間に線が断絶している選択部を有し、
前記選択部は、断絶箇所に通信線を設置することで通信経路を形成できるよう作られており、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項5】
通信信号を伝送するための装置であって、
略四角形の養生シート内に、各辺の中央付近から垂直に設置され、かつ全体として略十字状に設置した通信線を有し、
前記通信線に接触するよう変調機を備え、
前記通信線は、略十字状の中心点と前記養生シートの各辺との接点との間に線が断絶している選択部と、前記養生シートの各辺と前記通信線との接点付近に面状に通信路を形成して他の養生シートとの間で通信路を形成しやすくした接続部を有し、
前記選択部は、断絶箇所に通信線を設置することで通信経路を形成できるように作られており、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項6】
通信信号を伝送するための装置であって、
複数の養生シートを組み合わせて接続することで通信路を形成し、
前記養生シート内に、各辺の中央付近から垂直に設置され、かつ全体として略十字状に設置した通信線を有し、
前記通信線に接触するよう変調機を備え、
前記通信線は、略十字状の中心点と前記養生シートの各辺との接点との間に線が断絶している選択部と、前記養生シートの各辺と前記通信線との接点付近に面状に通信路を形成して他の養生シートとの間で通信路を形成しやすくした接続部を有し、
前記選択部は、断絶箇所に通信線を設置することで通信経路を形成できるように作られており、
前記養生シートは、隣接する養生シートと前記接続部が接触することで通信路が形成されており、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項7】
通信信号を伝送するための装置であって、
略四角形の養生シート内に、各辺の端から予め決められた位置から垂直に設置され、養生シートの向かい合う二辺と平行するよう2本の通信線を設置し、別の向かい合う二辺と平行するよう2本の通信線を設置して通信信号の伝送媒体として用い、
前記通信線は、それぞれ途中に線が断絶している選択部を有し、
前記選択部は、断絶箇所に通信線を設置することで通信経路を形成できるよう作られており、
前記通信線に接触するよう変調機を備え、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項8】
通信信号を伝送するための装置であって、
略四角形の養生シート内に、各辺の端から予め決められた位置から垂直に設置され、前記養生シートの向かい合う二辺と平行するよう2本の通信線を設置し、別の向かい合う二辺と平行するよう2本の通信線を設置して通信信号の伝送媒体として用い、
前記通信線に接触するよう変調機を備え、
前記通信線は、それぞれ途中に線が断絶している選択部と、前記養生シートの各辺と前記通信線との接点付近に面状に通信路を形成して他の養生シートとの間で通信路を形成しやすくした接続部を有し、
前記選択部は、断絶箇所に通信線を設置することで通信経路を形成できるよう作られており、
前記変調機は、前記養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する伝送装置。
【請求項9】
前記選択部及び/又は前記接続部は、磁性を帯びた素材を用い、通信路を形成する際に前記通信線が剥離しにくいよう構成した請求項5、請求項6、請求項8のいずれか一項に記載の伝送装置。
【請求項10】
前記選択部上に固定することにより、通信路を形成することができる一面と、前記選択部上に設置することにより、通信路を断絶することができる反対面により構成される選択部接続シートをさらに備える請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の伝送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、養生シートを用いた信号伝送装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
IT(Information Technology)技術の進歩により、建設現場(工事現場や新築以外の改修現場を含めて建設現場という)でも様々なITツールが利用されるようになってきた。建設現場に通信環境を構築する場合、無線LAN(Local Area Network)装置を用いることが考えられるが、基地局を地上階に設置すると無線信号は上方向に飛びにくく、高所で接続しにくいといった問題がある。
【0003】
一方で、屋外に有線の通信ケーブルを設置する場合、雨風による通信ケーブルの破損・劣化は避けられず、これを防止するためのシート又はカバーなどが用いられる。また、有線の通信ケーブルを設置すると、工事の過程において、通信ケーブルにぶつけたり引っかけてしまうなど、破損してしまうこともあり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-306787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、通信ケーブルを保護するためのシートについて開示した一例である。特許文献1のように、通信ケーブルを保護するカバーを設置し、工事現場において通信ケーブルが切断しないような対策をとることも考えられる。
【0006】
一方で、建設現場では、工事対象の構造物に対して飛散防止等を目的として養生シート(現場シート、足場シート、養生幕などと呼ぶこともあるが統一された名称はないので養生シートと呼ぶ)が設置されるため、養生シートと通信ケーブルの保護シートを一体化することが可能であれば、通信ケーブルに工事用の機材をひっかけて破損してしまうなどの事態も回避が可能である。さらに、養生シートと一体化することで、通信ケーブルを設置するための現場作業員の作業工数も軽減することが可能である。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みて提案するものであり、建設現場で飛散防止等を目的として設置される養生シート内に通信ケーブルを含む伝送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示に係る信号伝送装置は、養生シート内に配置された通信線を通信信号の伝送媒体として用い、通信線に接触するように変調機を備え、変調機は、養生シート内の通信信号と、他規格の通信信号を相互に変換する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、建設現場において養生シートを設置することにより、建設現場における通信環境も容易に設置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
信号伝送装置10の概要を示す図である。
変調機100のシステム構成の具体例を示す図である。
信号伝送装置30の具体的構成を示す図である。
養生シート300の表側(図3と反対側)の具体的構成を示す図である。
選択部接続シート340の通信路を構成するための具体的構成を示す図である。
選択部接続シート340の通信路を構成しないための具体的構成を示す図である。
複数の養生シート300を配置した場合の、信号伝送装置20の一例を示す図である。
通信線210の編み込み方の具体例を示した図である
中央付近以外に通信線410を設置した養生シート400の具体例を示す図である。
養生シート400の端に通信線410を設置する具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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