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公開番号
2025052822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161741
出願日
2023-09-25
発明の名称
車載ユニット
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
57/02 20120101AFI20250328BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】車両への搭載性を悪化させることなく、耐衝突性能を満足できる車載ユニットを提供する。
【解決手段】車載ユニット50の内部に、長手状部材72と、長手状部材72の中央部から長手状部材72に対して垂直に延びる垂直部材74と、から構成されるT字形の緩衝部材70を、配置する。車載ユニット50への衝突荷重は、緩衝部材70により、電動機室保持部40b2と、ギヤ室保持部40a1と、ギヤ室Rg内の連結シャフト14と、に分散され、電動機室Rm以外の部位に衝突荷重が分散されることで、電動機MGの破損等のリスクが低減する。したがって、車両10への搭載性を悪化させることなく、耐衝突性能を満足できる車載ユニット50を提供することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、衝突荷重から前記電動機を保護するための緩衝部材と、前記電動機と前記動力伝達装置と前記緩衝部材とを収容するケースと、を備えた車載ユニットであって、
前記ケースは、前記電動機を収容する電動機室と、前記動力伝達装置を収容するギヤ室と、を備え、
前記緩衝部材は、長手状部材と、前記長手状部材の中央部から前記長手状部材に対して垂直に延びる垂直部材と、から構成されるT字形の部材であり、
前記長手状部材は、前記電動機よりも前記衝突荷重を受ける側の前記ケース内部に位置し、前記電動機室内に設けられて前記長手状部材の一端を保持する電動機室保持部と、前記ギヤ室内に設けられて前記長手状部材の他端を保持するギヤ室保持部と、で保持され、
さらに、前記垂直部材の先端は、前記衝突荷重が印加された時に、前記ギヤ室内のシャフトに当接する位置に配置されることを特徴とする車載ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載ユニットに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記電動機と前記動力伝達装置とを一体的に収容するケースと、を備えた車載ユニットが良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたパワーユニットがそれである。この特許文献1には、車載ユニットの高電圧部位(電動機)を衝突荷重から保護する外部付加カバーの形状、構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-73769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記車載ユニットの高電圧部位(電動機)の衝突荷重からの保護において、前記車載ユニットの外側への保護カバーや保護部材の設定は、車両への搭載性が悪化するといった課題があった。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、内部に保護部材を設定することで、車両への搭載性を悪化させることなく、耐衝突性能を満足できる前記車載ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、衝突荷重から前記電動機を保護するための緩衝部材と、前記電動機と前記動力伝達装置と前記緩衝部材とを収容するケースと、を備えた車載ユニットであって、(b)前記ケースは、前記電動機を収容する電動機室と、前記動力伝達装置を収容するギヤ室と、を備え、(c)前記緩衝部材は、長手状部材と、前記長手状部材の中央部から前記長手状部材に対して垂直に延びる垂直部材と、から構成されるT字形の部材であり、前記長手状部材は、前記電動機よりも前記衝突荷重を受ける側の前記ケース内部に位置し、前記電動機室内に設けられて前記長手状部材の一端を保持する電動機室保持部と、前記ギヤ室内に設けられて前記長手状部材の他端を保持するギヤ室保持部と、で保持され、さらに、前記垂直部材の先端は、前記衝突荷重が印加された時に、前記ギヤ室内のシャフトに当接する位置に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、前記緩衝部材は、長手状部材と、前記長手状部材の中央部から前記長手状部材に対して垂直に延びる垂直部材と、から構成されるT字形の部材であり、前記長手状部材は、前記電動機よりも前記衝突荷重を受ける側の前記ケース内部に位置し、前記電動機室内に設けられて前記長手状部材の一端を保持する電動機室保持部と、前記ギヤ室内に設けられて前記長手状部材の他端を保持するギヤ室保持部と、で保持され、さらに、前記垂直部材の先端は、前記衝突荷重が印加された時に、前記ギヤ室内の前記シャフトに当接する位置に配置される。これにより、衝突荷重は、前記電動機室保持部と、前記ギヤ室保持部と、前記ギヤ室内の前記シャフトと、に分散され、前記電動機室以外の部位に衝突荷重が分散されることで、前記電動機の破損等のリスクが低減する。したがって、車両への搭載性を悪化させることなく、耐衝突性能を満足できる車載ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される車載ユニットが搭載された電動車両の一例を説明する図である。
車載ユニットの概略構成の従来例を説明する図である。
本発明が適用される車載ユニットの概略構成の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される車載ユニットが搭載された電動車両10の一例を説明する図である。図1の(a)は、電動車両10の概略構成の一例を説明する図である。図1の(a)において、電動車両10は、動力源として機能する電動機MGを備えた電気自動車である。又、電動車両10は、駆動輪12と、ドライブシャフト28と、車載ユニット50と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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