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公開番号2025021640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125486
出願日2023-08-01
発明の名称支承装置
出願人株式会社PILLAR
代理人個人,個人,個人
主分類F16F 15/04 20060101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】汎用性が高く、効率よく構成できる支承装置を提供することを目的とする。
【解決手段】上部構造物100及び下部構造物110におけるそれぞれの配設面(101、111)に配設したモジュール上沓30及び下沓20で構成され、摺動面を構成するベアリング51がモジュール上沓30に備えられ、摺動面を構成するとともに、ベアリング51より広いスライドプレート22が下沓20に備えられ、モジュール上沓30及び下沓20における摺動面同士が摺動するモジュール支承装置10において、モジュール上沓30は、当該モジュール支承装置10で負担する負荷に対する摺動面の面積より面積が小さいベアリング51が複数設けられるとともに、上部構造物100の底面101に対して、対向方向(上下方向)にベアリング51を弾性支持するとともに、複数のベアリング51の平面方向の相対位置を規制する弾性保持部材32とが備えられた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
上部構造物及び下部構造物におけるそれぞれの配設面に配設した上沓及び下沓で構成され、前記上沓及び前記下沓の一方に、摺動面を構成する滑り部材が備えられ、前記上沓及び前記下沓の他方に摺動面を構成するとともに、前記滑り部材より広い滑り板材が備えられ、前記上沓及び前記下沓における摺動面同士が摺動する支承装置であって、
前記上沓及び前記下沓の一方は、
当該支承装置で負担する負荷に対する摺動面の面積より前記摺動面の面積が小さい前記滑り部材が複数設けられるとともに、
前記滑り部材が備えられる側の構造物の前記配設面に対して前記滑り部材を弾性支持する弾性部材と、
複数の前記滑り部材の平面方向の相対位置を規制する位置規制部材とが備えられた
支承装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、少なくともふたつの前記滑り部材に亘って形成された
請求項1に記載の支承装置。
【請求項3】
前記弾性部材は、すべての前記滑り部材に亘って形成されるとともに、
前記位置規制部材に、前記滑り部材を装着可能な凹状の装着凹部が設けられ、
前記位置規制部材と前記弾性部材とが弾性材で一体形成された
請求項2に記載の支承装置。
【請求項4】
前記滑り部材を保持するホルダが備えられ、
前記位置規制部材に、前記ホルダが挿入可能な凹状の装着凹部が設けられた
請求項1に記載の支承装置。
【請求項5】
前記滑り部材を保持するホルダが備えられ、
前記ホルダと前記滑り部材の間に変形可能に前記弾性部材が配置された
請求項1に記載の支承装置。
【請求項6】
前記弾性部材は、平面視内側に変形可能な空間を有し、当該空間を取り囲むように周状に形成された
請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の支承装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、上部構造物と下部構造物との間に配置し、下部構造物で上部構造物を支持する支承構造に用いる支承装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、免震構造物、あるいは固定構造物同士を接続する接続部分等の振動や相対変位が生じる構造物において、可動支持する支承装置がある。これらの支承装置は、特許文献1に開示されているように、上部構造物に設けた上沓と、下部構造物に設けた下沓とが備えられ、上沓と下沓の摺動面同士が摺動し、可動支持可能に構成している。
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示されたような支承装置は、ひとつの沓で負担する荷重(負荷)に応じた面積の滑り面となるように設計される。つまり、上部構造物の荷重等の諸条件に応じて各支承装置を設計し、個別に製造することとなる。そのため、支承装置の汎用性は低く、効率よく支承装置を構成することは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-225016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明では、汎用性が高く、効率よく構成できる支承装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上部構造物及び下部構造物におけるそれぞれの配設面に配設した上沓及び下沓で構成され、前記上沓及び前記下沓の一方に、摺動面を構成する滑り部材が備えられ、前記上沓及び前記下沓の他方に摺動面を構成するとともに、前記滑り部材より広い滑り板材が備えられ、前記上沓及び前記下沓における摺動面同士が摺動する支承装置であって、前記上沓及び前記下沓の一方は、当該支承装置で負担する負荷に対する摺動面の面積より前記摺動面の面積が小さい前記滑り部材が複数設けられるとともに、前記滑り部材が備えられる側の構造物の前記配設面に対して前記滑り部材を弾性支持する弾性部材と、複数の前記滑り部材の平面方向の相対位置を規制する位置規制部材とが備えられたことを特徴とする。
【0007】
上述の上部構造物及び下部構造物は、例えば、ビルを上部構造物とし、基礎構造を下部構造物とする建造物、橋脚を下部構造物とし、主桁を上部構造物とする橋梁、ビルを下部構造物とし、ビルとビルとを連絡する渡り廊下を上部構造物とする連絡通路、柱を下部構造物とし、トラス屋根を上部構造物とする屋根構造、あるいは、ビルを下部構造物とし、別のビルを上部構造物とするエキスパンション構造における構造物としてもよい。あるいは、サーバを収納したラックを上部構造物とし、ラックを置く床を下部構造物とする構造物であってもよい。
【0008】
上述の当該支承装置で負担する負荷に対する摺動面の面積より前記摺動面の面積が小さい前記滑り部材とは、複数の沓が備えられた支承構造物において、各沓(各支承装置)で分担する荷重が設定され、設定された荷重(負荷)に応じた摺動面の面積(平面方向の大きさ)の滑り部材より前記摺動面の面積が小さい複数の前記滑り部材で、当該沓(支承装置)で負担する負荷以上の負荷を分担して負担できればよい。
【0009】
上述の前記配設面に対して前記滑り部材を弾性支持する弾性部材とは、前記滑り部材と前記配設面の間に直接的に設けてもよいし、別部材を介して設けてもよい。また、弾性支持するとは、前記滑り部材に負荷が作用した際に変形できればよい。
【0010】
上述の複数の前記滑り部材の平面方向の相対位置を規制する位置規制部材は、複数の前記滑り部材のそれぞれが対向方向、つまり上下方向に移動可能に規制されていれば、一体的な位置規制部材であってもよいし、それぞれの前記滑り部材を上下方向に移動可能に保持する保持部材と、保持部材同士を連結して、保持部材同士の平面方向の位置を規制するように構成してもよい。なお、位置規制部材と弾性部材とは、両機能を有するひとつの部材であってもよいし、それぞれの機能を有する別部材であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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