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公開番号
2025020059
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-10
出願番号
2023123902
出願日
2023-07-29
発明の名称
エレベータ
出願人
フジテック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B66B
5/02 20060101AFI20250203BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】張車の上昇が検知された場合における保守点検作業の手間を軽減することが可能なエレベータを提供する。
【解決手段】エレベータ10は、乗りかご20の跳ね上がりを抑制するコンペンロープ12を付与する上下動可能に支持される張車40と、張車40が所定の位置まで上昇したときに張車40の制動力を作用させることで張車40の上方への移動を抑制するタイダウン装置60とを備え、所定の位置まで張車40が上昇する前に張車40が上昇したことを検知する上昇検知部41(図2参照)と、張車40の位置を監視する監視部34(図2参照)と、上昇検知部41を介して張車40の上昇が検知された場合には乗りかご20の運転を停止させ、監視部34における監視結果が所定の条件を満たしているときには乗りかご20の運転を再開させる運転制御32(図2参照)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
乗りかごの跳ね上がりを抑制するコンペンロープに張力を付与するために上下動可能に支持される張車と、前記張車が所定の位置まで上昇したときに前記張車に制動力を作用させ前記張車の上方への移動を抑制するタイダウン装置とを備えるエレベータであって、
前記所定の位置まで前記張車が上昇する前に前記張車の上昇を検知するように設けられた検知部と、
前記張車の位置を監視する監視部と、
前記検知部を介して前記張車の上昇が検知された場合には前記乗りかごの運転を停止させるとともに、前記監視部における監視結果が所定の条件を満たしている場合だけ前記乗りかごの運転を再開させる運転制御部と、
を備えるエレベータ。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記所定の条件には、前記所定の位置まで前記張車が上昇していないことが含まれる、
請求項1に記載のエレベータ。
【請求項3】
前記所定の条件には、前記張車の回転軸が水平方向に対して傾いていないことが含まれる、
請求項1に記載のエレベータ。
【請求項4】
前記監視部は、前記張車に設けられた加速度センサを用いて前記張車の位置を監視するように構成される、
請求項1に記載のエレベータ。
【請求項5】
前記監視部は、前記張車の下方に配置された超音波センサを用いて前記張車の位置を監視するように構成される、
請求項1に記載のエレベータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、張車の跳ね上がりを抑制するタイダウン装置を備えるエレベータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ロープ式エレベータは、乗りかごおよびカウンターウェイトの上部が主ロープを介して釣瓶式に吊り下げられるとともに、昇降路底部(ピット)に設置された張車に架け渡されるコンペンロープの両端部が各々乗りかごおよびカウンターウェイトの底部に連結されている。このコンペンロープは、乗りかごの昇降位置により変動する主ロープ等の重量のアンバランスを補償する役割を有する。
【0003】
ところで、乗りかごが何らかの要因により昇降中に急停止した場合などには、乗りかご又はカウンターウェイトが上方に移動しようとする慣性力がコンペンロープを介して張車に作用し、張車が跳ね上がる場合も起こり得る。
【0004】
このような跳ね上がりを抑制するために張車の直上方にはタイダウン装置と呼ばれる制動装置が設けられている。タイダウン装置は、例えば、張車を上下動可能な状態で支持するガイドレールに取り付けられており、張車の跳ね上がりに伴って張車に下方から付勢されるとタイダウン装置に設けられた楔がガイドレールを挟圧することにより張車に制動力を作用させる。これにより、タイダウン装置が作動して制動力が張車に作用し跳ね上がりが抑制されることとなる。
【0005】
また、タイダウン装置とは別に張車の跳ね上がりを検知する機能を有する検知部が設けられており、この検知部が張車の跳ね上がりを検知することにより乗りかごの昇降運転が停止するように設定されている。
【0006】
上記検知部が張車の跳ね上がりを検知した場合には保守員が昇降路底部に入ってタイダウン装置を元の位置、すなわち、同装置が作動する前の位置に戻すなどの保守点検作業を行う必要がある。そして、保守点検作業が完了してから乗りかごの運転が再開されることとなる。
【0007】
ところで、エレベータの中には、タイダウン装置が作動する位置、すなわち、タイダウン装置の制動力が張車に作用する位置まで跳ね上がる前に張車の上昇を検知するように上述した検知部が設置されているものもある。
【0008】
このようなエレベータでは検知部が張車の跳ね上がりを検知した場合でも必ずしもタイダウン装置が作動しているわけではなく検知部によって張車の跳ね上がりが検知されていてもタイダウン装置は作動していないという場合も起こり得る。そして、タイダウン装置が作動していない場合にはタイダウン装置を元の位置に戻す復旧作業を行う必要はない。
【0009】
この点に関し、特許文献1には、つり合いロープ張車と同期して移動するつり合いロープ張車カバーに固定された手動復帰式のタイダウン動作検出スイッチ(検知部)が、タイダウン装置に固定されたけり金具に接触することにより検出するエレベータについて開示されている。また、タイダウン動作検出スイッチが作動した場合に、最下階の乗り場から昇降路底部に入ってタイダウン装置の作動状況を保守員が確認し、同装置の復旧作業などを行う点についても開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2006-117352号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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