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公開番号
2025024256
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128227
出願日
2023-08-07
発明の名称
鉄筋の防錆方法
出願人
Short Bound株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/64 20060101AFI20250213BHJP(建築物)
要約
【課題】プレキャストコンクリート工法においては、鉄筋が埋め込まれたプレキャストコンクリート製品を建設現場に運ぶまで保管する必要があり、保管期間は、長期に及びことがほとんどで、コンクリートから露出する鉄筋を保管中に錆びさせない方法が重要となる。
【解決手段】防錆方法は、プレキャストコンクリートに設けられ露出した鉄筋の防錆方法であって、前記鉄筋に対して防錆剤を含む樹脂製袋1を被せる被覆ステップと、前記防錆樹脂製袋1を固定する固定ステップとを含むことを特徴とする。この防錆方法によれば、防錆剤を含む樹脂製袋1を鉄筋に直接被せることにより、鉄筋の防錆効果を容易に向上させることができる。鉄筋部22が十分に防錆されることで、プレキャストコンクリートの耐久性と寿命が延長され、コンクリートの劣化や補修コストを軽減する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
プレキャストコンクリート製品における露出した鉄筋部の防錆方法であって、
各鉄筋部に対して防錆剤を含む樹脂製袋を被せる被覆ステップと、
前記防錆樹脂製袋を固定する固定ステップとを含む、鉄筋の防錆方法。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記樹脂製袋は、一端が開口し、他端が閉口し、前記一端から他端までの距離は、前記露出した鉄筋部の長さに対応しており、
前記被覆ステップにおいて、前記開口を鉄筋部の一端から被せ、鉄筋部の他端まで前記樹脂袋を延ばす工程を含み、
前記固定ステップは、前記樹脂製袋の前記開口を固定する工程を特徴とする、請求項1に記載の鉄筋の防錆方法。
【請求項3】
プレキャストコンクリート製品における露出した鉄筋部の防錆方法であって、
複数の前記鉄筋部に対して防錆剤を含む樹脂製シートを被せる被覆ステップと、
前記樹脂製シートをさらに防水シートで被う防水ステップと、
前記防錆樹脂製シートおよび前記防水シートを固定する固定ステップとを含む、鉄筋の防錆方法。
【請求項4】
露出した複数の鉄筋部を有し、
各鉄筋部を被う樹脂製袋と、
前記樹脂製袋を各鉄筋部に固定する固定部材とを備え、
前記樹脂製袋は防錆剤を含むことを特徴とする、プレキャストコンクリート製品。
【請求項5】
露出した複数の鉄筋部を有し、
複数の前記鉄筋部を被う樹脂製シートと、
前記樹脂製シートを被う防水シートと、
前記樹脂製シートおよび前記防水シートを前記鉄筋部に固定する固定部材とを備え、
前記樹脂製袋は防錆剤を含むことを特徴とする、プレキャストコンクリート製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、保管時のプレキャストコンクリートの鉄筋の防錆方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、コンクリート構造物の建築において、プレキャストコンクリート工法がある。コンクリート構造物は通常、建設現場で型枠を設置し、そこにコンクリートを打ち込んで造られるのに対して、プレキャストコンクリート工法とは、建設現場とは異なる工場などの設備のある場所で事前に鉄筋が用意された型枠にコンクリートを流し込んで形成・硬化させることによりプレキャストコンクリート製品を製造し、建設現場に運んで組み立てる工法である。
【0003】
プレキャスト製品は、組み立てを行う建設現場に運ばれるまでに所定の期間保管され、この保管されている期間、例えば1年~1年半の期間にコンクリートの材料が馴染み強度が増加する。
【0004】
ところで、鉄筋コンクリートの構造物における鉄筋は、コンクリート構造物の強度と耐久性を確保するために重要な役割を果たしている。鉄筋は湿度や塩分などの影響で錆びが生じる可能性があり、その結果、構造物全体の寿命が縮まる。
【0005】
したがって、防錆のために鉄筋部に防錆処理を施し、コンクリート構造物の強度と耐久性を確保することがある。例えば、特許文献1に記載の高耐久床版においては、プレキャストコンクリート製の高耐久床版において突出したネジ加工部に防錆塗装することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
2018-76728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の記載ではプレキャストコンクリート製品の組み立て時に防錆処理することが記載されているものの、プレキャストコンクリート工法においては、鉄筋が埋め込まれたプレキャストコンクリート製品を建設現場に運ぶまで保管する必要があり、保管期間は、長期に及ぶことがほとんどで、コンクリートから露出する鉄筋を保管中に錆びることを防ぐ方法が重要となる。
【0008】
(1)本発明に係る鉄筋の防錆方法は、プレキャストコンクリートに設けられ露出した鉄筋の防錆方法であって、前記鉄筋に対して防錆剤を含む樹脂製袋を被せる被覆ステップと、前記防錆樹脂製袋を固定する固定ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る防錆方法によれば、防錆剤を含む樹脂製袋を各鉄筋部に直接被せることにより、袋内に防錆材が充満した状態を維持し、鉄筋の防錆効果を容易に向上させることができる。鉄筋部が十分に防錆されることで、プレキャストコンクリートの耐久性と寿命が延長され、コンクリートの劣化や補修コストを軽減する。
【0010】
(2)前記した鉄筋の防錆方法は、前記樹脂製袋は、一端が開口し、他端が閉口し、前記一端から他端までの距離は、前記露出した鉄筋に長さに対応しており、前記被覆ステップにおいて、前記開口を鉄筋の一端から被せ、鉄筋の他端まで前記樹脂袋を延ばす工程を含み、前記固定ステップは、前記樹脂製袋の前記開口を固定する工程を特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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