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公開番号
2025025324
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129995
出願日
2023-08-09
発明の名称
列車無線システム
出願人
株式会社国際電気
代理人
個人
,
個人
主分類
H04W
76/10 20180101AFI20250214BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】実際の通話を迅速に開始させることができる列車無線システムを得る。
【解決手段】中央装置30の起動時(A)においては、例えば、中央装置30における電源スイッチやリセットスイッチの操作により、初期化動作が行われる(S101)。この動作は、例えば列車の始発前に1回行うことができる。その後、回線制御部は、この初期化動作をトリガとして認識し、指令卓40、中央装置30、全ての基地局20との間の回線を確立、接続し(S102)、各回線は、音声信号を流すためのスタンバイ状態となる。指令卓40から移動局10側への通話を行う際の動作(B)、移動局10から指令卓40側への通話を行う際の動作(C)は、いずれも、上記の動作の後に行われる。このため、これらでは、通話を開始させる旨の制御信号(通話開始電文)の送信(S103、S106)の後で、速やかに音声信号の送信(S104、S107)を行わせることができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
列車に搭載される移動局と、地上における異なる地点にそれぞれ設置され前記移動局と無線通信により接続された複数の基地局と、前記基地局の各々とネットワークを介して接続された中央装置と、前記中央装置と接続され前記移動局側に指示を発する指令卓と、を具備し、前記指令卓と前記移動局との間で音声信号が送受信される列車無線システムであって、
前記音声信号の送信の開始前に、前記音声信号の送信を開始させる旨の制御信号が、前記送信を開始させる側である前記指令卓、複数の前記移動局の中の一つから前記中央装置に向けて前記音声信号の送信前に発せられ、
前記中央装置を介した前記指令卓と前記基地局の各々との間で前記音声信号を伝送する複数の回線が、前記音声信号の送信を開始させる旨の制御信号が発せられるよりも前に、前記中央装置、前記指令卓、前記基地局のいずれかから発せられたトリガによって一斉に接続されることを特徴とする列車無線システム。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記トリガは、前記中央装置の起動時に前記中央装置が発することを特徴とする請求項1に記載の列車無線システム。
【請求項3】
前記トリガは、前記指令卓、又は複数の前記基地局の一つが発することを特徴とする請求項1に記載の列車無線システム。
【請求項4】
前記指令卓、前記基地局、前記移動局のいずれかは、前記音声信号の送信を開始した後において、前記送信を開始させる旨の制御信号を繰り返し発することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の列車無線システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、列車に搭載された移動局と指令卓との間で基地局を介して無線通信が行われる列車無線システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
移動する列車に搭載された移動局(車上局)と、地上の一点に固定された指令卓との間の無線通信を行わせる列車無線システムにおいては、地上における複数の地点に基地局が設置され、指令卓と移動局との間の通信は、列車の位置に対応する一つの基地局を介して行われる。この際の通信の内容としては、例えば指令卓側から全ての列車(移動局)に対して共通の指示をする連絡や、各列車(移動局)側から指令卓側への個別の連絡等がある。
【0003】
特許文献1には、このような列車無線システムの構成が記載されている。ここでは、指令卓と基地局、移動局との間の通信回線を適切に制御する回線制御局(中央装置)が設けられる。指令卓から移動局側に対して音声メッセージを送信する際には、まず、指令卓は、送信前の呼制御として、回線制御局に対して、これから音声メッセージを送信する旨の信号である呼設定メッセージを送信し、回線制御局は、この呼設定メッセージを基地局に送信する。基地局はその後にこれに対応した発呼信号を移動局側に送信し、これによって、移動局は指令卓から通話の要求がある旨を認識し、これに対する確認応答を基地局に送信し、基地局はその旨を回線制御局に送信し、更に回線制御局はその旨を指令卓に送信する。
【0004】
これによって、指令卓、回線制御局、基地局、移動局の全てが、これから指令卓から移動局への通話が行われることを認識する。このため、回線制御局は、この通話のために用いる通話チャネル(回線)を確立し、その後に指令卓側からの通話を開始させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-289646号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の動作においては、実際に通話が開始されるまでの間には、呼制御に伴う一定の時間を要する。これに対して、例えば列車無線システムにおいて、指令卓から移動局への通話、移動局から指令卓への通話としては、緊急性の高いものが多い。このため、実際の通話を迅速に開始させることができる列車無線システムが求められた。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、列車に搭載される移動局と、地上における異なる地点にそれぞれ設置され前記移動局と無線通信により接続された複数の基地局と、前記基地局の各々とネットワークを介して接続された中央装置と、前記中央装置と接続され前記移動局側に指示を発する指令卓と、を具備し、前記指令卓と前記移動局との間で音声信号が送受信される列車無線システムであって、前記音声信号の送信の開始前に、前記音声信号の送信を開始させる旨の制御信号が、前記送信を開始させる側である前記指令卓、複数の前記移動局の中の一つから前記中央装置に向けて前記音声信号の送信前に発せられ、前記中央装置を介した前記指令卓と前記基地局の各々との間で前記音声信号を伝送する複数の回線が、前記音声信号の送信を開始させる旨の制御信号が発せられるよりも前に、前記中央装置、前記指令卓、前記基地局のいずれかから発せられたトリガによって一斉に接続される。
前記トリガは、前記中央装置の起動時に前記中央装置が発してもよい。
前記トリガは、前記指令卓、又は複数の前記基地局の一つが発してもよい。
前記指令卓、前記基地局、前記移動局のいずれかは、前記音声信号の送信を開始した後において、前記送信を開始させる旨の制御信号を繰り返し発してもよい。
【発明の効果】
【0009】
実際の通話を迅速に開始させることができる列車無線システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る列車無線システム全体の構成を示す図である。
実施の形態に係る列車無線システムにおける、中央装置と指令卓、基地局の間の接続を示す図である。
従来の列車無線システムにおける、実際の通話が開始されるまでの制御信号の流れの一例である。
実施の形態に係る列車無線システムの第1の例における、通話が開始されるまでの動作の例である。
実施の形態に係る列車無線システムの第1の例において、中央装置における回線の接続を一斉に行う動作を示す図である。
実施の形態に係る列車無線システムの第1の例において、通話を開始させる旨の制御信号を受信した場合(a)、その後に通話を行っている場合(b)における動作を示す図である。
実施の形態に係る列車無線システムの第2の例における、通話が開始されるまでの動作の例である。
実施の形態に係る列車無線システムの第3の例における、通話が開始されるまで、及び通話中の動作の例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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