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公開番号2025023129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024208587,2023507095
出願日2024-11-29,2022-03-14
発明の名称樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化プラスチック
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08J 5/24 20060101AFI20250206BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】硬化して硬化物としたときの靭性および弾性率に優れるプリプレグを提供すること。
【解決手段】炭素繊維とマトリクス樹脂とを含むプリプレグであって、前記マトリクス樹脂は、エポキシ樹脂、硬化剤、分子量が200以上である単官能(メタ)アクリレートモノマー、および多官能(メタ)アクリレートモノマーを含有する、プリプレグ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
強化繊維とマトリクス樹脂とを含むプリプレグであって、マトリクス樹脂がエポキシ樹脂を含み、前記マトリクス樹脂を下記硬化条件で硬化したときの硬化物がドメインXおよびドメインYからなる海島相分離構造を有し、前記ドメインXは下記測定法により測定されるサイズRが400nm以下の島部分を構成し、前記ドメインX間距離Lの前記サイズRに対する比L/Rが1.1以上である、プリプレグ。
硬化条件;
マトリクス樹脂を2枚のガラス板の間に注入して厚さ2mmの板状に成形し、2℃/分でオーブン雰囲気温度130℃まで昇温し、130℃で90分間保持する。
測定条件;
前処理として、硬化物の断面から、ウルトラミクロトームを用いて60~90nm厚みの切片を切り出し、得られた切片をRuO

蒸気に7分間暴露することで電子染色を施す。または、あらかじめOsO

蒸気に16時間暴露した硬化物の断面から、ウルトラミクロトームを用いて60~90nm厚みの切片を切り出す。透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、加速電圧を80kVに設定した状態で、前処理によって電子染色された切片の相分離構造を観察し、TEM画像を取得する。得られたTEM画像を、画像解析ソフトウェアを用いて、スムージングとバックグラウンド減算した後、2値化した画像の境界を検出する。サイズRは、ドメインXの最大フェレ径の中央値とする。ドメインX間距離Lは、ドメインXの重心から最近隣の別のドメインXの重心までの距離の中央値とする。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記比L/Rが100以下である、請求項1に記載のプリプレグ。
【請求項3】
前記サイズRが1nm以上である、請求項1又は2に記載のプリプレグ。
【請求項4】
前記マトリクス樹脂が下記成分(A)および(B)を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のプリプレグ。
成分(A):(メタ)アクリレートモノマー
成分(B):硬化剤。
【請求項5】
前記成分(A)が単官能の(メタ)アクリレートモノマーを含む、請求項4に記載のプリプレグ。
【請求項6】
前記成分(A)が多官能の(メタ)アクリレートモノマーを含む、請求項4または5に記載のプリプレグ。
【請求項7】
前記ドメインXが(メタ)アクリレートモノマーの重合体を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のプリプレグ。
【請求項8】
前記ドメインYがエポキシ樹脂の硬化物を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載のプリプレグ。
【請求項9】
前記成分(B)がジシアンジアミド、ウレア類、イミダゾール類、芳香族アミン類の中から選ばれる少なくとも1種である成分(b1)を含む、請求項4~8のいずれか1項に記載のプリプレグ。
【請求項10】
前記成分(b1)をマトリクス樹脂に含まれる全エポキシ樹脂100質量部に対し、1~15質量部含む、請求項9に記載のプリプレグ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性樹脂組成物、並びにこれを用いたフィルム、成形品、プリプレグ及び繊維強化プラスチックに関するものであり、スポーツ・レジャー用途、一般産業用途、航空機用材料用途等に好適に使用されるものである。
本願は、2021年3月15日に、日本に出願された特願2021-041609号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
続きを表示(約 7,200 文字)【背景技術】
【0002】
繊維強化複合材料の1つである繊維強化プラスチックは、軽量で、高強度、高剛性であるため、スポーツ・レジャー用途から、自動車や航空機等の産業用途まで、幅広く用いられている。繊維強化プラスチックの製造方法としては、強化繊維などの長繊維(連続繊維)からなる補強材にマトリクス樹脂を含浸させた中間材料、すなわちプリプレグを使用する方法がある。この方法によれば、繊維強化プラスチックの強化繊維の含有量を管理しやすいとともに、その含有量を高めに設計することが可能であるという利点があり、プリプレグを複数枚積層、加熱硬化することにより、成形物を得ることができる。
【0003】
軽量化のニーズから、強化繊維としては比強度、比弾性率に優れた炭素繊維が用いられ、マトリクス樹脂としてはその炭素繊維との接着性に優れたエポキシ樹脂が多く用いられている。しかしながら、エポキシ樹脂は、一般にその硬化物が脆く、靱性が低い傾向にある。そのため、繊維強化プラスチックの破壊靱性や剛性の改善のためには、エポキシ樹脂の靭性の向上が技術的な課題であった。従来、ポリエーテルスルホン等のエンジニアリングプラスチックによる改質手法によりエポキシ樹脂の強靱性化が行われてきた。また、近年では、ブロックコポリマー等の改質剤を添加し、樹脂の硬化過程で生じる相分離構造を用いて、靱性向上を図る検討がなされている。しかし、いずれの手法においても、硬化物のガラス転移温度(Tg)や弾性率が低下する傾向にある上に、ポリマー添加による大幅な粘度上昇は避けられない。
【0004】
これらの課題を解決する為、改質剤の元となるモノマーを「in situ 重合法」により系内で重合させ、改質剤の生成とエポキシ樹脂の硬化反応を同時に行う試みがなされている(非特許文献1)。この試みではラジカル重合により生成するビニルポリマーを改質剤として用いており、繊維強化プラスチックの分野においても、エポキシ樹脂とラジカル重合性モノマーを併用して中間材料を製造する技術開発が進んでいる(特許文献1~3)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
大山俊幸著 ネットワークポリマー 36 211(2015)
【特許文献】
【0006】
特許第3669090号公報
特開平11-43547号公報
特許第5424021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的の一つは、硬化して硬化物としたときの靭性および弾性率に優れるプリプレグを提供することにある。また、本発明の他の目的は、硬化して硬化物としたときの靭性を向上できるマトリクス樹脂の相分離構造を形成可能なプリプレグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は以下[1]~[52]の形態を有する。
[1]炭素繊維とマトリクス樹脂とを含むプリプレグであって、前記マトリクス樹脂は、エポキシ樹脂、硬化剤、分子量が200以上である単官能(メタ)アクリレートモノマー、および多官能(メタ)アクリレートモノマーを含有する、プリプレグ。
[2]前記硬化剤が、ジシアンジアミド、ウレア類、イミダゾール類、芳香族アミン類の中から選ばれる少なくとも1種である成分(b1)を含む、[1]に記載のプリプレグ。
[3]前記硬化剤が、ジシアンジアミドを含む、[2]に記載のプリプレグ。
[4]前記硬化剤が少なくとも1種のラジカル重合開始剤である成分(b2)を含む、[1]~[3]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[5]前記成分(b2)が、ジアシルパーオキサイド、アルキルパーオキシエステル、パーオキシジカーボネート、パーオキシケタール、ジアルキルパーオキサイド、及びハイドロパーオキサイドからなる群から選ばれる少なくとも1種のパーオキサイド系化合物類を含む、[4]に記載のプリプレグ。
[6]前記プリプレグ中の前記多官能(メタ)アクリレートモノマーの含有率が、前記分子量が200以上である単官能(メタ)アクリレートモノマーの含有率より大きい、[1]~[5]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[7]前記分子量が200以上である単官能(メタ)アクリレートモノマーが、イソボルニル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、およびジシクロペンタニル(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1種のモノマーを含む、[1]~[6]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[8]前記多官能(メタ)アクリレートモノマーが、下記構造式(1)のアクリレートモノマーを含む、[1]~[7]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
【0009】
TIFF
2025023129000001.tif
45
170
【0010】
(式(1)中、Xはそれぞれ独立にエチレンオキサイド、またはプロピレンオキサイド、n、m、lはそれぞれ独立に0~10の整数、Yはアクリロイル基または水素原子を表す。)
[9]前記分子量が200以上である単官能(メタ)アクリレートモノマー、および多官能(メタ)アクリレートモノマーを全エポキシ樹脂100質量部に対して、5~45質量部含む、[1]~[8]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[10]強化繊維とマトリクス樹脂とを含むプリプレグであって、マトリクス樹脂がエポキシ樹脂を含み、前記マトリクス樹脂を下記硬化条件で硬化したときの硬化物がドメインXおよびドメインYからなる海島相分離構造を有し、前記ドメインXは下記測定法により測定されるサイズRが400nm以下の島部分を構成し、前記ドメインX間距離Lの前記サイズRに対する比L/Rが1.1以上である、プリプレグ。
硬化条件;
マトリクス樹脂を2枚のガラス板の間に注入して厚さ2mmの板状に成形し、2℃/分でオーブン雰囲気温度130℃まで昇温し、130℃で90分間保持する。
測定条件;
前処理として、硬化物の断面から、ウルトラミクロトームを用いて60~90nm厚みの切片を切り出し、得られた切片をRuO

蒸気に7分間暴露することで電子染色を施す。または、あらかじめOsO

蒸気に16時間暴露した硬化物の断面から、ウルトラミクロトームを用いて60~90nm厚みの切片を切り出す。透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて、加速電圧を80kVに設定した状態で、前処理によって電子染色された切片の相分離構造を観察し、TEM画像を取得する。得られたTEM画像を、画像解析ソフトウェアを用いて、スムージングとバックグラウンド減算した後、2値化した画像の境界を検出する。サイズRは、ドメインXの最大フェレ径の中央値とする。ドメインX間距離Lは、ドメインXの重心から最近隣の別のドメインXの重心までの距離の中央値とする。
[11]前記比L/Rが100以下である、[10]に記載のプリプレグ。
[12]前記サイズRが1nm以上である、[10]又は[11]に記載のプリプレグ。
[13]前記マトリクス樹脂が下記成分(A)および(B)を含む、[10]~[12]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
成分(A):(メタ)アクリレートモノマー
成分(B):硬化剤。
[14]前記成分(A)が単官能の(メタ)アクリレートモノマーを含む、[13]に記載のプリプレグ。
[15]前記成分(A)が多官能の(メタ)アクリレートモノマーを含む、[13]または[14]に記載のプリプレグ。
[16]前記ドメインXが(メタ)アクリレートモノマーの重合体を含む、[10]~[15]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[17]前記ドメインYがエポキシ樹脂の硬化物を含む、[10]~[16]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[18]前記成分(B)がジシアンジアミド、ウレア類、イミダゾール類、芳香族アミン類の中から選ばれる少なくとも1種である成分(b1)を含む、[13]~[17]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[19]前記成分(b1)をマトリクス樹脂に含まれる全エポキシ樹脂100質量部に対し、1~15質量部含む、[18]に記載のプリプレグ。
[20]前記成分(B)が少なくとも1種のラジカル重合開始剤である成分(b2)を含む、[13]~[19]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[21]前記成分(b2)をマトリクス樹脂全体100質量部に対して、0.1~5質量部含む、[20]に記載のプリプレグ。
[22]前記成分(b2)が、10時間半減期温度が70℃以上である化合物を含む、[20]または[21]に記載のプリプレグ。
[23]前記成分(b2)が、ジアシルパーオキサイド、アルキルパーオキシエステル、パーオキシジカーボネート、パーオキシケタール、ジアルキルパーオキサイド、及びハイドロパーオキサイドからなる群から選ばれる少なくとも1種のパーオキサイド系化合物類を含む、[20]~[22]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[24]前記成分(A)を全エポキシ樹脂100質量部に対して、5~45質量部含む、[10]~[23]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[25]前記強化繊維が炭素繊維を含む、[10]~[24]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[26][10]~[25]のいずれか1項に記載のプリプレグが硬化した繊維強化プラスチック。
[27]強化繊維とマトリクス樹脂とからなる繊維強化プラスチックであって、前記マトリクス樹脂がドメインXおよびドメインYからなる海島相分離構造を有し、ドメインXは下記測定法により測定されるサイズRが400nm以下の島部分を構成し、ドメインX間距離Lの前記サイズRに対する比L/Rが1.1以上である、繊維強化プラスチック。
測定条件;
前処理として、繊維強化プラスチックの断面を機械研磨し、鏡面を得る。得られた平滑断面をRuO

蒸気やOsO

蒸気に暴露することで電子染色を施す。導電処理を施した後に、加速電圧を5kVに設定した走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、電子染色を施した断面の反射電子像を取得し、相分離構造を観察する。得られた反射電子像を、画像解析ソフトウェアを用いて、スムージングとバックグラウンド減算した後、2値化した画像の境界を検出する。サイズRは、ドメインXの最大フェレ径の中央値とする。ドメインX間距離Lは、ドメインXの重心から最近隣の別のドメインXの重心までの距離の中央値とする。
[28]前記比L/Rが100以下である、[27]に記載の繊維強化プラスチック。
[29]前記サイズRが1nm以上である、[27]または[28]に記載の繊維強化プラスチック。
[30]前記ドメインXが(メタ)アクリレートモノマーの重合体を含む、[27]~[29]のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック。
[31]前記ドメインYがエポキシ樹脂の硬化物を含む、[27]~[30]のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック。
[32]前記強化繊維が炭素繊維を含む、[27]~[31]のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック。
[34]前記マトリクス樹脂を下記硬化条件で硬化したときの硬化物がドメインXおよびドメインYからなる海島相分離構造を有し、前記ドメインXは下記測定法により測定されるサイズRが400nm以下の島部分を構成し、前記ドメインX間距離Lの前記サイズRに対する比L/Rが、1.1以上100以下が好ましく、1.1以上50以下がより好ましく、1.25以上10以下がさらに好ましく、1.5以上5.0以下が特に好ましい、[1]~[25]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[35]前記マトリクス樹脂が、エポキシ樹脂、及び(メタ)アクリレートモノマーを含有し、前記(メタ)アクリレートモノマーの含有量は、プリプレグ中の全エポキシ樹脂100質量部に対して5質量部以上45質量部以下であることが好ましく、10質量部以上40質量部以下であることがより好ましい、[1]~[25]、及び[34]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[36]前記マトリクス樹脂が、エポキシ樹脂、及びエポキシ樹脂を硬化させる成分(b1)を含有し、前記成分(b1)の含有量は、マトリクス樹脂に含まれる全エポキシ樹脂100質量部に対し、1質量部以上15質量部以下であることが好ましく、2質量部以上12質量部以下であることがより好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[35]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[37]前記マトリクス樹脂が、エポキシ樹脂、及びジシアンジアミドを含有し、ジシアンジアミドの含有量は、マトリクス樹脂に含まれる全エポキシ樹脂100質量部に対し、1~15質量部が好ましく、2~10質量部がより好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[36]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[38]前記マトリクス樹脂が、(メタ)アクリレートモノマー、及び前記(メタ)アクリレートモノマーを硬化させる成分(b2)を含有し、成分(b2)の含有量は、マトリクス樹脂全体100質量部に対し、0.1質量部以上含有することが好ましく、0.2質量部以上含有することがより好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[37]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[39]前記マトリクス樹脂が、液状のエポキシ樹脂を含有し、前記エポキシ樹脂液状のエポキシ樹脂の粘度は、25℃において0.1Pa・s以上500Pa・s以下であることが好ましく、0.1Pa・s以上300Pa・s以下であることがより好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[38]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[40]前記マトリクス樹脂が、エポキシ樹脂を含有し、前記エポキシ樹脂の含有量は、マトリクス樹脂100質量部に対して70質量部以上100質量部未満が好ましく、80質量部以上95質量部以下がより好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[39]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[41]前記マトリクス樹脂が、液状のエポキシ樹脂を含有し、前記液状のエポキシ樹脂の含有量は、エポキシ樹脂組成物に含まれる全エポキシ樹脂100質量部に対して20質量部以上80質量部以下であることが好ましく、20質量部以上75質量部以下であることがより好ましく、25質量部以上70質量部以下であることがさらに好ましく、28質量部以上50質量部以下であることが特に好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[40]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[43]前記マトリクス樹脂が、固形のエポキシ樹脂を含有し、前記固形のエポキシ樹脂の含有量は、エポキシ樹脂組成物に含まれる全エポキシ樹脂100質量部に対して10質量部以上80質量部以下であることが好ましく、13質量部以上70質量部以下であることがより好ましく、15質量部以上60質量部以下であることがさらに好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[42]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[44]前記マトリクス樹脂が、エポキシ樹脂、及び熱可塑性樹脂を含有し、前記熱可塑性樹脂の含有量は、マトリクス樹脂に含まれる全エポキシ樹脂100質量部に対して1質量部以上30質量部以下含むことが好ましく、2質量部以上10質量部以下含むことがより好ましく、3質量部以上6質量部以下含むことがさらに好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[43]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[45]前記マトリクス樹脂が、液状のエポキシ樹脂、及び固形のエポキシ樹脂を含有し、[液状のエポキシ樹脂の含有量]/[固体のエポキシ樹脂の含有量]で表される質量比は、10/90~50/90が好ましく、20/80~40/60がより好ましく、25/75~35/65がさらに好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[44]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[46]前記マトリクス樹脂が、エポキシ樹脂、及び(メタ)アクリレートモノマーを含有し、[エポキシ樹脂の含有量]/[(メタ)アクリレートモノマーの含有量]で表される質量比は、100/75~100/5が好ましく、100/50~100/10がより好ましく、100/30~100/20がさらに好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[45]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
[47]前記マトリクス樹脂から厚さ2mmの樹脂板を形成したときの、前記樹脂板の曲げ強度は、170MPa以上200MPa以下が好ましく、175MPa以上190MPa以下がより好ましい、[1]~[25]、及び[34]~[46]のいずれか1項に記載のプリプレグ。
(【0011】以降は省略されています)

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