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公開番号2025055829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165210
出願日2023-09-27
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/586 20210101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】セルケース20内部での短絡を抑制する。
【解決手段】本開示に基づく蓄電セル1において、捲回電極体10は、第1電極11Pおよび第2電極11Nを含んでいる。第1集電部材30は、第1電極11Pに接続されている。第2集電部材40は、第2電極11Nに接続されている。蓋22は、第1外部端子221Pと、第2外部端子221Nとを含んでいる。第1外部端子221Pは、軸方向Zから見て捲回電極体10の径方向中心と重なるように配置されている。第2外部端子221Nは、ケース本体21に固定されている。第1集電部材30は、第1外部端子221Pと接続している。第2集電部材40は、ケース本体21と第2外部端子221Nとの間に配置されている。第2集電部材40は、第2外部端子221Nとともにケース本体21に固定されることで第2外部端子221Nと接合している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1電極および第2電極を含む捲回電極体と、
前記捲回電極体を収容するセルケースと、
前記第1電極に接続された第1集電部材と、
前記第2電極に接続された第2集電部材とを備え、
前記セルケースは、ケース本体と、蓋とを含み、
前記ケース本体は、前記捲回電極体から見たときに、前記捲回電極体の軸方向における一方側において開口する開口部を有し、
前記蓋は、前記ケース本体の前記開口部を閉塞しており、
前記蓋は、第1外部端子と、第2外部端子とを含み、
前記第1外部端子は、前記軸方向から見て前記捲回電極体の径方向中心と重なるように配置されており、
前記第2外部端子は、前記ケース本体に固定されており、
前記第1集電部材は、前記捲回電極体の前記軸方向における前記一方側に配置され、前記第1外部端子と接続しており、
前記第2集電部材は、前記捲回電極体の前記軸方向における前記一方側に配置され、かつ、前記ケース本体と前記第2外部端子との間に配置されており、前記第2外部端子とともに前記ケース本体に固定されることで前記第2外部端子と接合している、蓄電セル。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記ケース本体は、前記捲回電極体の前記一方側における端部がかしめられることで形成された、かしめ部をさらに含み、
前記第2集電部材は、前記第2外部端子とともに前記かしめ部に固定されている、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記ケース本体は、前記第2外部端子および前記第2集電部材と、前記かしめ部との間に配置された、電気絶縁性を有するシール層をさらに含む、請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
第1電極および第2電極を含む捲回電極体と、
前記捲回電極体を収容するセルケースと、
前記第1電極に接続された第1集電部材と、
前記第2電極に接続された第2集電部材とを備え、
前記セルケースは、ケース本体と、蓋とを含み、
前記ケース本体は、導電性を有し、かつ、前記捲回電極体から見たときに、前記捲回電極体の軸方向における一方側において開口する開口部を有し、
前記蓋は、前記ケース本体の前記開口部を閉塞しており、
前記蓋は、第1外部端子と、第2外部端子とを含み、
前記第1外部端子は、前記軸方向から見て前記捲回電極体の径方向中心と重なるように配置されており、
前記第2外部端子は、前記ケース本体に直接に接合されており、
前記第1集電部材は、前記捲回電極体の前記軸方向における前記一方側に配置され、前記第1外部端子と接続しており、
前記第2集電部材は、前記捲回電極体の前記軸方向における他方側に配置され、かつ、前記ケース本体に直接に接続している、蓄電セル。
【請求項5】
前記第2外部端子は、溶接により前記ケース本体に接合されている、請求項4に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、蓄電セルとして従来の非水電解液二次電池が開示されている。この非水電解液二次電池において、負極と、正極とが、多孔質セパレータを介して巻回されて、円筒形容器内に挿入されている。正極および負極からは、リードが取り出されている。円筒形容器はステンレス鋼製である。容器蓋が、当該容器の開口部に周縁部で溶接されている。容器蓋の一部には、正極端子および負極端子が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3322321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された蓄電セルのように、蓋に正極端子および負極端子の両方が設けられている場合、容器内の正極のリードおよび負極リードの互いの距離が比較的近くなる。これにより、たとえばリード同士が互いに接触して短絡するおそれがある。
【0005】
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、セルケース内部での短絡を抑制できる蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る蓄電セルは、捲回電極体と、セルケースと、第1集電部材と、第2集電部材とを備えている。捲回電極体は、第1電極および第2電極を含んでいる。セルケースは、捲回電極体を収容している。第1集電部材は、第1電極に接続されている。第2集電部材は、第2電極に接続されている。セルケースは、ケース本体と、蓋とを含んでいる。ケース本体は、捲回電極体から見たときに、捲回電極体の軸方向における一方側において開口する開口部を有している。蓋は、ケース本体の開口部を閉塞している。蓋は、第1外部端子と、第2外部端子とを含んでいる。第1外部端子は、上記軸方向から見て捲回電極体の径方向中心と重なるように配置されている。第2外部端子は、ケース本体に固定されている。第1集電部材は、捲回電極体の軸方向における上記一方側に配置されている。第1集電部材は、第1外部端子と接続している。第2集電部材は、捲回電極体の上記軸方向における上記一方側に配置されている。第2集電部材は、ケース本体と第2外部端子との間に配置されている。第2集電部材は、第2外部端子とともにケース本体に固定されることで第2外部端子と接合している。
【0007】
上記の構成によれば、第1外部端子に接続される第1集電部材から比較的離れた位置で、第2外部端子と第2集電部材とが互いに接合される。このため、第1集電部材と第2集電部材との短絡を抑制できる。したがって、上記の構成によれば、セルケース内部での短絡が抑制された蓄電セルを提供できる。
【0008】
本開示の第2の局面に係る蓄電セルは、捲回電極体と、セルケースと、第1集電部材と、第2集電部材とを備えている。捲回電極体は、第1電極および第2電極を含んでいる。セルケースは、捲回電極体を収容している。第1集電部材は、第1電極に接続されている。第2集電部材は、第2電極に接続されている。セルケースは、ケース本体と、蓋とを含んでいる。ケース本体は、導電性を有し、かつ、捲回電極体から見たときに、捲回電極体の軸方向における一方側において開口する開口部を有している。蓋は、ケース本体の開口部を閉塞している。蓋は、第1外部端子と、第2外部端子とを含んでいる。第1外部端子は、上記軸方向から見て捲回電極体の径方向中心と重なるように配置されている。第2外部端子は、ケース本体に直接に接合されている。第1集電部材は、捲回電極体の上記軸方向における上記一方側に配置されている。第1集電部材は、第1外部端子と接続している。第2集電部材は、捲回電極体の上記軸方向における他方側に配置されている。第2集電部材は、ケース本体に直接に接続している。
【0009】
上記の構成によれば、第1外部端子に接続される第1集電部材から比較的離れた位置で、第2外部端子と第2集電部材とがケース本体を介して互いに電気的に接続される。このため、第1集電部材と第2集電部材との短絡を抑制できる。したがって、上記の構成によれば、セルケース内部での短絡が抑制された蓄電セルを提供できる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、セルケース内部での短絡を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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