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公開番号
2025042848
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023150018
出願日
2023-09-15
発明の名称
動力伝達装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
57/021 20120101AFI20250321BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】コストの増大や組み付け性の低下を抑制しつつ容易にやまば歯車の位置決めをすることが可能な動力伝達装置を提供する。
【解決手段】第1シャフト5に一体化され、軸線方向での歯すじの傾きが左右対称になった一方の歯車6と、第2シャフト8に一体化され、軸線方向での歯すじの傾きが左右対称になった他方の歯車9と、一方の歯車6と他方の歯車9とが噛み合った状態で収容されるケース4と、を備えた動力伝達装置1であって、第1シャフト5は、軸線方向への移動が規制された状態でケース4に収容され、第2シャフト8は、第2シャフト8の両端部とケース4の内壁面との間に軸線方向にクリアランス10が形成された状態で収容されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1シャフトに一体化され、軸線方向での歯すじの傾きが左右対称になった一方の歯車と、
第2シャフトに一体化され、軸線方向での歯すじの傾きが左右対称になった他方の歯車と、
前記一方の歯車と前記他方の歯車とが噛み合った状態で収容されるケースと、を備えた動力伝達装置であって、
前記第1シャフトは、軸線方向への移動が規制された状態で前記ケースに収容され、
前記第2シャフトは、前記第2シャフトの両端部と前記ケースの内壁面との間に前記軸線方向にクリアランスが形成された状態で収容されている
ことを特徴とする動力伝達装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力源などから出力された動力を歯車によって伝達するように構成された動力伝達装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、軸線方向において歯すじの傾きが左右対称になった歯車を二つ組み合わせたやまば歯車を各ギヤに用いた遊星歯車装置が開示されている。特許文献1の装置では、四つのピニオンギヤを備え、その四つのピニオンギヤには、軸線方向における一方もしくは他方のいずれかの端部にバネリングが設けられている。具体的には、第1ピニオンギヤおよび第2ピニオンギヤには、一方の端部にバネリングが設けられ、第3ピニオンギヤおよび第4ピニオンギヤには、他方の端部にバネリングが設けられている。バネリングは、いずれもピニオンギヤの軸線方向における側面に当接し、キャリヤを座面としてピニオンギヤを軸線方向に押圧するように設けられている。
【0003】
特許文献2には、回転中心軸線方向に離れて配置された左右歯部を有する二つのやまば歯車を備え、その二つのやまば歯車同士が噛み合うやまば歯車対が開示されている。特許文献2の装置は、一方のやまば歯車における左右歯部の間に、その左右歯部の軸線方向の側面に接合された壁部を備えている。特許文献1では、壁部によって隙間が埋められることにより、やまば歯車対に供給される潤滑油の量を増大させることができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017ー141869号公報
特開2019ー74115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の装置では、上述した構成により、ピニオンギヤとサンギヤもしくはリングギヤとの間のバックラッシュの増大や、リングギヤあるいはサンギヤがキャリヤに摺動することを抑制しつつ、やまば歯車によって構成されたピニオンギヤを位置決めすることができる。しかしながら、位置決めにそのようなバネリングを設ける必要があるので、組み付けの工数やコストが増大してしまう。
【0006】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、コストの増大や組み付け性の低下を抑制しつつ容易に歯車の位置決めをすることが可能な動力伝達装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の目的を達成するために、第1シャフトに一体化され、軸線方向での歯すじの傾きが左右対称になった一方の歯車と、第2シャフトに一体化され、軸線方向での歯すじの傾きが左右対称になった他方の歯車と、前記一方の歯車と前記他方の歯車とが噛み合った状態で収容されるケースと、を備えた動力伝達装置であって、前記第1シャフトは、軸線方向への移動が規制された状態で前記ケースに収容され、前記第2シャフトは、前記第2シャフトの両端部と前記ケースの内壁面との間に前記軸線方向にクリアランスが形成された状態で収容されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の動力伝達装置によれば、ケース内に収容され、互いに噛み合う二つの歯車のうち、一方の歯車が一体化されている第1シャフトは、軸線方向への移動が規制された状態でケースに収容されている。他方の歯車が一体化されている第2シャフトは、その両端部とケースの内壁面との間にクリアランスが形成された状態でケースに収容されている。そのため、二つの歯車をケース内に組み付ける際には、一方の歯車を位置決めした後、軸線方向に移動可能な他方の歯車を、一方の歯車に噛み合うように配置することにより、他方の歯車が位置決めすることができる。すなわち、別部材を用いることなく、一方の歯車および他方の歯車の位置決めを容易にすることができるので、コストを低減しつつ組み付け性を向上させることができる。また、歯すじの傾き方向が左右対称であるから、一方の歯車と他方の歯車とが噛み合っている歯面で生じるスラスト力がキャンセルされて、軸線方向の位置が自動的に決まる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態における動力伝達装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は本発明を具体化した場合の一例に過ぎないのであって、本発明を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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