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公開番号2025023045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024206599,2023110968
出願日2024-11-27,2019-08-29
発明の名称第1の通信装置と第1の通信装置のためのコンピュータプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04W 76/10 20180101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約【課題】第1の通信装置が、第1の通信装置自身の状況を考慮して、適切な役割を担うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】第1の通信装置は、第1の通信装置の公開鍵を用いて得られる出力情報を外部に出力するための出力制御処理を実行し、公開鍵を取得した第2の通信装置から公開鍵が利用された認証要求を受信する。第1の通信装置は、第1の通信装置と第1のアクセスポイントとの間に無線接続が確立されている場合に、第1の通信装置が第1の役割を担うことを示す第1の役割情報を含む第1の認証応答を第2の通信装置に送信する。また、第1の通信装置は、第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていない場合に、第1の通信装置が第1の役割とは異なる第2の役割を担うことを示す第2の役割情報を含む第2の認証応答を第2の通信装置に送信する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1の通信装置であって、
Wi-Fi規格に従った無線通信を実行するための無線インターフェースと、
前記Wi-Fi規格に従った出力情報であって、前記第1の通信装置の公開鍵を用いて得られる前記出力情報を外部に出力するための出力制御処理を実行する出力制御部と、
前記公開鍵を取得した第2の通信装置から、前記無線インターフェースを介して、前記公開鍵が利用された認証要求を受信する認証要求受信部と、
前記第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されているのか否かを判断する第1の判断部と、
前記第2の通信装置から前記認証要求が受信され、かつ、前記第1の通信装置と第1のアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていると判断される場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の通信装置が第1の役割を担うことを示す第1の役割情報を含む第1の認証応答を前記第2の通信装置に送信する第1の認証応答送信部であって、前記第1の役割は、前記第2の通信装置が前記第1のアクセスポイントとの第1の無線接続を確立するための第1の無線設定情報を前記第2の通信装置に送信する役割である、前記第1の認証応答送信部と、
前記第1の認証応答が前記第2の通信装置に送信された後に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の無線設定情報を前記第2の通信装置に送信する無線設定送信部と、
前記第2の通信装置から前記認証要求が受信され、かつ、前記第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていないと判断される場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の通信装置が前記第1の役割とは異なる第2の役割を担うことを示す第2の役割情報を含む第2の認証応答を前記第2の通信装置に送信する第2の認証応答送信部であって、前記第2の役割は、前記第1の通信装置が第2のアクセスポイントとの第2の無線接続を確立するための第2の無線設定情報を前記第2の通信装置から受信する役割である、前記第2の認証応答送信部と、
前記第2の認証応答が前記第2の通信装置に送信された後に、前記無線インターフェースを介して、前記第2の無線設定情報を前記第2の通信装置から受信する第1の無線設定受信部と、
前記第2の無線設定情報を利用して、前記無線インターフェースを介して、前記第2のアクセスポイントとの前記第2の無線接続を確立する第1の確立部と、
を備える、第1の通信装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1の判断部は、前記第2の通信装置から前記認証要求が受信される場合に、前記第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されているのか否かを判断する、請求項1に記載の第1の通信装置。
【請求項3】
前記第1の通信装置は、さらに、
前記第2の通信装置から前記認証要求が受信される場合に、前記認証要求が所定情報を含むのか否かを判断する第2の判断部であって、前記所定情報は、前記第2の通信装置が前記第2の役割を担うことを示す情報である、前記第2の判断部を備え、
前記第1の認証応答送信部は、前記第1の通信装置と前記第1のアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていると判断され、かつ、前記認証要求が前記所定情報を含むと判断される場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の役割情報を含む前記第1の認証応答を前記第2の通信装置に送信し、
前記第2の認証応答送信部は、さらに、前記第1の通信装置と前記第1のアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていると判断され、かつ、前記認証要求が前記所定情報を含まないと判断される場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第2の役割情報を含む前記第2の認証応答を前記第2の通信装置に送信する、請求項1又は2に記載の第1の通信装置。
【請求項4】
前記認証要求は、アクセスポイントを介した通信の利用に関する第1の利用情報と、アクセスポイントを介さない通信の利用に関する第2の利用情報と、のうちのいずれかを含み、
前記第1の判断部は、前記認証要求が前記第1の利用情報を含む場合に、前記第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されているのか否かを判断し、
前記第1の通信装置は、さらに、
前記認証要求が前記第2の利用情報を含む場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第2の通信装置とアクセスポイントを介さない第3の無線接続を確立する第2の確立部を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の第1の通信装置。
【請求項5】
前記第3の無線接続は、前記Wi-Fi規格のWi-Fi Direct方式に従った無線接続である、請求項4に記載の第1の通信装置。
【請求項6】
前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記Wi-Fi Direct方式におけるGroup Owner状態である場合に、前記第1の役割を担い、
前記第1の通信装置は、前記第1の通信装置が前記Wi-Fi Direct方式におけるClient状態である場合に、前記第2の役割を担う、請求項5に記載の第1の通信装置。
【請求項7】
前記出力情報は、前記Wi-Fi規格のDevice Provisioning Protocol方式に従った情報である、請求項1から6のいずれか一項に記載の第1の通信装置。
【請求項8】
前記第1の判断部は、前記第1の通信装置との無線接続が確立されたアクセスポイントに関するアクセスポイント情報がメモリに記憶されている場合に、前記第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていると判断する、請求項1から7のいずれか一項に記載の第1の通信装置。
【請求項9】
前記アクセスポイント情報は、前記Wi-Fi規格のDevice Provisioning Protocol方式に従ったSigned Connectorを含む、請求項8に記載の第1の通信装置。
【請求項10】
前記出力情報は、前記公開鍵がコード化されることによって得られるコード画像であり、
前記出力制御処理は、前記コード画像である前記出力情報を表示部に表示させるための処理である、請求項1から9のいずれか一項に記載の第1の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書では、第1の通信装置と他の装置との間に無線接続を確立させるための技術を開示する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、Wi-Fi Allianceによって策定された無線通信方式であるDPP(Device Provisioning Protocolの略)方式が記述されている。DPP方式は、一対の装置の間にWi-Fi接続を容易に確立させるための無線通信方式である。DPP方式では、Configuratorの役割を担う第1の装置は、Wi-Fi接続を確立するための情報をEnrolleeの役割を担う第2の装置に送信する。そして、第2の装置と他の装置(例えば第1の装置でもよいし第1の装置とは異なる装置でもよい)との間にWi-Fi接続が確立される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「Device Provisioning Protocol Technical Specification Version 1.1」Wi-Fi Alliance, 2018年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、第1の通信装置が、第1の通信装置自身の状況を考慮して、適切な役割を担うことが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書によって開示される第1の通信装置は、Wi-Fi規格に従った無線通信を実行するための無線インターフェースと、前記Wi-Fi規格に従った出力情報であって、前記第1の通信装置の公開鍵を用いて得られる前記出力情報を外部に出力するための出力制御処理を実行する出力制御部と、前記公開鍵を取得した第2の通信装置から、前記無線インターフェースを介して、前記公開鍵が利用された認証要求を受信する認証要求受信部と、前記第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されているのか否かを判断する第1の判断部と、前記第2の通信装置から前記認証要求が受信され、かつ、前記第1の通信装置と第1のアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていると判断される場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の通信装置が第1の役割を担うことを示す第1の役割情報を含む第1の認証応答を前記第2の通信装置に送信する第1の認証応答送信部であって、前記第1の役割は、前記第2の通信装置が前記第1のアクセスポイントとの第1の無線接続を確立するための第1の無線設定情報を前記第2の通信装置に送信する役割である、前記第1の認証応答送信部と、前記第1の認証応答が前記第2の通信装置に送信された後に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の無線設定情報を前記第2の通信装置に送信する無線設定送信部と、前記第2の通信装置から前記認証要求が受信され、かつ、前記第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていないと判断される場合に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の通信装置が前記第1の役割とは異なる第2の役割を担うことを示す第2の役割情報を含む第2の認証応答を前記第2の通信装置に送信する第2の認証応答送信部であって、前記第2の役割は、前記第1の通信装置が第2のアクセスポイントとの第2の無線接続を確立するための第2の無線設定情報を前記第2の通信装置から受信する役割である、前記第2の認証応答送信部と、前記第2の認証応答が前記第2の通信装置に送信された後に、前記無線インターフェースを介して、前記第2の無線設定情報を前記第2の通信装置から受信する第1の無線設定受信部と、前記第2の無線設定情報を利用して、前記無線インターフェースを介して、前記第2のアクセスポイントとの前記第2の無線接続を確立する第1の確立部と、を備えてもよい。
【0006】
上記の構成によると、第1の通信装置は、第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されているのか否かを判断する。第1の通信装置と第1のアクセスポイントとの間に無線接続が確立されている状況において、第1の通信装置は、第1の無線設定情報を第2の通信装置に送信する役割である第1の役割を担い、第1の無線設定情報を第2の通信装置に送信する。この結果、第2の通信装置と第1のアクセスポイントとの間に第1の無線接続を確立させることができる。また、第1の通信装置といずれかのアクセスポイントとの間に無線接続が確立されていない状況において、第1の通信装置は、第2の通信装置から第2の無線設定情報を受信する役割である第2の役割を担い、第2の通信装置から第2の無線設定情報を受信する。この結果、第1の通信装置と第2のアクセスポイントとの間に第2の無線接続を確立させることができる。従って、第1の通信装置は、第1の通信装置自身の状況を考慮して、適切な役割を担うことができる。
【0007】
上記の第1の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と他の装置(例えば、第2の通信装置、外部装置)とを備える通信システムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通信システムの構成を示す。
プリンタとアクセスポイントとの間にDPP方式に従った無線接続を確立するための処理の概略のシーケンス図を示す。
Bootstrappingの処理のシーケンス図を示す。
Authenticationの処理のシーケンス図を示す。
Configurationの処理のシーケンス図を示す。
Network Accessの処理のシーケンス図を示す。
Authenticationの処理のフローチャートを示す。
プリンタとAPとの間に無線接続が確立されているケースAにおけるBootstrappingの処理とAuthenticationの処理のシーケンス図を示す。
図8の続きのシーケンス図(Configurationの処理とNetwork Accessの処理)を示す。
プリンタとAPとの間、及び、端末装置とAPの間に無線接続が確立されているケースBにおけるBootstrappingの処理とAuthenticationの処理のシーケンス図を示す。
図10の続きのシーケンス図(Configurationの処理とNetwork Accessの処理)を示す。
プリンタとAPとの間にWFD方式に従った無線接続を確立するケースCにおけるBootstrappingの処理のシーケンス図を示す。
図12の続きのシーケンス図(Authenticationの処理)を示す。
図13の続きのシーケンス図(Configurationの処理)を示す。
図14の続きのシーケンス図(Network Accessの処理)を示す。
本実施例の各ケースをまとめたテーブルを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、2個のアクセスポイント(以下では単に「AP」と記載する)6、8と、プリンタ10と、2個の端末100、200と、を備える。本実施例では、ユーザは、例えば、端末100を利用して、プリンタ10とAP6との間にWi-Fi規格に従った無線接続(以下では「Wi-Fi接続」と記載する)を確立させる。
【0010】
(端末100の構成)
端末100は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、タブレットPC等の可搬型の端末装置である。変形例では、端末100は、据置型の端末装置であってもよい。端末100は、カメラ115と、Wi-Fiインターフェース116と、を備える。以下では、インターフェースのことを単に「I/F」と記載する。
(【0011】以降は省略されています)

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