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公開番号
2025022388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126907
出願日
2023-08-03
発明の名称
弁装置
出願人
株式会社鷺宮製作所
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
F16K
27/02 20060101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】樹脂材料からなる弁本体、及び、フランジ部変形抑制手段を採用することにより、軽量化及び耐圧性の向上を図ることができる弁装置を提供することである。
【解決手段】ハウジングHに収容される弁装置100aであって、樹脂材料からなる弁本体20と、円環形状のフランジ部12を有し、フランジ部12の内周側が、弁本体20にインサート成形されるシール金具10と、収容空間3を画定するケース71と、フランジ部12の変形を抑制するフランジ部変形抑制手段と、を備え、ハウジングHのシール部材収容溝Gsに設けられるシール部材O1が、フランジ部12とシール部材収容溝Gsとの間に挟持されることにより、収容空間3が外部環境とシールされており、フランジ部変形抑制手段は、軸線L方向からみて、シール部材O1の内周縁に沿って隣接する、フランジ部12の他端面に、ケース71を固定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジングに収容される弁装置であって、
樹脂材料からなる弁本体と、
円環形状のフランジ部を有し、前記フランジ部の内周側が、前記弁本体にインサート成形されるシール金具と、
収容空間を画定するケースと、
前記フランジ部の変形を抑制するフランジ部変形抑制手段と、
を備え、
前記ハウジングのシール部材収容溝に設けられるシール部材が、前記フランジ部と前記シール部材収容溝との間に挟持されることにより、前記収容空間が外部環境とシールされており、
前記フランジ部変形抑制手段は、軸線方向からみて、前記シール部材の内周縁に沿って隣接する、前記フランジ部の他端面に、前記ケースを固定することを特徴とする弁装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記フランジ部変形抑制手段は、軸線方向からみて、前記ケースの内周側に位置する前記フランジ部に、少なくとも1つの均圧孔を設けることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項3】
前記フランジ部変形抑制手段は、前記シール部材の内周側に隣接する、前記フランジ部に、円周形状の段部を設け、前記段部を境界に、前記フランジ部の内周側が外周側より他端側にオフセットすることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項4】
前記フランジ部変形抑制手段は、前記フランジ部の内周側に、軸線方向の一端側へと延在し、連続的に形成される円筒部を有することを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項5】
前記フランジ部変形抑制手段は、前記円筒部の一端に、弁座部材を固定することを特徴とする請求項4に記載の弁装置。
【請求項6】
前記フランジ部変形抑制手段は、前記円筒部における前記弁本体への埋設領域に、少なくとも1つの貫通孔を設けることを特徴とする請求項4に記載の弁装置。
【請求項7】
前記フランジ部変形抑制手段は、前記ハウジングとの間に、前記フランジ部を挟持する固定板を有し、軸線方向からみて、前記固定板と前記シール部材が重なることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項8】
前記固定板は、コイルのブラケット固定機構を備えることを特徴とする請求項7に記載の弁装置。
【請求項9】
前記樹脂材料は、強化剤としてガラス繊維、又は炭素繊維が添加されたPPSであることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂材料からなる弁本体、及び、フランジ部変形抑制手段を備える弁装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
弁装置において、ハウジング等に固定する際に、シール部材を挟持するように、フランジ結合するものがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、図10に示すように、弁装置1000(以下、「従来の弁装置」という)であって、金属材料からなるガイド本体1020と、ガイド本体1020内を移動可能なプランジャ1040と、プランジャ1040の先端に固定される弁体部1050と、プランジャ1040を軸線方向に駆動する駆動部1070と、を備えるものが記載されている。また、特許文献1における弁装置1000は、ガイド本体1020の下端外周部に設けられたシール枠部1014に収容される軸シール部材O10と、ガイド本体1020の外周部に固定される金属材料からなるフランジ部1012と、をさらに備えるものが記載されている。この弁装置1000を弁ハウジングユニットH10に、シール状態で取り付けるために、軸シール部材O10を半径方向に挟持しながら、締結ねじ1012fを介して、フランジ部1012を弁座部材1030にフランジ結合するものである。
【0004】
ここで、弁装置は、例えば、水分に晒される使用環境ではない、自動車のエンジンルーム又はモータールーム内に設置されるものであり、燃費向上の観点から、軽量化を図ること、及び、汎用性を高めるために、耐圧性の向上(比較的高圧、例えば、約3MPaの使用条件に耐え得ること)が要望されていた。
【0005】
したがって、まず、従来の弁装置において、部品点数の削減とガイド本体1020を軽量化するために、ガイド本体1020を、金属材料に代えて、樹脂材料からなるものとし、この樹脂材料からなるガイド本体1020に、金属材料からなるフランジ部1012及びシール枠部1014をインサート成形することが考えられる。
【0006】
しかしながら、従来の弁装置において、樹脂材料を採用し、軽量化を施したものでは、比較的高圧の流体が導入されると、ガイド本体1020と、インサート成形されたフランジ部1012及びシール枠部1014との接合強度が堅固でないため、シール枠部1014が軸シール部材O10とともに上方にずれ、フランジ部1012の内周側が捲れ上がり、結果、軸シール部材O10を介して、外部環境へのリークが発生し、シール性が低下するおそれがあった(以下、「従来の問題点(軽量化及び高圧流体に起因して、フランジ部の内周側が捲れ上がる変形)」という)。これにより、従来の弁装置は、軽量化及び耐圧性の向上の要望に、十分に応え得るものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2014-169795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、樹脂材料からなる弁本体、及び、フランジ部変形抑制手段を採用することにより、軽量化及び耐圧性の向上を図ることができる弁装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、ハウジングに収容される弁装置は、樹脂材料からなる弁本体と、円環形状のフランジ部を有し、前記フランジ部の内周側が、前記弁本体にインサート成形されるシール金具と、収容空間を画定するケースと、前記フランジ部の変形を抑制するフランジ部変形抑制手段と、を備え、前記ハウジングのシール部材収容溝に設けられるシール部材が、前記フランジ部と前記シール部材収容溝との間に挟持されることにより、前記収容空間が外部環境とシールされており、前記フランジ部変形抑制手段は、軸線方向からみて、前記シール部材の内周縁に沿って隣接する、前記フランジ部の他端面に、前記ケースを固定する。
【0010】
また、上記弁装置であって、前記フランジ部変形抑制手段は、軸線方向からみて、前記ケースの内周側に位置する前記フランジ部に、少なくとも1つの均圧孔を設けるものとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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