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公開番号2025040656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147579
出願日2023-09-12
発明の名称ボールねじ
出願人NTN株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16H 25/22 20060101AFI20250317BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】加締め治具の劣化を抑制すると共に、加締め治具に対する循環部材の位置を安定させる。
【解決手段】ナット3に設けられる嵌合孔6に装着され、転動するボールを循環させる循環部材5を備えるボールねじにおいて、循環部材5は、嵌合孔6に装着された状態において、嵌合孔6に対して加締められて係合する係合部12を有し、係合部12は、ナット3の外径側から見て、嵌合孔6の中央Pを中心とする円弧状に加締められた状態で嵌合孔6に対して係合する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
内周面に螺旋状のねじ溝を有するナットと、
外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、
前記ナットと前記ねじ軸の互いに対向する前記ねじ溝の間に転動可能に収容される複数のボールと、
前記ナットに設けられる嵌合孔に装着され、転動する前記ボールを循環させる循環部材を備えるボールねじにおいて、
前記循環部材は、前記嵌合孔に装着された状態において、前記嵌合孔に対して加締められて係合する係合部を有し、
前記係合部は、前記ナットの外径側から見て、前記嵌合孔の中央を中心とする円弧状に加締められた状態で前記嵌合孔に対して係合することを特徴とするボールねじ。
続きを表示(約 82 文字)【請求項2】
前記円弧状に加締められた前記係合部は、その周方向全体に渡って加締め治具との接触により生じる接触痕を有する請求項1に記載のボールねじ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールを循環させる循環部材を備えるボールねじに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般産業用工作機械、あるいは、自動車用アクチュエータなどに用いられるボールねじとして、内周面に螺旋状のねじ溝を有するナットと、外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、ナットとナットに挿入されるねじ軸のそれぞれのねじ溝の間に転動可能に収容される複数のボールと、ボールを循環させる循環部材を備えるものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1(特許第4756645号公報)においては、ナットに設けられる嵌合孔内に循環部材を固定する方法として、図13に示されるように、ナット300の嵌合孔600内に循環部材500を挿入した状態で、循環部材500に設けられる凸状の係合部(ガイド壁)120を外側へ加締め(図13中の点線部分参照)、係合部120を嵌合孔600の縁に係合させる方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献1においては、塑性変形後の係合部のスプリングバック量を小さくするため、係合部を加締める際に、加締め治具を、図13に示される係合部120の内側面の両端部120aに点接触させて、係合部120を押圧する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4756645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような点接触による加締め方法は、塑性変形後のスプリングバック量を小さくできる一方で、係合部を押圧する際に加締め治具の押圧部分に過大な応力が作用する。このため、加締め治具の劣化が進行しやすい。また、点接触により加締め加工する場合、加締め治具に対する循環部材の位置が安定しにくいため、精度の良い加締め加工が行いにくいといった課題もある。具体的に、特許文献1に記載のボールねじにおいては、循環部材に設けられるアーム部がナットのねじ溝に嵌合することによって、循環部材がねじ軸の軸方向及び嵌合孔内における回転方向に凡そ位置決めされるが、ねじ軸の軸方向に対して垂直な方向への位置決めはされていない。このため、特許文献1に記載の方法により循環部材を固定しようとすると、ねじ軸の軸方向に対する垂直方向への循環部材の位置ずれが特に大きくなる虞がある。
【0007】
そこで、本発明は、加締め治具の劣化を抑制すると共に、加締め治具に対する循環部材の位置を安定させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、内周面に螺旋状のねじ溝を有するナットと、外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、ナットとねじ軸の互いに対向するねじ溝の間に転動可能に収容される複数のボールと、ナットに設けられる嵌合孔に装着され、転動するボールを循環させる循環部材を備えるボールねじにおいて、循環部材は、嵌合孔に装着された状態において、嵌合孔に対して加締められて係合する係合部を有し、係合部は、ナットの外径側から見て、嵌合孔の中央を中心とする円弧状に加締められた状態で嵌合孔に対して係合することを特徴とする。
【0009】
上記のように、本発明に係るボールねじにおいては、循環部材の係合部が、ナットの外径側から見て、嵌合孔の中央を中心とする円弧状に加締められた状態で嵌合孔に対して係合する。このような円弧状の係合構造は、加締め治具を係合部に対して線接触させることにより得られる。すなわち、加締め治具を、係合部に対して嵌合孔の中央を中心とする円弧状に線接触させることにより、係合部が円弧状に加締められる。
【0010】
上記のように、本発明においては、加締め治具を係合部に対して線接触させることにより、点接触による従来の加締め方法に比べて、係合部に対する加締め治具の接触面積が大きくなり、加締め治具に作用する応力を小さくすることができる。これにより、加締め治具に対して過大な応力が作用することによる加締め治具の劣化を抑制できるようになる。また、加締め治具と係合部とが線接触することにより、加締め治具に対する循環部材の位置が安定しやすくなるため、循環部材の位置ずれを抑制でき、精度の良い加締め加工を行えるようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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