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公開番号2025019879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123759
出願日2023-07-28
発明の名称後処理装置および画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B42C 1/12 20060101AFI20250131BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】冊子作製における生産性を維持しつつ十分な接着強度を確保する。
【解決手段】後処理装置は、それぞれ接着剤が塗布された複数のシート群を搬送し、先行するシート群に後続のシート群を重ねることで、冊子を作製する。熱圧着手段は、保持手段に保持されている複数のシート群に熱と圧力を加えて冊子を作製する。複数のシート群のうち先行するシート群の搬送時間またはシートの種類を示すシート情報が取得される。制御手段は、シート情報に基づき熱圧着手段において複数のシート群のうち少なくとも一つの後続のシート群に対して適用される熱圧着パラメータを制御する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれ接着剤が塗布された複数のシート群を搬送する搬送手段と、
先行するシート群に後続のシート群を重ねることで、前記複数のシート群を保持する保持手段と、
前記保持手段に保持されている前記複数のシート群に熱と圧力を加えて冊子を作製する熱圧着手段と、
前記複数のシート群のうち先行するシート群の搬送時間またはシートの種類を示すシート情報を取得する取得手段と、
前記シート情報に基づき前記熱圧着手段において前記複数のシート群のうち前記先行するシート群に対する少なくとも一つの後続のシート群に対して適用される熱圧着パラメータを制御する制御手段と、
を有する、後処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記複数のシート群のうちi番目のシート群の搬送時間に応じて、前記i番目のシート群に適用される熱圧着パラメータに加え、前記i番目のシート群の上に重ねられたi+1番目のシート群の熱圧着パラメータを調整する、
請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記i番目のシート群の搬送時間が所定の閾値時間よりも長い場合、
前記熱圧着手段により前記i番目のシート群に適用される前記熱圧着パラメータとして熱圧着時間を削減し、
前記熱圧着手段により前記i+1番目のシート群に適用される前記熱圧着パラメータとして、熱圧着時間、加熱温度、および、加圧力のうち少なくとも一つを増加する、
請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、さらに、前記i+1番目のシート群の上に重ねられるi+2番目のシート群に適用される前記熱圧着パラメータとして、熱圧着時間、加熱温度、および、加圧力のうち少なくとも一つを増加する、
請求項3に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記熱圧着パラメータである前記熱圧着時間、前記加熱温度、および、前記加圧力には優先順位が予め設定されており、当該優先順位に応じて、前記熱圧着時間、前記加熱温度、および、前記加圧力のうち増加されるものが決定される、請求項3または4に記載の後処理装置。
【請求項6】
前記i番目のシート群の搬送時間と、前記i+1番目のシート群に適用される前記熱圧着パラメータの種類とその増加分と、前記i+2番目のシート群に適用される前記熱圧着パラメータの種類とその増加分と、の組み合わせを記憶した記憶手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記i番目のシート群の搬送時間に対応する、前記i+1番目のシート群に適用される前記熱圧着パラメータの種類とその増加分と、前記i+2番目のシート群に適用される前記熱圧着パラメータの種類とその増加分と、の組み合わせを、前記記憶手段から取得する、請求項4に記載の後処理装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記複数のシート群のうちi番目のシート群が前記保持手段に対して遅延して到着したことに起因して前記i番目のシート群に前記熱圧着手段から供給される熱量が不足すると、前記i番目のシート群の上に重ねられたi+1番目のシート群に前記熱圧着手段から供給される熱量を増加する、請求項1に記載の後処理装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記複数のシート群のうちi番目のシート群が前記保持手段に対して遅延して到着したことに起因して前記i番目のシート群に前記熱圧着手段から供給される熱量が不足すると、前記i番目のシート群の上に重ねられたi+1番目のシート群に前記熱圧着手段から供給される熱量と、前記i+1番目のシート群の上に重ねられるi+2番目のシート群に前記熱圧着手段から供給される熱量とを増加する、請求項1に記載の後処理装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記i番目のシート群について目標となる接着強度を達成するために必要となる熱量に対して前記i番目のシート群の遅延により不足する熱量を、前記i+1番目のシート群についての熱量と、前記i+2番目のシート群についての熱量とに分配する、請求項6に記載の後処理装置。
【請求項10】
前記取得手段は、前記搬送手段により所定の搬送区間を搬送される各シート群の前記搬送時間を前記シート情報として取得し、
前記制御手段は、前記複数のシート群のうちi番目のシート群の搬送時間に応じて前記i番目のシート群に適用される熱圧着パラメータを調整する、
請求項1に記載の後処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は後処理装置および画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置により画像を形成された複数のシートから冊子を作製する後処理装置が知られている。特許文献1によれば、複数のシートを粉体接着剤で接着して冊子を作製する後処理装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-209858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、冊子に含まれることになるシートの搬送が遅延すると、冊子の作製に要する時間が長くなってしまい、後処理装置の生産性が低下する。仮に、生産性を維持するために、冊子の接着時間を短くしてしまうと、冊子からシートが剥離してしまうかもしれない。後処理装置に搬送されてきたシートの種類が想定された種類と異なる場合も、シートに供給される熱量が不足して、冊子からシートが剥離してしまうかもしれない。仮に、予め接着時間を長くしてしまうと、後処理装置の生産性が低下する。このように生産性と接着強度とを両立することは困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、生産性を維持しつつ、十分な接着強度を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、たとえば、
それぞれ接着剤が塗布された複数のシート群を搬送する搬送手段と、
先行するシート群に後続のシート群を重ねることで、前記複数のシート群を保持する保持手段と、
前記保持手段に保持されている前記複数のシート群に熱と圧力を加えて冊子を作製する熱圧着手段と、
前記複数のシート群のうち先行するシート群の搬送時間またはシートの種類を示すシート情報を取得する取得手段と、
前記シート情報に基づき前記熱圧着手段において前記複数のシート群のうち前記先行するシート群に対する少なくとも一つの後続のシート群に対して適用される熱圧着パラメータを制御する制御手段と、
を有する、後処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、生産性を維持しつつ、十分な接着強度が確保される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成システムを説明する図
接着剤の印刷領域を説明する図
バッファ動作を説明する図
整合動作および接着動作を説明する図
接着動作を説明する図
コントローラを説明する図
CPUの機能を説明する図
シートの搬送と熱圧着に関するタイミングチャート
シートの搬送と熱圧着に関するタイミングチャート
補正値を求めるために使用されるテーブルを示す図
熱圧着処理を示すフローチャート
シートの搬送と熱圧着に関するタイミングチャート
熱圧着処理を示すフローチャート
シートの搬送と熱圧着に関するタイミングチャート
熱圧着処理を示すフローチャート
画像形成システムを説明する図
CPUの機能を説明する図
整合動作および接着動作を説明する図
シートの搬送と熱圧着に関するタイミングチャート
シートの搬送と熱圧着に関するタイミングチャート
シートの搬送と熱圧着に関するタイミングチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<実施例1>
(1)画像形成システム
図1が示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100と後処理装置300を有している。後処理装置300は画像形成装置100に接続されるシート処理装置である。画像形成装置100は、記録材であるシートSに画像を形成する。中間搬送ユニット200は、画像が形成されたシートSを後処理装置300へ搬送する。後処理装置300は、必要に応じてシートSに後処理を施して出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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