TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025044477
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152058
出願日
2023-09-20
発明の名称
取付構造
出願人
日本プラスト株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16B
37/04 20060101AFI20250326BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】簡素な構造でクリップ部材の誤組みを防止できるとともに、組み付け性能を良好に維持できる取付構造を提供する。
【解決手段】取付構造6は、平板状の被取付部5を有する被取付部材1と、互いに対向する一及び他の挟持片13,14及びこれら一及び他の挟持片13,14を連ねる連結部15を有し、一及び他の挟持片13,14により被取付部5をその端末部5a側から挟み込むクリップ部材2と、を備える。一の挟持片13は、他の挟持片14に対して離れる方向に屈曲する反り部18を連結部15と反対側の端部に備える。被取付部5には、端末部5a側における一の主面20と他の主面21とのいずれか一方に、反り部18の乗り越えを許容し他の挟持片14の連結部15と反対側の端部の乗り越えを阻止する構造部29が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平板状の被取付部を有する被取付部材と、
互いに対向する一及び他の挟持片及びこれら一及び他の挟持片を連ねる連結部を有し、前記一及び他の挟持片により前記被取付部をその端末部側から挟み込むクリップ部材と、を備え、
前記一の挟持片は、前記他の挟持片に対して離れる方向に屈曲する反り部を前記連結部と反対側の端部に備え、
前記被取付部には、前記端末部側における一の主面と他の主面とのいずれか一方に、前記反り部の乗り越えを許容し前記他の挟持片の前記連結部と反対側の端部の乗り越えを阻止する構造部が形成されている
ことを特徴とする取付構造。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
クリップ部材は、一及び他の挟持片の間隔が反り部から連結部に向かい徐々に広くなるように前記一及び他の挟持片のいずれか一方が他方に対して傾斜している
ことを特徴とする請求項1記載の取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、平板状の被取付部を挟み込むクリップ部材を備える取付構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、断面U字状のクリップ部材であるクリップナットを用い、相手部材に対して樹脂成形品等の被取付部材をボルトによって締結固定する構造が知られている。このような構造は、相手部材側にナットを設けることができない位置に被取付部材を固定する際に好適に用いられる。
【0003】
被取付部材においてクリップナットにより挟み込まれる被取付部は平面状に形成され、この被取付部には、ボルトが挿入される取付穴部と、クリップナットの回り止め用のリブとが形成されている。そして、座面部を挟んだクリップナットに対して相手部材を重ね、相手部材からクリップナットに亘って一体的にボルトを挿入し、クリップナットに予め設けられたナットにボルトを螺着することで、被取付部材が相手部材に締結固定される(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-157024号公報 (第4-6頁、図1-5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
クリップナットを取り付ける被取付部は、表裏両面が平面状となっているため、クリップナットを取り付ける際に作業者が表裏を取り違えてしまうおそれがある。そのような取り違えをした場合、想定した取付強度や精度が得られなくなることが懸念される。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡素な構造でクリップ部材の誤組みを防止できるとともに、組み付け性能を良好に維持できる取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の取付構造は、平板状の被取付部を有する被取付部材と、互いに対向する一及び他の挟持片及びこれら一及び他の挟持片を連ねる連結部を有し、前記一及び他の挟持片により前記被取付部をその端末部側から挟み込むクリップ部材と、を備え、前記一の挟持片は、前記他の挟持片に対して離れる方向に屈曲する反り部を前記連結部と反対側の端部に備え、前記被取付部には、前記端末部側における一の主面と他の主面とのいずれか一方に、前記反り部の乗り越えを許容し前記他の挟持片の前記連結部と反対側の端部の乗り越えを阻止する構造部が形成されているものである。
【0008】
請求項2記載の取付構造は、請求項1記載の取付構造において、クリップ部材は、一及び他の挟持片の間隔が反り部から連結部に向かい徐々に広くなるように前記一及び他の挟持片のいずれか一方が他方に対して傾斜しているものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の取付構造によれば、反り部を備える一の挟持片を構造部が形成されている一の主面と他の主面とのいずれか一方側とした場合ではクリップ部材を被取付部に取り付け可能であるのに対し、一の挟持片を一の主面と他の主面との他方側とした場合ではクリップ部材の被取付部への取り付けが構造部によって阻止されるので、簡素な構造でクリップ部材の誤組みを防止できるとともに、クリップ部材を正しい状態で被取付部に取り付けできるので、相手部材に対する被取付部材の組み付け性能を良好に維持することが可能になる。
【0010】
請求項2記載の取付構造によれば、請求項1記載の取付構造の効果に加えて、クリップ部材を被取付部に取り付けた状態では構造部が一及び他の挟持片のいずれか一方に対して、クリップ部材が被取付部から外れようとするときに確実に引っ掛かって、被取付部からのクリップ部材の外れを抑制できるとともに、クリップ部材を被取付部に取り付けた状態で構造部が一及び他の挟持片に対して当接しにくくなるので、当接により生じ得るがたつき等の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
トーションバー
6日前
個人
ボルトナットセット
20日前
株式会社三協丸筒
枠体
13日前
カヤバ株式会社
緩衝器
28日前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
28日前
個人
固着具と固着具の固定方法
2日前
株式会社不二工機
電動弁
9日前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
28日前
AWJ株式会社
配管支持具
28日前
個人
ロープセット及びロープ
2日前
株式会社テイエルブイ
圧力調整装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
固定方法
13日前
NOK株式会社
密封装置
24日前
川崎重工業株式会社
リリーフ弁
9日前
株式会社フジテクノ
流量制御弁
9日前
未来工業株式会社
棒状体挟持具
14日前
株式会社鷺宮製作所
電動弁
10日前
株式会社フクハラ
ドレン排出装置
7日前
株式会社タカギ
湯水混合栓
28日前
NOK株式会社
圧力調整弁
1日前
個人
防振ベアリング
3日前
株式会社鷺宮製作所
電動弁
10日前
THK株式会社
運動案内装置
28日前
株式会社SUBARU
クラッチ装置
23日前
NTN株式会社
玉軸受
16日前
株式会社オースタイル
盗難防止装置
3日前
カヤバ株式会社
バルブおよび緩衝器
2日前
日産自動車株式会社
ギア構造
15日前
カヤバ株式会社
バルブおよび緩衝器
7日前
日本化薬株式会社
高圧タンク用安全弁
22日前
株式会社椿本チエイン
チェーン
28日前
株式会社不二越
二段圧力制御弁
6日前
NTN株式会社
軸受装置
8日前
ミネベアミツミ株式会社
玉軸受
16日前
日本プラスト株式会社
取付構造
8日前
有限会社松尾貿易商会
家具類固定装置
28日前
続きを見る
他の特許を見る