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公開番号
2025019892
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123774
出願日
2023-07-28
発明の名称
画像処理システム、プログラムおよび画像処理装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250131BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】画像処理装置が第1通信のための第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信の能力を有していないにもかかわらず、コンピュータが第2通信によるデータ通信を開始することを防止できる、画像処理システム、プログラムおよび画像処理装置を提供する。
【解決手段】PC3により、MFP2のMIB16にアクセスされて、MIB16に記憶されている能力情報に暗号化通信可能情報が含まれているか否かが確認される。暗号化通信可能情報は、MFP2が暗号化通信プログラムによる暗号化通信の能力を有していることを示す情報である。そして、PC3により、MIB16に記憶されている能力情報に暗号化通信可能情報が含まれていることが確認された場合、暗号化通信のためのポートが指定されて、プルスキャン処理の実行のためのデータ通信が暗号化通信によって行われる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
画像処理装置およびコンピュータをネットワークに接続して構築される画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
画像処理を実行する画像処理部と、
前記画像処理装置が有する能力に関する能力情報を記憶する能力情報記憶部と、を備え、
前記コンピュータは、
前記能力情報記憶部にアクセスして、前記能力情報記憶部に記憶されている前記能力情報に、前記画像処理装置が第1通信のための第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信の能力を有していることを示す第2通信可能情報が含まれているか否かを確認し、
前記能力情報に前記第2通信可能情報が含まれていることを確認した場合、前記第2通信のためのポートを指定して、前記画像処理の実行のためのデータ通信を前記第2通信によって行う、画像処理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の画像処理システムであって、
前記第1通信は、平文通信であり、
前記第2通信は、暗号化通信である、画像処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の画像処理システムであって、
前記能力情報記憶部は、MIB(Management Information Base)であり、
前記コンピュータは、SNMP(Simple Network Management Protocol)に従って、前記能力情報記憶部に記憶されている前記能力情報に前記第2通信可能情報が含まれているか否かを確認する、画像処理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の画像処理システムであって、
前記コンピュータは、前記能力情報に前記第2通信可能情報が含まれていないことを確認した場合、前記第1通信のためのポートを指定して、前記画像処理の実行のためのデータ通信を前記第1通信によって行う、画像処理システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の画像処理システムであって、
前記画像処理は、画像データを前記画像処理装置から前記コンピュータに送信する処理である、画像処理システム。
【請求項6】
請求項5に記載の画像処理システムであって、
前記画像処理部には、読取対象物を読み取って、前記読取対象物の画像データを生成する読取部が含まれ、
前記画像処理は、前記コンピュータからの指示に応答して、前記読取部によって生成された画像データを前記画像処理装置から前記コンピュータに送信するプルスキャン処理である、画像処理システム。
【請求項7】
画像処理を実行する画像処理部および前記画像処理装置が有する能力に関する能力情報を記憶する能力情報記憶部を備える画像処理装置にネットワークを経由して接続されるコンピュータにインストールされるプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記能力情報記憶部にアクセスさせて、前記能力情報記憶部に記憶されている前記能力情報に、前記画像処理装置が第1通信のための第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信の能力を有していることを示す第2通信可能情報が含まれているか否かを確認させ、
前記能力情報に前記第2通信可能情報が含まれていることを確認した場合、前記第2通信のためのポートを指定して、前記画像処理の実行のためのデータ通信を前記第2通信によって行わせる、プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、前記能力情報に前記第2通信可能情報が含まれていないことを確認した場合、前記第1通信のためのポートを指定して、前記画像処理の実行のためのデータ通信を前記第1通信によって行わせる、プログラム。
【請求項9】
コンピュータがネットワークを経由して接続される画像処理装置であって、
第1プログラムによる第1通信のための第1通信用ポートと、
前記第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信のための第2通信用ポートと、
画像処理を実行する画像処理部と、
前記画像処理装置が有する能力に関する能力情報を記憶する能力情報記憶部と、を備え、
前記能力情報記憶部に記憶されている前記能力情報に、前記第2通信の能力を有していることを示す第2通信可能情報が含まれる、画像処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理システム、プログラムおよび画像処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
PC(Personal Computer)およびMFP(Multi-Function Peripheral)がLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続された環境(システム構成)では、たとえば、PCからの指示により、MFPにセットされた読取対象物のスキャンデータをMFPからPCに送信させるプルスキャンが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6084066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プルスキャンの機密性を確保するには、データを暗号化して通信する暗号化通信が有効である。PCとMFPとの間で暗号化通信を行うには、PCおよびMFPの双方に平文通信のプログラムとは異なる暗号化通信のプログラムが組み込まれている必要がある。そのため、PCからMFPに対する暗号化通信が開始されても、MFPに暗号化通信のプログラムが組み込まれていない場合、PCとMFPとの間でのデータ通信を継続できず、通信エラーが発生してしまう。
【0005】
かかる問題は、暗号化通信と平文通信との組合せに限らず、通信速度やデータ圧縮方式が異なる通信など、第1プログラムによる第1通信と第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信との組合せで生じうる。
【0006】
本発明の目的は、画像処理装置が第1通信のための第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信の能力を有していないにもかかわらず、コンピュータが第2通信によるデータ通信を開始することを防止できる、画像処理システム、プログラムおよび画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る画像処理システムは、画像処理装置およびコンピュータをネットワークに接続して構築される画像処理システムであって、画像処理装置は、画像処理を実行する画像処理部と、画像処理装置が有する能力に関する能力情報を記憶する能力情報記憶部とを備え、コンピュータは、能力情報記憶部にアクセスして、能力情報記憶部に記憶されている能力情報に、画像処理装置が第1通信のための第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信の能力を有していることを示す第2通信可能情報が含まれているか否かを確認し、能力情報に第2通信可能情報が含まれていることを確認した場合、第2通信のためのポートを指定して、画像処理の実行のためのデータ通信を第2通信によって行う。
【0008】
この構成によれば、コンピュータにより、画像処理装置の能力情報記憶部にアクセスされて、能力情報記憶部に記憶されている能力情報に第2通信可能情報が含まれているか否かが確認される。第2通信可能情報は、画像処理装置が第1通信のための第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信の能力を有していることを示す情報である。そして、コンピュータにより、能力情報記憶部に記憶されている能力情報に第2通信可能情報が含まれていることが確認された場合、第2通信のためのポートが指定されて、画像処理部による画像処理の実行のためのデータ通信が第2通信によって行われる。
【0009】
これにより、画像処理装置が第2通信の能力を有していないにもかかわらず、コンピュータが第2通信によるデータ通信を開始することを防止できる。その結果、画像処理装置が第2通信の能力を有していない場合に、第2通信によるデータ通信の実行による通信エラーの発生を抑制できる。
【0010】
本発明の他の局面に係るプログラムは、画像処理を実行する画像処理部および画像処理装置が有する能力に関する能力情報を記憶する能力情報記憶部を備える画像処理装置にネットワークを経由して接続されるコンピュータにインストールされるプログラムであって、コンピュータに、能力情報記憶部にアクセスさせて、能力情報記憶部に記憶されている能力情報に、画像処理装置が第1通信のための第1プログラムとは異なる第2プログラムによる第2通信の能力を有していることを示す第2通信可能情報が含まれているか否かを確認させ、能力情報に第2通信可能情報が含まれていることを確認した場合、第2通信のためのポートを指定して、画像処理の実行のためのデータ通信を第2通信によって行わせる。
(【0011】以降は省略されています)
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