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公開番号
2025023652
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127980
出願日
2023-08-04
発明の名称
監視システム、監視方法及び監視プログラム
出願人
株式会社パスコ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08C
15/00 20060101AFI20250207BHJP(信号)
要約
【課題】ユニットが設置される二つの位置の間の距離が異常であるか否かを精度良く判定することが可能な監視システム、監視方法及び監視プログラムを提供する。
【解決手段】監視システムは、複数の第1時点における、第1位置に設置された第1ユニットと第1位置から離間した第2位置に設置された第2ユニットとの間の距離の第1変化量の移動平均値、及び、複数の第1時点における第1温度の移動平均値に基づいて、しきい値を設定する設定手段と、第2時点における、第1ユニットと第2ユニットとの間の距離の第2変化量に基づく値と、しきい値とを比較することにより、第1位置と第2位置の間の距離が異常であるか否かを判定する判定手段と、判定手段による判定結果に関する情報を出力する出力部と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の第1時点における、第1位置に設置された第1ユニットと前記第1位置から離間した第2位置に設置された第2ユニットとの間の距離の第1変化量の移動平均値、及び、前記複数の第1時点における第1温度の移動平均値に基づいて、しきい値を設定する設定手段と、
第2時点における、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間の距離の第2変化量に基づく値と、前記しきい値とを比較することにより、前記第1位置と前記第2位置の間の距離が異常であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に関する情報を出力する出力部と、
を有することを特徴とする監視システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記複数の第1時点における前記第1変化量の移動平均値と、前記複数の第1時点における前記第1温度の移動平均値とについて線形回帰分析又は重回帰分析を行うことにより、前記第1変化量の移動平均値と、前記第1温度の移動平均値との間の関係を示す関係式を算出する算出手段をさらに有し、
前記設定手段は、さらに前記関係式に基づいて、前記しきい値を設定する、請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記設定手段は、前記第1温度の年間最高温度又は年間最低温度に基づいて、前記第1変化量の年間最小変化量又は年間最大変化量を算出し、前記第1変化量の年間最小変化量又は年間最大変化量に基づいて、前記しきい値を設定する、請求項1または2に記載の監視システム。
【請求項4】
前記複数の第1時点は、複数日にわたり、
前記設定手段は、前記第1変化量の日ごとの変化幅のうちの最大値である日内変化幅を算出し、前記日内変化幅に基づいて、前記しきい値を設定する、請求項1または2に記載の監視システム。
【請求項5】
前記設定手段は、前記関係式と複数の前記第2時点における第2温度の平均値に基づいて、前記しきい値を設定し、
前記判定手段は、前記第2変化量又は前記第2変化量の平均値と、前記しきい値とを比較することにより、前記第1位置と前記第2位置の間の距離が異常であるか否かを判定する、請求項2に記載の監視システム。
【請求項6】
複数の第1時点における、第1位置に設置された第1ユニットと前記第1位置から離間した第2位置に設置された第2ユニットとの間の距離の第1変化量の移動平均値、及び、前記複数の第1時点における第1温度の移動平均値に基づいて、しきい値を設定し、
第2時点における、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間の距離の第2変化量に基づく値と、前記しきい値とを比較することにより、前記第1位置と前記第2位置の間の距離が異常であるか否かを判定し、
判定結果に関する情報を出力する、
ことを特徴とする監視方法。
【請求項7】
計測装置を制御するプログラムであって、
複数の第1時点における、第1位置に設置された第1ユニットと前記第1位置から離間した第2位置に設置された第2ユニットとの間の距離の第1変化量の移動平均値、及び、前記複数の第1時点における第1温度の移動平均値に基づいて、しきい値を設定し、
第2時点における、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間の距離の第2変化量に基づく値と、前記しきい値とを比較することにより、前記第1位置と前記第2位置の間の距離が異常であるか否かを判定し、
判定結果に関する情報を出力する、
ことを前記計測装置に実行させることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、監視システム、監視方法及び監視プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、橋梁等の構造物の維持管理のために、構造物の変位を監視する監視システムが開発されている。監視システムは、例えば、構造物上の相互に離間した二つの位置に設置されたユニットの間の距離の変化量を通知する。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数のケースと、各ケースの収容部が形成する空間に配置され、所定方向に移動可能なスケール部と、センサ部とを含む間隙幅データ収集システムが開示されている。各ケースは、構造物の間隙をまたいで構造物に設置され、センサ部は、スケール部における間隙をまたぐ第1の点と第2の点との間の長さを測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-120521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
監視システムでは、長期にわたる維持管理を効率的に行うために日常的には生じ得ない大きな変位を日常的な変位と区別し、非日常的な変位が生じたことを異常として通知することが要求されている。
【0006】
しかしながら、上記距離は構造物の非日常的な変状の他に日常的な温度によっても変化する。そのため、監視システムでは、温度変化によらず、ユニットが設置される二つの位置の間の距離が異常であるか否かを精度良く判定することが要求されている。
【0007】
本発明は、ユニットが設置される二つの位置の間の距離が異常であるか否かを精度良く判定することが可能な監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る監視システムは、複数の第1時点における、第1位置に設置された第1ユニットと第1位置から離間した第2位置に設置された第2ユニットとの間の距離の第1変化量の移動平均値、及び、複数の第1時点における第1温度の移動平均値に基づいて、しきい値を設定する設定手段と、第2時点における、第1ユニットと第2ユニットとの間の距離の第2変化量に基づく値と、しきい値とを比較することにより、第1位置と第2位置の間の距離が異常であるか否かを判定する判定手段と、判定手段による判定結果に関する情報を出力する出力部と、を有する。
【0009】
また、本発明に係る監視システムにおいて、複数の第1時点における第1変化量の移動平均値と、複数の第1時点における第1温度の移動平均値とについて線形回帰分析又は重回帰分析を行うことにより、第1変化量の移動平均値と、第1温度の移動平均値との間の関係を示す関係式を算出する算出手段をさらに有し、設定手段は、さらに関係式に基づいて、しきい値を設定することが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る監視システムにおいて、設定手段は、第1温度の年間最高温度又は年間最低温度に基づいて、第1変化量の年間最小変化量又は年間最大変化量を算出し、第1変化量の年間最小変化量又は年間最大変化量に基づいて、しきい値を設定することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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