TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025021751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125687
出願日2023-08-01
発明の名称無線通信システム、無線端末、および更新方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04W 4/06 20090101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の無線端末を含む無線通信システムにおいて、複数の無線端末のソフトウェアを迅速に更新可能な技術を提供する。
【解決手段】無線通信システムは、第1ソフトウェアを記憶する第1無線端末と、第2ソフトウェアを記憶する第2無線端末と、第3ソフトウェアを記憶する第3無線端末とを備える。第1無線端末は、第1ソフトウェアを更新するための更新データを要求する更新要求信号を第2無線端末に送信し、第2無線端末は、更新要求信号に応じて、更新データを含む更新応答信号をブロードキャストで第1無線端末に送信し、第1無線端末は、更新応答信号に基づき第1ソフトウェアを更新し、第3無線端末は、ブロードキャストで送信された更新応答信号を受信した場合に、更新応答信号に基づいて第3ソフトウェアを更新する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
第1ソフトウェアを記憶する第1無線端末と、
第2ソフトウェアを記憶する第2無線端末と、
第3ソフトウェアを記憶する第3無線端末とを備え、
前記第1無線端末は、前記第1ソフトウェアを更新するための更新データを要求する更新要求信号を前記第2無線端末に送信し、
前記第2無線端末は、前記更新要求信号に応じて、前記更新データを含む更新応答信号をブロードキャストで前記第1無線端末に送信し、
前記第1無線端末は、前記更新応答信号に基づき前記第1ソフトウェアを更新し、
前記第3無線端末は、ブロードキャストで送信された前記更新応答信号を受信した場合に、前記更新応答信号に基づいて前記第3ソフトウェアを更新する、無線通信システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記更新応答信号は、前記更新データが分割された複数の分割データのうち、少なくとも1つの分割データを含む、請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記第1無線端末は、受信していない前記少なくとも1つの分割データを要求する前記更新要求信号を前記第2無線端末に送信し、
前記第2無線端末は、前記更新要求信号によって要求された前記少なくとも1つの分割データを、前記更新応答信号に含めてブロードキャストで前記第1無線端末に送信する、請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記第1無線端末は、受信していない前記少なくとも1つの分割データのうち、前記更新要求信号で要求する前記少なくとも1つの分割データを乱数を用いて決定する、請求項3に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記第3無線端末は、ブロードキャストで送信された前記少なくとも1つの分割データを含む前記更新応答信号を受信した場合に、前記少なくとも1つの分割データに基づいて前記第3ソフトウェアを更新する、請求項3または請求項4に記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記第1無線端末は、前記第2ソフトウェアのバージョン情報を要求する探索要求信号を前記第2無線端末に送信し、
前記第2無線端末は、前記第1無線端末から受信した前記探索要求信号に応じて、前記第2ソフトウェアのバージョン情報を含む探索応答信号を前記第1無線端末に送信し、
前記第1無線端末は、前記第1ソフトウェアのバージョン情報よりも前記第2ソフトウェアのバージョン情報の方が新しい場合、前記更新要求信号を送信する対象を前記第2無線端末に決定する、請求項3または請求項4に記載の無線通信システム。
【請求項7】
前記第1無線端末は、前記第1ソフトウェアのバージョン情報よりも前記第2ソフトウェアのバージョン情報の方が新しく、かつ、前記第2無線端末から受信した前記探索応答信号の電波強度が閾値以上である場合、前記更新要求信号を送信する対象を前記第2無線端末に決定する、請求項6に記載の無線通信システム。
【請求項8】
前記第1無線端末は、前記第1ソフトウェアのバージョン情報よりも前記第2ソフトウェアのバージョン情報の方が新しく、かつ、前記第2無線端末が無線通信可能な無線端末の数が他の無線端末よりも最も多い場合、前記更新要求信号を送信する対象を前記第2無線端末に決定する、請求項6に記載の無線通信システム。
【請求項9】
前記第1無線端末は、
前記更新要求信号を送信する対象を前記第2無線端末に決定した後、前記探索要求信号を他の無線端末に送信し、
前記第1ソフトウェアのバージョン情報よりも前記他の無線端末のソフトウェアのバージョン情報の方が新しく、かつ、前記他の無線端末から受信した前記探索応答信号の電波強度が前記第2無線端末から受信した前記探索応答信号の電波強度よりも高い場合、前記更新要求信号を送信する対象を、前記第2無線端末から前記他の無線端末に更新する、請求項6に記載の無線通信システム。
【請求項10】
ソフトウェアを記憶する記憶装置と、
複数の無線端末と通信するための無線通信装置と、
制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記無線通信装置を制御して、前記複数の無線端末のうちの子無線端末から前記子無線端末のソフトウェアを更新するための更新データを要求する更新要求信号を受信したことに応じて、前記更新データを含む更新応答信号をブロードキャストで前記子無線端末に送信する、無線端末。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システム、無線端末、および無線通信システムにおけるソフトウェアの更新方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の無線端末が互いに通信する無線通信システムが知られている。たとえば、特開2022-174205号公報(特許文献1)には、ネットワーク内において複数の無線端末が中継器を介して、互いに接続されている。このネットワークにはサーバが接続されており、当該サーバはネットワーク内における複数の無線端末が有する各種データを一元管理する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-174205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示されるような無線通信システムにおいては、ネットワーク内に含まれる複数の無線端末のソフトウェアを更新する必要があるが、ネットワーク内に含まれる全ての無線端末のソフトウェアの更新が終わるまで、過剰に時間を要する場合がある。このため、無線通信システムに含まれる全ての無線端末のソフトウェアの更新に要する時間の迅速化が望まれている。
【0005】
本開示の目的は、複数の無線端末を含む無線通信システムにおいて、複数の無線端末のソフトウェアを迅速に更新可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る無線通信システムは、第1ソフトウェアを記憶する第1無線端末と、第2ソフトウェアを記憶する第2無線端末と、第3ソフトウェアを記憶する第3無線端末とを備える。第1無線端末は、第1ソフトウェアを更新するための更新データを要求する更新要求信号を第2無線端末に送信し、第2無線端末は、更新要求信号に応じて、更新データを含む更新応答信号をブロードキャストで第1無線端末に送信し、第1無線端末は、更新応答信号に基づき第1ソフトウェアを更新し、第3無線端末は、ブロードキャストで送信された更新応答信号を受信した場合に、更新応答信号に基づいて第3ソフトウェアを更新する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、無線端末がソフトウェアを更新するための更新データをブロードキャストで送信することによって、更新データを要求した無線端末以外の無線端末に当該更新データを送信することができるため、複数の無線端末のソフトウェアを迅速に更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図2は、無線端末の概略構成を説明するための図である。
図3は、実施の形態1における無線端末の状態遷移を説明するための図である。
図4は、ファームウェアの更新における第1状態を説明するための図である。
図5は、ファームウェアの更新における第2状態を説明するための図である。
図6は、INIT状態における処理を説明するためのフローチャートである。
図7は、ファームウェアの更新における第3状態を説明するための図である。
図8は、SCAN状態における処理を説明するためのフローチャートである。
図9は、親機の決定処理のフローチャートを示す図である。
図10は、ファームウェアの更新における第4状態を説明するための図である。
図11は、UPDATE状態における処理を説明するためのフローチャートである。
図12は、UPDATE応答の受信処理を説明するためのフローチャートである。
図13は、CONNECTED状態における処理を説明するためのフローチャートである。
図14は、ファームウェアの更新における第5状態を説明するための図である。
図15は、ファームウェアの更新における第6状態を説明するための図である。
図16は、ファームウェアの更新における第1比較例を示す図である。
図17は、ファームウェアの更新における第7状態を説明するための図である。
図18は、ファームウェアの更新における第8状態を説明するための図である。
図19は、ファームウェアの更新における第2比較例を示す図である。
図20は、実施の形態2におけるUPDATE状態における処理を説明するためのフローチャートである。
図21は、親機の更新処理を説明するためのフローチャートである。
図22は、実施の形態3における親機の決定処理における第1状態を説明するための図である。
図23は、実施の形態3における親機の決定処理のフローチャートを示す図である。
図24は、実施の形態3における親機の決定処理における第2状態を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
(1) 本開示に係る無線通信システムは、第1ソフトウェアを記憶する第1無線端末と、第2ソフトウェアを記憶する第2無線端末と、第3ソフトウェアを記憶する第3無線端末とを備える。第1無線端末は、第1ソフトウェアを更新するための更新データを要求する更新要求信号を第2無線端末に送信し、第2無線端末は、更新要求信号に応じて、更新データを含む更新応答信号をブロードキャストで第1無線端末に送信し、第1無線端末は、更新応答信号に基づき第1ソフトウェアを更新し、第3無線端末は、ブロードキャストで送信された更新応答信号を受信した場合に、更新応答信号に基づいて第3ソフトウェアを更新する。上記(1)の無線通信システムによると、複数の無線端末のソフトウェアを迅速に更新することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
挿耳装置
3か月前
個人
環境音制御方法
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本無線株式会社
秘匿通信
2か月前
個人
押しボタン式側圧調整器
2か月前
個人
ヘッドホンカバー
1か月前
株式会社奥村組
通信設備
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
3日前
キヤノン株式会社
電子機器
8日前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
3か月前
キヤノン株式会社
電子機器
10日前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
オムロン株式会社
通信装置
1日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
9日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2日前
17LIVE株式会社
サーバ
3か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1か月前
日本放送協会
無線伝送システム
16日前
リオン株式会社
聴取装置
29日前
ブラザー工業株式会社
読取装置
3か月前
個人
テレビ画面の立体画像の表示方法
2か月前
キヤノン株式会社
無線通信装置
3か月前
キヤノン電子株式会社
シート搬送装置
3か月前
株式会社クボタ
作業車両
3か月前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
2日前
株式会社ACSL
確認方法
3か月前
シャープ株式会社
表示装置
3か月前
日本セラミック株式会社
超音波送受信器
2か月前
続きを見る