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公開番号
2025020624
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124116
出願日
2023-07-31
発明の名称
スライドドア駆動装置
出願人
三井金属アクト株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
E05F
15/662 20150101AFI20250205BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】部品点数及び作業工数の増加を抑制したスライドドア駆動装置を提供する。
【解決手段】スライドドア駆動装置20は、駆動用モータ30と、減速機構50と、開用ドラム611を有する開用ドラム機構61と、閉用ドラム621を有する閉用ドラム機構62と、一端がスライドドア14に連結して開用ドラム611に巻き付けられる開用ケーブル21と、一端がスライドドア14に連結し閉用ドラム621に巻き付けられる閉用ケーブル22と、を備える。開用ドラム611は、開用ケーブル21を巻き付ける側の回転方向に付勢されており、閉用ドラム621は閉用ケーブル22を巻き付ける側の回転方向に付勢されている。開用ドラム611と閉用ドラム621との間に、開用ドラム611及び閉用ドラム621の双方の回転を規制可能な規制部材80が開用ドラム611及び閉用ドラム621に係脱可能に設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動用モータと、
前記駆動用モータから出力される回転動力を減速する減速機構と、
第1ドラムを有し、前記減速機構と噛合する第1ドラム機構と、
第2ドラムを有し、前記減速機構と噛合する第2ドラム機構と、
一端がスライドドアに連結し、他端が前記第1ドラムに固定され、前記第1ドラムに巻き付けられる第1ケーブルと、
一端が前記スライドドアに連結し、他端が前記第2ドラムに固定され、前記第2ドラムに巻き付けられる第2ケーブルと、
を備え、
前記第1ドラム機構において、前記第1ドラムは、前記第1ケーブルを巻き付ける側の回転方向に付勢されており、
前記第2ドラム機構において、前記第2ドラムは、前記第2ケーブルを巻き付ける側の回転方向に付勢されている、
スライドドア駆動装置であって、
前記第1ドラムと前記第2ドラムとの間に、前記第1ドラム及び前記第2ドラムに係合することによって前記第1ドラム及び前記第2ドラムの双方の回転を規制可能な規制部材が前記第1ドラム及び前記第2ドラムに係脱可能に設けられている、
スライドドア駆動装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスライドドア駆動装置であって、
前記第1ドラムは、
回転軸の周方向に沿って複数形成された回転軸方向に延出した第1リブと、
隣り合う前記第1リブの間に形成された回転軸方向に窪んだ第1溝部と、を有し、
前記第2ドラムは、
回転軸の周方向に沿って複数形成された回転軸方向に延出した第2リブと、
隣り合う前記第2リブの間に形成された回転軸方向に窪んだ第2溝部と、を有し、
前記規制部材は、
前記第1溝部に挿入されることによって前記第1ドラムの回転を規制可能な第1スナップ部と、
前記第2溝部に挿入されることによって前記第2ドラムの回転を規制可能な第2スナップ部と、
を備える、スライドドア駆動装置。
【請求項3】
請求項2に記載のスライドドア駆動装置であって、
前記第1スナップ部は、
前記第1ドラムの回転方向に互いに離隔して形成された第1脚部と第2脚部とを有し、
前記第1脚部と前記第2脚部とが前記第1溝部に挿入されることによって前記第1ドラムの回転を規制し、
前記第2スナップ部は、
前記第2ドラムの回転方向に互いに離隔して形成された第3脚部と第4脚部とを有し、
前記第3脚部と前記第4脚部とが前記第2溝部に挿入されることによって前記第2ドラムの回転を規制する、
スライドドア駆動装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のスライドドア駆動装置であって、
少なくとも前記第1ドラム及び前記第2ドラムを収容する収容ケースを備え、
前記規制部材には、爪部が設けられており、
前記収容ケースには、前記規制部材の前記爪部が係合可能な係合部が設けられており、
前記爪部は、前記規制部材が前記第1ドラム及び前記第2ドラムから離脱した位置で前記収容ケースの前記係合部に係合し、前記規制部材を前記第1ドラム及び前記第2ドラムから離脱した位置に保持する、
スライドドア駆動装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載のスライドドア駆動装置であって、
少なくとも前記第1ドラム及び前記第2ドラムを収容する収容ケースを備え、
前記収容ケースは、
前記第1ドラムを収容する第1ドラム収容部と、
前記第2ドラムを収容する第2ドラム収容部と、を備え、
前記第1ドラム収容部には、内部に進入した液体を排出する第1排液口が設けられており、
前記第2ドラム収容部には、内部に進入した液体を排出する第2排液口が設けられており、
前記規制部材は、少なくとも一部が前記第1排液口及び前記第2排液口を挿通して、前記第1ドラム及び前記第2ドラムの双方の回転を規制する、
スライドドア駆動装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載のスライドドア駆動装置であって、
前記第1ドラムの回転軸と前記第2ドラムの回転軸とは、互いに平行であり、
前記規制部材は、前記第1ドラムの回転軸及び前記第2ドラムの回転軸の双方に直交し、且つ、前記第1ドラムの回転軸と前記第2ドラムの回転軸とを通る仮想直線と平行な回動軸を中心に回動する、
スライドドア駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等のスライドドアを開閉するためのスライドドア駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ワンボックスカー、やワゴン車等においては、後部ドアに引き戸式のスライドドアが採用されているものが多い。そして、近年では、そのスライドドアの開閉動作について、自動化が図られてきている。スライドドアを自動開閉する車両用ドア開閉装置の一般的な構成の1つとして、ボディ側面に沿って設けられたレール部材と、レール部材に沿って駆動されることによりドアを開閉するケーブルと、ケーブルを巻き取るためのスライドドア駆動装置と、を備えるものが知られている。一般的にスライドドア駆動装置は、動力源としてのモータと、該モータの回転を減速させる減速機構と、減速機構によって回転されてケーブルの巻き取り及び繰り出しを行う回転ドラムを備える。
【0003】
この種のスライドドア駆動装置においては、車両に組み付ける際に、スライドドアにケーブルを配索しやすくするために、スライドドアと接続するケーブルを弛ませた状態で組付けて、スライドドア駆動装置を組付けた後にケーブルの弛みを解消する必要がある。
【0004】
例えば、特許文献1には、リンクを操作する事でケーブルガイド及びアウタケーシングが押し上げられ、ケーブルの経路長が長くなることで弛みをつくることが可能であり、また、リンクを戻すことでドラムに設けたトーションスプリングにより巻き取られ、弛みが解消するスライドドア駆動装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6697825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のスライドドア駆動装置の場合、開用ケーブル及び閉用ケーブルのそれぞれにリンクを設ける必要があるため、部品点数が多くなることに加え、開用ケーブル及び閉用ケーブルのそれぞれのリンクを操作する必要があり、作業工数が増加するという課題があった。
【0007】
本発明は、部品点数及び作業工数の増加を抑制したスライドドア駆動装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
駆動用モータと、
前記駆動用モータから出力される回転動力を減速する減速機構と、
第1ドラムを有し、前記減速機構と噛合する第1ドラム機構と、
第2ドラムを有し、前記減速機構と噛合する第2ドラム機構と、
一端がスライドドアに連結し、他端が前記第1ドラムに固定され、前記第1ドラムに巻き付けられる第1ケーブルと、
一端が前記スライドドアに連結し、他端が前記第2ドラムに固定され、前記第2ドラムに巻き付けられる第2ケーブルと、
を備え、
前記第1ドラム機構において、前記第1ドラムは、前記第1ケーブルを巻き付ける側の回転方向に付勢されており、
前記第2ドラム機構において、前記第2ドラムは、前記第2ケーブルを巻き付ける側の回転方向に付勢されている、
スライドドア駆動装置であって、
前記第1ドラムと前記第2ドラムとの間に、前記第1ドラム及び前記第2ドラムに係合することによって前記第1ドラム及び前記第2ドラムの双方の回転を規制可能な規制部材が前記第1ドラム及び前記第2ドラムに係脱可能に設けられている、
スライドドア駆動装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第1ドラム及び第2ドラムの双方の回転を規制可能な規制部材を備え、1つの規制部材で、第1ケーブル及び第2ケーブルの双方について弛んだ状態を維持及び解消できるので、部品点数及び作業工数の増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置が搭載された車両の左側面図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置について、車内側ハウジングを取り外した状態で車内側斜め後方から見た斜視図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置を車内側から見た側面図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置を車内側下方から見た斜視図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置について、車外側ハウジング及び規制部材を取り外した状態で車外側下斜め前方から見た斜視図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置について、収容ケース、駆動用モータ、ECU、及び、規制部材を取り外した状態で車内側上斜め前方から見た斜視図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置について、収容ケース、駆動用モータ、ECU、及び、規制部材を取り外した状態で車外側下斜め前方から見た斜視図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置について、車外側ハウジング、開用ドラム、及び、閉用ドラムを取り外した状態で車外側上斜め後方から見た斜視図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置を車外側斜め前方から見た斜視図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置について、車外側ハウジングを取り外した状態で車外側上斜め前方から見た斜視図であり、規制部材が開用ドラム及び閉用ドラムに係合した状態を示す図である。
本発明の一実施形態のスライドドア駆動装置を車外側下斜め後方から見た斜視図であり、規制部材の爪部が収容ケースの係合部に係合し、規制部材が開用ドラム及び閉用ドラムから離脱した位置に保持された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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