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公開番号
2025022228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126619
出願日
2023-08-02
発明の名称
電動弁
出願人
日本サーモスタット株式会社
代理人
個人
主分類
F16K
11/087 20060101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ロータリ式の弁体を備える電動弁において、冷却液が弁体を通過する際の圧力損失を低減する。
【解決手段】弁体12は、中空の弁部12bと、前記弁部の中心に位置して回転軸が挿通される回転軸保持部12cと、前記弁部の内部に位置するフィルム部30と、を有し、前記弁部は、一端を開口11aに向けて配置されるとともに、連通口11bを閉塞可能な外壁と、前記連通口と連通可能な弁孔と、前記弁部の一端に形成されて前記開口と連通する弁開口と、が形成され、前記弁孔において前記開口側を下側、反対側を上側とすると、前記フィルム部は、平面視で扇状に形成されて、上端が前記弁孔の上縁に沿うように前記弁部の内壁に接続され、下端が前記回転軸保持部の外周であって前記弁孔と向かい合う部分に接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一端に開口を有し、外周に連通口を有するハウジングと、
前記ハウジング内に挿入されて回転軸を中心に回転して前記連通口を開閉する弁体と、
前記弁体を回転駆動する駆動装置と、を備え、
前記弁体は、
中空の弁部と、前記弁部の中心に位置して前記回転軸が挿通される回転軸保持部と、前記弁部の内部に位置するフィルム部と、を有し、
前記弁部は、
一端を前記開口に向けて配置されるとともに、
前記連通口を閉塞可能な外壁と、前記連通口と連通可能な弁孔と、前記弁部の一端に形成されて前記開口と連通する弁開口と、が形成され、
前記弁孔において前記開口側を下側、反対側を上側とすると、
前記フィルム部は、平面視で扇状に形成されて、上端が前記弁孔の上縁に沿うように前記弁部の内壁に接続され、下端が前記回転軸保持部の外周であって前記弁孔と向かい合う部分に接続されることを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記弁孔の上縁に沿うように前記弁部の内壁に接続された前記フィルム部の一辺の周方向長さは、前記弁孔の上縁の周方向長さ以上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記弁体の縦断面において、
前記フィルム部は、中央が前記弁孔から離れる方向へ湾曲又は傾斜することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば自動車用冷却装置に用いられるロータリ式の流量制御弁では、バルブハウジング内に外壁が球面、あるいは直胴に形成された円筒状の弁体を、外部から回転操作可能に収容配置したものがある。このロータリ式の流量制御弁では、球体状あるいは円筒状の弁体を用いるとともに、バルブハウジング内の弁室に接続させて設けられている通路に対し、弁体の回転動作により通路を適宜開閉するように構成されている。即ち、前記弁体の側面には弁孔(開口)が形成されており、弁体の回転動作により前記弁孔をバルブハウジングの内側面に形成された流出口の位置に重ね、冷却液を前記流出口に流すようにしている。
【0003】
エンジン(シリンダヘッド)側からの冷却液は、弁体の軸方向から弁体内に流入し、弁体側面の弁孔を通って前記流出口に流れていく。即ち、弁体内部の構造的に、冷却液の流路は略直角となっている。
【0004】
特許文献1には、図5(a)に模式的に示すように、弁体200の回転軸201方向において、冷却液の流入口202とは反対の位置に設けられる弁部材底部203に、回転軸201からみて径外方向に放射状に延びる複数の板状のリブ205を設けた構成が開示されている。このリブ205は、弁体200内を流れる冷却液を弁部材底部203の回転軸201が位置する中心から径外方向に向かって導くようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6773247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、リブ205は板状で、隣り合うリブ205とリブ205との間に隙間があり、この隙間に冷却液が流入するので、弁体200内を流れる冷却液を径外方向へ向けてスムーズに導くことが難しく、冷却液が弁体を通過する際の圧力損失を十分に低減できない。このような問題は、冷却液が逆向きに流れる場合にも生じうる。
【0007】
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、ロータリ式の弁体を備える電動弁において、冷却液が弁体を通過する際の圧力損失を低減することのできる電動弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した課題を解決するために、本発明に係る電動弁は、一端に開口を有し、外周に連通口を有するハウジングと、前記ハウジング内に挿入されて回転軸を中心に回転して前記連通口を開閉する弁体と、前記弁体を回転駆動する駆動装置と、を備え、前記弁体は、中空の弁部と、前記弁部の中心に位置して前記回転軸が挿通される回転軸保持部と、前記弁部の内部に位置するフィルム部と、を有し、前記弁部は、一端を前記開口に向けて配置されるとともに、前記連通口を閉塞可能な外壁と、前記連通口と連通可能な弁孔と、前記弁部の一端に形成されて前記開口と連通する弁開口と、が形成され、前記弁孔において前記開口側を下側、反対側を上側とすると、前記フィルム部は、平面視で扇状に形成されて、上端が前記弁孔の上縁に沿うように前記弁部の内壁に接続され、下端が前記回転軸保持部の外周であって前記弁孔と向かい合う部分に接続されることに特徴を有する。
【0009】
このような構成によれば、開口から弁部に流入した冷却液を、スムーズに弁孔に導くことができる。その結果、弁体を流れる冷却液の圧力損失を低減することができ、消費電力を低減することができる。
また、弁体内の圧力損失を低減することができるため、弁孔の径をより小さく設計することができ、レイアウト性を向上することができる。さらには、弁体を軽量化し、また、耐久性を向上することができる。
【0010】
また、前記弁孔の上縁に沿うように前記弁部の内壁に接続された前記フィルム部の一辺の周方向長さは、前記弁孔の上縁の周方向長さ以上に形成されていることが望ましい。
このような構成によれば、開口から流入した冷却液を効率的に弁孔に流すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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