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公開番号2025022334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126786
出願日2023-08-03
発明の名称ギヤケース構造
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F16H 57/027 20120101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】潤滑油に浸漬する第1ギヤの回転により掻き上げられた潤滑油のブリーザ部内への侵入を十分に抑制するギヤケース構造を提供する。
【解決手段】本発明に係るギヤケース構造では、潤滑油Fの掻き上げ源である第1中間ギヤ401と対向するように第2遮蔽部242が設けられている。このため、出力ギヤ30から第1中間ギヤ401を介して掻き上げられた潤滑油Fを、第1貫通孔231を遮蔽する第1遮蔽部241とは別に、第2遮蔽部242をもって直接遮蔽することができる。これにより、出力ギヤ30から第1中間ギヤ401を介して掻き上げられた潤滑油Fが第1貫通孔231を通じてブリーザ部23内へと侵入することを十分に抑制することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1軸と一体に回転する第1ギヤと、
第2軸と一体に回転し、前記第1ギヤと噛み合う第2ギヤと、
内部に潤滑油と共に前記第1ギヤ及び前記第2ギヤを収容し、内部において前記第1ギヤを前記潤滑油に浸漬するギヤ収容部と、
前記ギヤ収容部の上部に配置され、前記ギヤ収容部の圧力の外部開放に供するブリーザ部と、
前記第2ギヤに対し水平方向にオフセットした位置に設けられ、前記ブリーザ部の底壁を貫通する貫通孔と、
前記貫通孔の下方に設けられ、前記貫通孔と対向する第1遮蔽部と、
前記第2ギヤの上方に設けられ、前記第2ギヤと対向する第2遮蔽部と、
を備えたことを特徴とするギヤケース構造。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
請求項1に記載のギヤケース構造であって、
前記第1遮蔽部と前記第2遮蔽部とが連続して一体に形成された
ことを特徴とするギヤケース構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のギヤケース構造であって、
前記第2遮蔽部は、前記第2ギヤの周方向に沿う円弧状に形成された
ことを特徴とするギヤケース構造。
【請求項4】
請求項1に記載のギヤケース構造であって、
前記第2軸と一体に回転し、前記第2軸の軸方向に前記第2ギヤと並列に配置される第4ギヤと、
前記第4ギヤと噛み合う第3ギヤと一体に回転する第3軸と、
をさらに備え、
前記貫通孔は、離間して複数設けられ、前記第2ギヤ側に配置された第1貫通孔と、前記第3ギヤ側に配置された第2貫通孔と、を有し、
前記第1貫通孔は、前記第2貫通孔よりも大きい内径を有する
ことを特徴とするギヤケース構造。
【請求項5】
請求項3に記載のギヤケース構造であって、
前記第2軸は、前記ギヤ収容部に配置された軸受を介して回転可能に支持され、
前記ギヤ収容部の内側壁には、前記第2ギヤの外周側に、前記軸受に前記潤滑油を導く導入溝が設けられ、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの回転によって掻き上げられた前記潤滑油が、前記第2遮蔽部を介して前記導入溝に導かれる
ことを特徴とするギヤケース構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ギヤケース構造に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来のギヤケース構造としては、例えば、以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
概略を説明すれば、このギヤケース構造は、ブリーザ部の底壁の下部に、当該底壁を貫通する貫通孔と対向する遮蔽部を有する。すなわち、この遮蔽部によって、出力ギヤである第1ギヤの回転によって掻き上げられた潤滑油が貫通孔を介してブリーザ部内へと侵入することが抑制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-028988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来のギヤケース構造では、ブリーザ部の底壁の下部に配置された遮蔽部のみでは第1ギヤの回転によって掻き上げられた潤滑油のブリーザ部内への侵入を十分に抑制できない点で、改善の余地が残されていた。
【0006】
そこで、本発明は、前記従来のギヤケース構造の技術的課題に鑑みて案出されたものであり、潤滑油に浸漬する第1ギヤの回転によって掻き上げられた潤滑油のブリーザ部内への侵入を十分に抑制することができるギヤケース構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、その一態様として、ブリーザ部の底壁を貫通する貫通孔の下方に、前記貫通孔と対向する第1遮蔽部が設けられると共に、潤滑油に浸漬する第1ギヤと噛み合う第2ギヤの上方に、前記第2ギヤと対向する第2遮蔽部が設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第1ギヤの回転に伴う第2ギヤの回転によって掻き上げられた潤滑油が第2遮蔽部により遮蔽され、第1ギヤ及び第2ギヤの回転により掻き上げられた潤滑油が貫通孔を介してブリーザ部内に侵入することを、十分に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るギヤケース構造の要部を示すギヤケースの平面図である。
図1のA-A線断面図である。
図1のB-B線断面図である。
図1に示すギヤケースを斜め上方から視た斜視図である。
図4のC-C線断面図である。
図4のD-D線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係るギヤケース構造の実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、下記の実施形態等では、本発明に係るギヤケース構造を電気自動車の走行駆動源であるモータの減速機に適用した例について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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