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公開番号
2025022416
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126960
出願日
2023-08-03
発明の名称
積層体及び包装材
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/06 20060101AFI20250206BHJP(積層体)
要約
【課題】アルミニウム箔やアルミニウム蒸着膜等を有さずに高いガスバリア性を有する、包装材料に適用可能なガスバリア性積層体を提供することにある。
【解決手段】第一の基材と、ガスバリア樹脂層とを含む積層体であって、前記ガスバリア樹脂層が、下記(A1)又は(A2)である積層体、及び包装材を提供する。
(1)水酸基を有する水溶性高分子と、Si(OR
1
)
4
、または、R
2
Si(OR
3
)
3
(但しOR
1
およびOR
3
は加水分解性基を表し、R
2
は有機官能基を表す)で表されるケイ素化合物、又は前記ケイ素化合物の加水分解物を1種類以上とを含有するガスバリア樹脂層(A1)
(2)脱水縮合性を有するヘテロ原子化合物、およびカルボキシル基を有する重合体を含有するガスバリア樹脂層(A2)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第一の基材と、ガスバリア樹脂層とを含む積層体であって、
前記ガスバリア樹脂層が、(A1)又は(A2)であることを特徴とする積層体。
(1)水酸基を有する水溶性高分子と、Si(OR
1
)
4
、または、R
2
Si(OR
3
)
3
(但しOR
1
およびOR
3
は加水分解性基を表し、R
2
は有機官能基を表す)で表されるケイ素化合物、又は前記ケイ素化合物の加水分解物を1種類以上とを含有するガスバリア樹脂層(A1)
(2)脱水縮合性を有するヘテロ原子化合物、およびカルボキシル基を有する重合体を含有するガスバリア樹脂層(A2)
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記第一の基材と、前記ガスバリア樹脂層と、ガスバリア性接着層と、第二の基材とを含む請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
耐熱性樹脂層と、前記第一の基材と、前記ガスバリア樹脂層と、第二の基材とを含む請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記第一の基材がオレフィン系樹脂基材である請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記第一の基材、及び前記第二の記載がオレフィン系樹脂基材である請求項2に記載の積層体。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の積層体からなる包装材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はガスバリア性を有する積層体及び包装材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
外気からの水分・酸素等のガスの侵入を防ぐ目的で、ガスバリア性材料が各方面で使用されている。例えば食品や飲料等の包装に用いられる包装材料は、様々な流通、冷蔵等の保存や加熱殺菌などの処理等から内容物を保護することや、食品長期保存を目的として、酸化を抑えるため外部からの酸素の侵入を防ぐ酸素バリア性や、二酸化炭素バリア性、各種香気成分等に対するバリア性機能が要求されている。また、太陽電池や、液晶、有機または無機エレクトロルミネッセンス(以下「EL」と称す)等の種々のディスプレイ、並びに電子ペーパーなどの電子デバイスは、その内部構造を保護し、外部からの酸素や水蒸気を遮断するための封止材として一般にガラス基板が使用されるが、薄型化や軽量化、あるいはフレキシブルな製品を提供する目的で、プラスチックフィルムを基材とする透明ガスバリア性フィルムの使用が検討されつつある。(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
昨今、包装材料や封止剤は、廃棄時にリサイクル対応可能であることが求められる。従来ガスバリア性を付与する方法として、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着膜等を構成の一部に使用する方法が一般的であったが、アルミニウムはリサイクル性を低下させるため、アルミニウムを使用しないガスバリア材料が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-077553号公報
特開2010-253861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着膜等を有さずに高いガスバリア性を有する、包装材料に適用可能なガスバリア性積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
即ち本発明は、第一の基材と、ガスバリア樹脂層とを含む積層体であって、
前記ガスバリア樹脂層が、(A1)又は(A2)である積層体を提供する。
(1)水酸基を有する水溶性高分子と、Si(OR
1
)
4
、または、R
2
Si(OR
3
)
3
(但しOR
1
およびOR
3
は加水分解性基を表し、R
2
は有機官能基を表す)で表されるケイ素化合物、又は前記ケイ素化合物の加水分解物を1種類以上とを含有するガスバリア樹脂層(A1)
(2)脱水縮合性を有するヘテロ原子化合物、およびカルボキシル基を有する重合体を含有するガスバリア樹脂層(A2)
【0007】
また本発明は、前記積層体からなる包装材を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着膜等を有さずに高いガスバリア性を有する、包装材料に適用可能なガスバリア性積層体を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書において「~」は、「~」という記載の前の値以上、「~」という記載の後の値以下を意味するものである。
【0010】
(第一の基材)
本発明で使用する第一の基材としては特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ナイロンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリエチレンフィルム(OPE:二軸延伸ポリエチレンフィルム、LLDPE:低密度ポリエチレンフィルム、HDPE:高密度ポリエチレンフィルム)やポリプロピレンフィルム(CPP:無延伸ポリプロピレンフィルム、OPP:二軸延伸ポリプロピレンフィルム)等のポリオレフィンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン-ビニルアルコール共重合体フィルム、セロファン等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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