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公開番号
2025021029
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124714
出願日
2023-07-31
発明の名称
防虫剤用包材
出願人
アース製薬株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
B32B
27/36 20060101AFI20250205BHJP(積層体)
要約
【課題】ピレスロイド系化合物及び香料の包材への吸着や包材外部への抜けを抑制できる防虫剤用包材を提供する。
【解決手段】常温揮散性ピレスロイド系化合物と、香料とを含有する防虫剤を包装する防虫剤用包材であって、前記防虫剤用包材が紙層と、ガスバリア層とを有し、前記ガスバリア層は樹脂層を有し、前記ガスバリア層の20℃、90%RHにおける酸素透過度が、5mL/m
2
・day・MPa以下である、防虫剤用包材。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
常温揮散性ピレスロイド系化合物と、香料とを含有する防虫剤を包装する防虫剤用包材であって、
前記防虫剤用包材が紙層と、ガスバリア層とを有し、
前記ガスバリア層は樹脂層を有し、
前記ガスバリア層の20℃、90%RHにおける酸素透過度が、5mL/m
2
・day・MPa以下である、防虫剤用包材。
続きを表示(約 67 文字)
【請求項2】
前記ガスバリア層が、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートからなる、請求項1に記載の防虫剤用包材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は常温揮散性ピレスロイド系化合物と、香料とを含有する防虫剤を包装する防虫剤用包材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
害虫を防除ないし駆除するために使用される防虫剤は種々の形態で使用されており、例えば、衣類用防虫剤の場合は、タブレット状の防虫剤を通気性シートで包装し、これを折り畳んだ衣類の上または中に載置して使用するものや、前面および背面に揮散用開口部を設けた樹脂製容器内に、通気性シートで包装した防虫剤を収納し、該容器に設けた吊り下げ用フックにて洋服ダンス内のハンガー吊り下げ棒に吊り下げて用いるもの等が知られている。
【0003】
従来用いられている防虫剤の薬剤としては、例えば、パラジクロロベンゼン、カンファー、ナフタレン等が挙げられる。しかし、これらの薬剤は特有の臭いがあるため、最近ではこれらに代わり、臭気の少ない常温揮散性のピレスロイド系化合物が広く使用されている。また、香り付けを目的として、香料を配合したものも普及している。
【0004】
しかしながら、ピレスロイド系化合物や香料のように揮散性が高い成分を含む製剤では、流通時や保管時に、これらの成分が包材へ吸着してしまうことや包材から外へ抜けてしまうことが問題となる。吸着や抜けが発生すると、実質的に有効成分や香料が減少してしまい、結果として使用期間中に十分な防虫効果、芳香効果が発揮できない恐れがあり、余分に有効成分や香料を配合しなくてはならないといった課題がある。
【0005】
そのため、揮散性薬剤や香料を含む製剤においては、これらの成分の包材への吸着や抜けを抑制する技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、特定構造を有する吸着抑制剤によって、常温揮散性のピレスロイド系化合物の樹脂への吸着を抑制できる旨が開示されている。
特許文献2には、内面がプロピレンホモポリマーからなる、揮散性薬剤の吸着を抑制し得る包装材が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-029035号公報
特開2001-278371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1~2においては、常温揮散性のピレスロイド系化合物、及び香料の吸着や抜けについて、いずれをも評価したものはなく、常温揮散性のピレスロイド系化合物と香料とを含有する防虫剤の包材については、検討の余地が残されていた。
そこで本発明は、常温揮散性のピレスロイド系化合物や香料の吸着や抜けを抑制することができる防虫剤用の包材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の酸素透過度を有し、且つ樹脂層を有するガスバリア層と、紙層とを有する包材を用いると、内部に収容した防虫剤に含まれるピレスロイド系化合物や香料の吸着や抜けに対して、顕著な抑制効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、以下の〔1〕及び〔2〕によって達成される。
〔1〕
常温揮散性ピレスロイド系化合物と、香料とを含有する防虫剤を包装する防虫剤用包材であって、
前記防虫剤用包材が紙層と、ガスバリア層とを有し、
前記ガスバリア層は樹脂層を有し、
前記ガスバリア層の20℃、90%RHにおける酸素透過度が、5mL/m
2
・day・MPa以下である、防虫剤用包材。
〔2〕
前記ガスバリア層が、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートからなる、〔1〕に記載の防虫剤用包材。
【発明の効果】
【0010】
ピレスロイド系化合物及び香料の包材への吸着や包材外部への抜けを抑制できる防虫剤用包材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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