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公開番号
2025020825
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124425
出願日
2023-07-31
発明の名称
液体カートリッジ
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体カートリッジ内に残存する液体量を少なくしつつ、筐体を成形するための金型の構造を簡素化できる液体カートリッジを提供する。
【解決手段】液体カートリッジ30は、第1方向に沿って延びる第1筒部33を有する筐体31と、第1筒部33に収容された筒状の第1サポート部材11と、第1サポート部材11に少なくとも一部が収容された第1バルブ機構12と、を備える。第1バルブ機構12は、第1貫通孔19を有するシール部材35と、第1サポート部材11の内部空間に位置しており、第1貫通孔19を開閉するバルブ36と、第1サポート部材11の内部空間に位置しており、バルブ36をシール部材35へ向けて付勢する付勢部材37と、を有する。第1サポート部材11は、第1方向の一端11Bに、第2貫通孔206を区画する部分205を有する。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に沿って延びる第1筒部を有する筐体と、
上記第1筒部に収容された筒状の第1サポート部材と、
上記第1サポート部材に少なくとも一部が収容された第1バルブ機構と、を備えており、
上記第1バルブ機構は、
第1貫通孔を有するシール部材と、
上記第1サポート部材の内部空間に位置しており、上記第1貫通孔を開閉するバルブと、
上記第1サポート部材の内部空間に位置しており、上記バルブを上記シール部材へ向けて付勢する付勢部材と、を有しており、
上記第1サポート部材は、上記第1方向の一端に、第2貫通孔を区画する部分を有する液体カートリッジ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
上記第2貫通孔を区画する部分は、上記第1サポート部材の内周面から内向きに環状に突出している請求項1に記載の液体カートリッジ。
【請求項3】
上記シール部材は、上記第1筒部の内面に密接する第1シール部と、上記バルブに密接する第2シール部と、を有する請求項2に記載の液体カートリッジ。
【請求項4】
上記第1サポート部材は、上記第1サポート部材の内周面から内向きに突出する突出部を有しており、
上記付勢部材の上記第1方向の一端は、上記突出部に支持されており、
上記付勢部材の上記第1方向の他端は、上記バルブに当接する請求項3に記載の液体カートリッジ。
【請求項5】
上記第1サポート部材は、上記第1筒部の内面と圧接しており、
上記第1サポート部材の上記第1方向の他端は、上記シール部材と密接する第3シール部を有する請求項4に記載の液体カートリッジ。
【請求項6】
上記第1サポート部材の外周面における下端部と上記第1筒部の内面との間の隙間は、上記第1サポート部材の外周面における上端部と上記第1筒部の内面との間の隙間よりも小さい請求項5に記載の液体カートリッジ。
【請求項7】
上記第1バルブ機構は、上記第1方向に沿って貫通する第3貫通孔を有しており、上記第1筒部における上記第1方向の他端の内面に装着されたキャップをさらに有しており、
上記キャップは、上記シール部材に密接する請求項6に記載の液体カートリッジ。
【請求項8】
上記第1サポート部材の外周面は、上記第1筒部の内周面と密接する第4シール部を有する請求項1~4のいずれかに記載の液体カートリッジ。
【請求項9】
上記筐体は、上記第1方向に沿って延びる第2筒部をさらに有しており、
上記第2筒部の上記第1方向の他端は、上記第1筒部の上記第1方向の他端よりも上記第1方向の他端側に位置しており、
上記液体カートリッジは、
上記第2筒部に収容された筒状の第2サポート部材と、
上記第2サポート部材に少なくとも一部が収容された第2バルブ機構と、を備えており、
上記第2サポート部材の上記第1方向の長さは、上記第1サポート部材の上記第1方向の長さよりも長い請求項1から8のいずれかに記載の液体カートリッジ。
【請求項10】
上記第1サポート部材の上記第1方向の一端は、上記第2サポート部材の上記第1方向の一端よりも上記第1方向の一端側に位置する請求項9に記載の液体カートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体が貯留される液体カートリッジに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インクが貯留されるカートリッジが開示される。特許文献1に記載のカートリッジは、液室およびインクバルブ室を有する筐体を備える。インクバルブ室は、貫通孔を通じて液室の下端に連通する。インクバルブ室には、インク供給口が形成されたパッキンと、インク供給口を開閉するバルブと、バルブをパッキンへ向けて付勢するコイルバネと、が配置されている。
【0003】
上記カートリッジが装着ケースに装着されるときに、タンクのニードルがインク供給口に挿入されてバルブに当接する。ニードルはコイルバネの付勢力に抗してバルブをインク供給口から離れる向きへ移動させる。これにより、カートリッジの液室のインクは、水頭差により、貫通孔、インクバルブ室、およびニードル内を通ってタンクの液室に移動する。そして、カートリッジの液室の液面の高さが、貫通孔の上端の位置よりも僅かに低い位置になると、カートリッジの液室およびインクバルブ室のインクは、タンクの液室に移動しない。言い換えると、カートリッジ内のインクは、液面の高さが貫通孔の上端の位置になるまで使用できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-171922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のカートリッジでは、インクバルブ室から液室の下端に連通する貫通孔を区画する区画壁が設けられているので、筐体を成形するための金型の構造が複雑になる。金型の構造を簡素化するために区画壁を省略すると、使用できずにカートリッジに残存するインクの量が増える。
【0006】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体カートリッジ内に残存する液体量を少なくしつつ、筐体を成形するための金型の構造を簡素化できる液体カートリッジを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示は、液体カートリッジに関する。液体カートリッジは、第1方向に沿って延びる第1筒部を有する筐体と、上記第1筒部に収容された筒状の第1サポート部材と、上記第1サポート部材に少なくとも一部が収容された第1バルブ機構と、を備える。上記第1バルブ機構は、第1貫通孔を有するシール部材と、上記第1サポート部材の内部空間に位置しており、上記第1貫通孔を開閉するバルブと、上記第1サポート部材の内部空間に位置しており、上記バルブを上記シール部材へ向けて付勢する付勢部材と、を有する。上記第1サポート部材は、上記第1方向の一端に、第2貫通孔を区画する部分を有する。
【0008】
シール部材の第1貫通孔が開放されると、液体カートリッジ内の液体が、第2貫通孔、第1サポート部材内、および第1貫通孔を通して液体カートリッジの外部へ流出する。液体カートリッジ内の液面が、第2貫通孔の上端の位置よりも僅かに低下すると、液体カートリッジ内の空気が、第2貫通孔および第1サポート部材内を通って液体カートリッジの外部へ流出できる状態になるので、液体カートリッジ内の液体は液体カートリッジの外部へ移動し難くなる。言い換えると、液体カートリッジ内の液体の液面が第2貫通孔の上端の位置に下がるまで、液体カートリッジ内の液体を使用することができる。サポート部材に第2貫通孔を区画する部分が設けられる構造であれば、筐体に貫通孔を区画する部分を設けなくても、液体カートリッジ内に残存する液体量を少なくできる。筐体に貫通孔を区画する部分を設けなくてもよいので、筐体を成形するための金型の構造を簡素化できる。
【0009】
(2)上記第2貫通孔を区画する部分は、上記第1サポート部材の内周面から内向きに環状に突出していてもよい。
【0010】
第2貫通孔の上端の位置が低くなるので、液体カートリッジ内のより多くの液体を使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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