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公開番号
2025019664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123394
出願日
2023-07-28
発明の名称
集約装置、メモリ性能の切り替え方法、及びバッファの制御装置
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
H04L
12/44 20060101AFI20250131BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 フレーム欠損を防止しつつ、バッファのメモリ性能の種別を切り替える。
【解決手段】 本開示の一態様に係る装置は、複数の端末装置の通信を集約する集約装置であって、複数のバッファメモリを含むバッファと、前記複数の端末装置が送信元又は宛先である通信フレームを、外部への送信対象とするか輻輳回避のためにバッファリングするかを決定するフレーム処理部と、前記複数のバッファメモリのうちの一部の稼働を維持しつつ、前記バッファのメモリ性能の種別を切り替えるメモリ制御部と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の端末装置の通信を集約する集約装置であって、
複数のバッファメモリを含むバッファと、
前記複数の端末装置が送信元又は宛先である通信フレームを、外部への送信対象とするか輻輳回避のためにバッファリングするかを決定するフレーム処理部と、
前記複数のバッファメモリのうちの一部の稼働を維持しつつ、前記バッファのメモリ性能の種別を切り替えるメモリ制御部と、を備える、集約装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記複数のバッファメモリは、
下記の第1メモリと第2メモリとを含み、
前記メモリ性能の種別は、
前記第1メモリを低速のデータ転送速度で稼働させ、前記第2メモリを休止させる低帯域設定を含む、請求項1に記載の集約装置。
第1メモリ:複数のバッファメモリうちの一部のバッファメモリ
第2メモリ:複数のバッファメモリうちの第1メモリ以外のバッファメモリ
【請求項3】
前記メモリ性能の種別は、
前記第1メモリを休止させ、前記第2メモリを高速のデータ転送速度で稼働させる中帯域設定を含む、請求項2に記載の集約装置。
【請求項4】
前記メモリ性能の種別は、
前記第1メモリと前記第2メモリの双方を高速のデータ転送速度で稼働させる高帯域設定を含む、請求項3に記載の集約装置。
【請求項5】
前記メモリ制御部は、
前記低帯域設定から、前記第2メモリが書き込みを行い前記第1メモリが読み出しを行う中間状態に切り替え、前記第1メモリにデータがないことを条件として、前記中間状態から前記中帯域設定に切り替える、請求項3に記載の集約装置。
【請求項6】
前記メモリ制御部は、
前記中帯域設定から、前記第1メモリが自身用のデータの書き込みを行い前記第2メモリが自身用のデータの読み書きを行う中間状態に切り替え、前記第2メモリに前記第1メモリ用のデータがないことを条件として、前記中間状態から前記高帯域設定に切り替える、請求項4に記載の集約装置。
【請求項7】
前記バッファを共用する複数の受信ポートと、
前記複数の受信ポートにそれぞれ対応する前置バッファと、を更に備え、
前記バッファと前記受信ポートの間に前記前置バッファが介在している、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の集約装置。
【請求項8】
複数の端末装置の通信を集約する集約装置に搭載された、輻輳回避のためのバッファのメモリ性能を切り替える方法であって、
前記バッファは、
複数のバッファメモリを含み、
前記方法は、
前記複数のバッファメモリのうちの一部を稼働させるステップと、
前記一部の稼働を維持しつつ休止中のバッファメモリを稼働させることにより、前記メモリ性能を切り替えるステップと、を含むメモリ性能の切り替え方法。
【請求項9】
複数のバッファメモリを含むバッファの制御装置であって、
前記バッファは、
下記の第1メモリと第2メモリとを含み、
前記制御装置は、
前記第1メモリに対してデータの書き込み動作と読み出し動作を行う第1PHYと、
前記第1PHYの動作パラメータを調整する第1コントローラと、
前記第2メモリに対してデータの書き込み動作と読み出し動作を行う第2PHYと、
前記第2PHYの動作パラメータを調整する第2コントローラと、
バッファリング対象の通信フレームのデータの流れを、前記第1コントローラ及び前記第2コントローラのうちのいずれか一方を通す経路に切り替え可能なスイッチと、を備える、バッファの制御装置。
第1メモリ:複数のバッファメモリうちの一部のバッファメモリ
第2メモリ:複数のバッファメモリうちの第1メモリ以外のバッファメモリ
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、集約装置、メモリ性能の切り替え方法、及びバッファの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、動作クロックをそれぞれ個別に切り換え可能な中継処理部とインターフェース部とを備えるネットワーク中継装置が記載されている。
特許文献1のネットワーク中継装置では、スイッチング容量などの必要な性能を維持しつつ消費電力量を抑制するため、装置の運用状態などに応じて、中継処理部の動作クロックとインターフェース部の動作クロックが個別に変更される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-228491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
10G-EPONのOLTなどに代表される、複数の端末装置(ONU)の通信を集約する集約装置では、輻輳時におけるフレーム欠損を回避するために、例えばDDRメモリよりなるバッファが設けられることがある。
かかる集約装置において、例えば省電力化を図るためにDDRメモリの動作クロックを切り替えようとすると、キャリブレーション中はデータの読み書きが不能になる。その結果、通信フレームを退避できなくなりフレーム欠損が発生することになる。
【0005】
本開示は、かかる従来の問題点に鑑み、フレーム欠損を防止しつつバッファのメモリ性能の種別を切り替え可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る装置は、複数の端末装置の通信を集約する集約装置であって、複数のバッファメモリを含むバッファと、前記複数の端末装置が送信元又は宛先である通信フレームを、外部への送信対象とするか輻輳回避のためにバッファリングするかを決定するフレーム処理部と、前記複数のバッファメモリのうちの一部の稼働を維持しつつ、前記バッファのメモリ性能の種別を切り替えるメモリ制御部と、を備える。
【0007】
本開示は、上記のような特徴的な構成を備えるシステム及び装置として実現できるだけでなく、かかる特徴的な構成をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現することができる。また、本開示は、システム及び装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、フレーム欠損を防止しつつバッファのメモリ性能の種別を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、通信システムの構成例を示すネットワーク構成図である。
図2は、OLTの内部構成の一例を示すブロック図である。
図3は、メモリ制御部の内部構成の一例を示すブロック図である。
図4は、バッファの性能種別と切り替え種別のバリエーションを示す表である。
図5は、低帯域設定におけるユーザフレームのデータの流れを示す説明図である。
図6は、中帯域設定におけるユーザフレームのデータの流れを示す説明図である。
図7は、高帯域設定におけるユーザフレームのデータの流れを示す説明図である。
図8は、切り替え制御1の中間状態におけるユーザフレームのデータの流れを示す説明図である。
図9は、切り替え制御2の中間状態におけるユーザフレームのデータの流れを示す説明図である。
図10は、OLTの内部構成の別例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態の一態様に係る装置は、複数の端末装置の通信を集約する集約装置であって、複数のバッファメモリを含むバッファと、前記複数の端末装置が送信元又は宛先である通信フレームを、外部への送信対象とするか輻輳回避のためにバッファリングするかを決定するフレーム処理部と、前記複数のバッファメモリのうちの一部の稼働を維持しつつ、前記バッファのメモリ性能の種別を切り替えるメモリ制御部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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