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公開番号
2025021773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023125726
出願日
2023-08-01
発明の名称
通信装置、制御方法、及び、プログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
52/24 20090101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 最大送信電力密度の規定を満たしつつ、APがAPから離れたSTAからのデータを受信することが可能とする仕組みを提供することを目的の1つとする。
【解決手段】 通信装置は、トリガーフレームを受信した信号強度と、前記トリガーフレームに含まれる送信電力を示す情報と、前記トリガーフレームに含まれるリソース割り当てに関する情報に基づいて特定された前記通信装置がアップリンク送信に使用することが許容される周波数リソースと、に少なくとも基づき、前記周波数リソースのうちからアップリンク通信に利用すべきトーンと、当該トーンにおけるサブキャリア信号の出力信号強度とを決定し、決定したトーンに対応するサブキャリアにデータを重畳したTB(Trigger-based) PPDU(Physical layer Protocol Data Unit)を決定した出力信号強度で送信する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
通信装置であって、
トリガーフレームを受信する受信制御手段と、
前記トリガーフレームを受信した信号強度と、前記トリガーフレームに含まれる送信電力を示す情報と、前記トリガーフレームに含まれるリソース割り当てに関する情報に基づいて特定された前記通信装置がアップリンク送信に使用することが許容される周波数リソースと、に少なくとも基づき、前記周波数リソースのうちからアップリンク通信に利用すべきトーンと、当該トーンにおけるサブキャリア信号の出力信号強度とを決定する決定手段と、
前記決定手段で決定したトーンに対応するサブキャリアにデータを重畳したTB(Trigger-based) PPDU(Physical layer Protocol Data Unit)を前記決定手段で決定した出力信号強度で送信するよう制御する送信制御手段と、を有し、
前記決定手段は、前記周波数リソース全体としての送信電力密度が、所定の周波数幅ごとに規定された所定の送信電力密度の範囲内となるように前記アップリンク通信に利用すべきトーンと、送信出力電力を決定し、
前記送信制御手段による送信制御では、前記決定手段で決定された前記アップリンク通信に利用すべきトーンとは異なる、前記周波数リソースを構成する他のトーンではサブキャリア信号を送信しないように送信制御がなされることを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記トリガーフレームには通信装置のAID(Association Identifier)を示す情報と、当該AIDに対応づく情報として、当該AIDで識別される前記通信装置がアップリンク送信に使用することが許容される前記周波数リソースを示す情報が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記トリガーフレームには、前記AIDに対応づく情報として、更に、前記周波数リソースの一部トーンを用いその他のトーンを用いないことで送信電力を調整して送信する送信方式を許容するか否かを示す情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記トリガーフレームには、前記AIDに対応づく情報として、前記トリガーフレームの送信元の通信装置において受信が期待される受信信号強度を示す情報が含まれており、
前記決定手段は、前記トリガーフレームを受信した信号強度と、前記トリガーフレームに含まれる送信電力を示す情報と、前記送信元の通信装置において受信が期待される信号強度を示す情報とに基づき、前記利用すべきトーンと、当該トーンにおけるサブキャリア信号の出力信号強度を決定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記周波数リソースに対応するサブキャリア全体をアップリンク通信に使用すると仮定した場合における送信出力電力を、前記トリガーフレームを受信した信号強度と、前記トリガーフレームに含まれる送信電力を示す情報と、前記送信元の通信装置において受信が期待される信号強度を示す情報に基づき決定する決定する第2の決定手段を更に有し、
前記周波数リソースが26トーンの場合であって、前記第2の決定手段で決定した送信出力電力が所定の閾値を超える場合、前記決定手段は、前記アップリンク通信に使用すべきトーンを26トーンより小さいトーンとすると決定することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記決定手段によって前記アップリンク通信に使用すべきトーンを26トーンより小さいトーンとすると決定された場合、当該26トーンより小さいトーンは前記通信装置に記憶された配置を特定する情報に基づいて、前記周波数リソース内に配置されることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記決定手段が決定する前記アップリンク通信に使用すべきトーンの最小値は2トーンであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記通信装置は、IoT(Internet of Things)デバイスであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項9】
通信装置の制御方法であって、
トリガーフレームを受信する受信制御工程と、
前記トリガーフレームを前記通信装置が受信した信号強度と、前記トリガーフレームに含まれる送信電力を示す情報と、前記トリガーフレームに含まれるリソース割り当てに関する情報に基づいて特定された前記通信装置がアップリンク送信に使用することが許容される周波数リソースと、に少なくとも基づき、前記周波数リソースのうちからアップリンク通信に利用すべきトーンと、当該トーンにおけるサブキャリア信号の出力信号強度とを決定する決定工程と、
前記決定工程で決定した前記利用すべきトーンに対応するサブキャリアにデータを重畳したTB(Trigger-based) PPDU(Physical layer Protocol Data Unit)を前記決定工程で決定した出力信号強度で送信するよう制御する送信制御工程と、を有し、
前記決定工程では、前記周波数リソース全体としての送信電力密度が、所定の周波数幅ごとに規定された所定の送信電力密度の範囲内となるように前記アップリンク通信に利用すべきトーンと、送信出力電力とが決定され、
前記送信制御工程による送信制御では、前記決定工程で決定された前記アップリンク通信に利用すべきトーンとは異なる、前記周波数リソース内の他のトーンではサブキャリア信号を送信しないように送信制御がなされることを特徴とする制御方法。
【請求項10】
請求項9に記載の通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを通信する通信装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、通信されるデータ量の増加に伴い、無線LAN(Local Area Network)等の通信技術の開発が進められている。無線LANの主要な通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格シリーズが知られている。IEEE802.11規格シリーズには、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax等の規格が含まれる。
【0003】
また、特許文献1には、IEEE802.11規格シリーズの通信にOFDMA(Orthogonal frequency-division multiple access)技術を用いてデータ通信を行う仕組みが開示されている。具体的には、OFDMA技術を用いて、アクセスポイント装置(以降、APとも呼ぶ)が複数のステーション装置(以降STAとも呼ぶ)から同時にアップリンクのデータを受信する仕組み(以降、Uplink OFDMA機能とも呼ぶ)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-050133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したUplink OFDMA機能において、APは、個々に異なる位置や電波環境に点在するSTAと同時に通信を行うことになる。これを踏まえて、STAは、APとの間の空間伝搬損失を踏まえて送信電力を調整するPower Pre-Correction制御を行う。これらの送信電力の調整を行う際や、通常のPPDUを送信する際の送信電力を制御する際には、各国の電波法で規定される最大送信出力電力以下となるように電力制御を行う必要がある。
【0006】
ところで、より遠い対向機にデータを伝達させるには、最大送信電力を高めることが効果的である。前述したUplink OFDMAでは、同時通信に用いる通信チャネルをより細かな周波数リソースに分割してSTA毎に割り当てて同時通信を実現する。この分割の単位をRU(Resource Unit)と呼ぶ。
【0007】
Uplink OFDMAによる各STAの最大送信出力電力も、各国電波法で規定される送信電力密度の規定を満たす必要がある。従って、APが、APから距離が遠いSTAと、APからの距離が比較的近いSTAの両方から同時にデータを受信することが困難であるといった課題がある。
【0008】
本発明は上述の問題点の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明の1つの側面としては、RUの利用の仕方を工夫することで、所定の帯域幅全体としては、最大送信電力密度の規定を満たしつつ、APがAPから離れたSTAからのデータを受信することが可能とする仕組みを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1つの側面としての通信装置は、トリガーフレームを受信する受信制御手段と、前記トリガーフレームを受信した信号強度と、前記トリガーフレームに含まれる送信電力を示す情報と、前記トリガーフレームに含まれるリソース割り当てに関する情報に基づいて特定された前記通信装置がアップリンク送信に使用することが許容される周波数リソースと、に少なくとも基づき、前記周波数リソースのうちからアップリンク通信に利用すべきトーンと、当該トーンにおけるサブキャリア信号の出力信号強度とを決定する決定手段と、前記決定手段で決定したトーンに対応するサブキャリアにデータを重畳したTB(Trigger-based) PPDU(Physical layer Protocol Data Unit)を前記決定手段で決定した出力信号強度で送信するよう制御する送信制御手段と、を有し、前記決定手段は、前記周波数リソース全体としての送信電力密度が、所定の周波数幅ごとに規定された所定の送信電力密度の範囲内となるように前記アップリンク通信に利用すべきトーンと、送信出力電力を決定し、前記送信制御手段による送信制御では、前記決定手段で決定された前記アップリンク通信に利用すべきトーンとは異なる、前記周波数リソースを構成する他のトーンではサブキャリア信号を送信しないように送信制御がなされることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の1つの側面によれば、最大送信電力密度の規定を満たしつつ、APから離れたSTAからのデータを受信することが可能となる。従って、STAがAPと通信できる通信範囲を広げることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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