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公開番号2025019513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123156
出願日2023-07-28
発明の名称ドア開閉アシスト装置
出願人三井金属アクト株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類E05F 15/75 20150101AFI20250131BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】コストを低減しつつ、ドアの開閉操作を容易に行うことが可能な状態でドアを所望の位置の近傍に保持することができるドア開閉アシスト装置を提供する。
【解決手段】ドア開閉アシスト装置100の制御装置30は、バックドア2の自重の開閉方向の成分と釣り合うように三相直流モータ7の出力を制御してバックドア2を静止させるドア平衡制御と、三相直流モータ7の出力を制御してバックドア2の開閉方向にアシスト力を発生させるパワーアシスト制御と、を設定及び解除可能である。ドア平衡制御が設定されている状態で、バックドア2の開閉加速度aが第3閾値a3以上である状態が第1所定時間t1以上継続すると、ドア平衡制御からパワーアシスト制御に切り替わる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車体に開閉可能に支持されたドアの操作力をアシストする動力を発生する三相直流モータと、
前記三相直流モータを制御する制御装置と、
を備える、ドア開閉アシスト装置であって、
前記制御装置は、
前記ドアの開閉方向において、前記ドアの自重の前記開閉方向の成分と釣り合うように前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアを静止させるドア平衡制御と、
前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアの前記開閉方向にアシスト力を発生させるパワーアシスト制御と、
を設定及び解除可能であり、
前記ドア平衡制御が設定されている状態で、前記ドアの開閉加速度が第3閾値以上である状態が所定時間以上継続すると、前記ドア平衡制御から前記パワーアシスト制御に切り替わる、
ドア開閉アシスト装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
車体に開閉可能に支持されたドアの操作力をアシストする三相直流モータと、
前記三相直流モータを制御する制御装置と、
を備える、ドア開閉アシスト装置であって、
前記制御装置は、
前記ドアの開閉方向において、前記ドアの重力加速度の開閉方向成分との合力が、前記重力加速度の前記開閉方向成分と反対方向に所定の大きさとなるように前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアを動作させるプリパワーアシスト制御と、
前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアの前記開閉方向にアシスト力を発生させるパワーアシスト制御と、
を設定及び解除可能であり、
前記プリパワーアシスト制御が設定されている状態で、前記ドアの開閉加速度が第3閾値以上である状態が所定時間以上継続すると、前記プリパワーアシスト制御から前記パワーアシスト制御に切り替わる、
ドア開閉アシスト装置。
【請求項3】
請求項1に記載のドア開閉アシスト装置であって、
前記制御装置は、
前記三相直流モータの少なくとも2相以上に通電する前記ドアの位置を保持するドア保持制御を設定及び解除可能であり、前記三相直流モータのステータに対するロータの周方向位置に応じて、通電する相を設定し、
前記ドアの開閉速度が第1閾値以下の場合、前記ドア保持制御が設定され、
前記ドア保持制御が設定されている状態で、前記ドアの開閉加速度、開閉速度、及び、移動距離の少なくとも1つが、第2閾値以上になると、前記ドア保持制御から前記ドア平衡制御に切り替わる、
ドア開閉アシスト装置。
【請求項4】
請求項2に記載のドア開閉アシスト装置であって、
前記制御装置は、
前記三相直流モータの少なくとも2相以上に通電する前記ドアの位置を保持するドア保持制御を設定及び解除可能であり、前記三相直流モータのステータに対するロータの周方向位置に応じて、通電する相を設定し、
前記ドアの開閉速度が第1閾値以下になると、前記ドア保持制御を開始し、
前記ドア保持制御が設定されている状態で、前記ドアの開閉加速度、開閉速度、及び、移動距離の少なくとも1つが、第2閾値以上になると、前記ドア保持制御から前記プリパワーアシスト制御に切り替わる、
ドア開閉アシスト装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のドア開閉アシスト装置であって、
前記ドア開閉アシスト装置は、前記ドアに取り付けられたセンサをさらに備え、
前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて、前記ドアの開閉加速度、開閉速度、及び、移動距離の少なくとも1つを取得する、
ドア開閉アシスト装置。
【請求項6】
請求項5に記載のドア開閉アシスト装置であって、
前記ドア開閉アシスト装置は、一端部に設けられたドアヒンジを介して前記車体に連結し、且つ、前記ドアヒンジの回動軸を中心として回動可能なヒンジドアの開閉操作をアシストするものであり、
前記センサは、前記ヒンジドアの前記一端部と反対側の他端部に取り付けられている、
ドア開閉アシスト装置。
【請求項7】
請求項6に記載のドア開閉アシスト装置であって、
前記センサは、前記ヒンジドアのドアラッチ装置に内蔵されている、
ドア開閉アシスト装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドアを開閉する際の操作力をアシストするドア開閉アシスト装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両のドアを開閉する際の操作力をアシストするドア開閉アシスト装置が知られている。特許文献1には、開閉アシストの利便性の向上を目的に、ドアに設けた角速度センサと駆動部に設けたセンサとで手動操作を検知して操作方向にアシスト力を発生させるドア開閉アシスト装置が記載されている。また、特許文献2には、車両の傾きに応じて適切なアシスト力を発生させることを目的に、ハンドルスイッチを起点にアシスト制御を開始し、記憶した開度に応じて、傾斜を補正しつつアシスト制御を行うドア開閉アシスト装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6409212号公報
特開2022-190503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたドア開閉アシスト装置は、角速度センサを用いてドアの手動操作を検知しているが、角速度センサは傾斜の検出が難しいため、車両の傾きに応じて適切なアシスト力を発生させるのが難しいという課題があった。一方、特許文献2に記載されたドア開閉アシスト装置は、車両の傾きに応じて適切なアシスト力を発生させることができるが、アシストを開始するにあたりハンドルスイッチが必要となるため、コスト面では課題があった。
【0005】
本発明は、コストを低減しつつ、ドアの開閉操作を容易に行うことが可能な状態でドアを所望の位置の近傍に保持することができるドア開閉アシスト装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様は、
車体に開閉可能に支持されたドアの操作力をアシストする動力を発生する三相直流モータと、
前記三相直流モータを制御する制御装置と、
を備える、ドア開閉アシスト装置であって、
前記制御装置は、
前記ドアの開閉方向において、前記ドアの自重の前記開閉方向の成分と釣り合うように前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアを静止させるドア平衡制御と、
前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアの前記開閉方向にアシスト力を発生させるパワーアシスト制御と、
を設定及び解除可能であり、
前記ドア平衡制御が設定されている状態で、前記ドアの開閉加速度が第3閾値以上である状態が所定時間以上継続すると、前記ドア平衡制御から前記パワーアシスト制御に切り替わる、
ドア開閉アシスト装置である。
【0007】
本発明の第2態様は、
車体に開閉可能に支持されたドアの操作力をアシストする三相直流モータと、
前記三相直流モータを制御する制御装置と、
を備える、ドア開閉アシスト装置であって、
前記制御装置は、
前記ドアの開閉方向において、前記ドアの重力加速度の開閉方向成分との合力が、前記重力加速度の前記開閉方向成分と反対方向に所定の大きさとなるように前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアを動作させるプリパワーアシスト制御と、
前記三相直流モータの出力を制御して前記ドアの前記開閉方向にアシスト力を発生させるパワーアシスト制御と、
を設定及び解除可能であり、
前記プリパワーアシスト制御が設定されている状態で、前記ドアの開閉加速度が第3閾値以上である状態が所定時間以上継続すると、前記プリパワーアシスト制御から前記パワーアシスト制御に切り替わる、
ドア開閉アシスト装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ドアの開閉操作を容易に行うことが可能な状態でドアを所望の位置の近傍に保持することができるので、コストを低減しつつ、ドアの開閉操作を容易に行うことが可能な状態でドアを所望の位置の近傍に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態のドア開閉アシスト装置が搭載された車両の後部斜視図である。
図1の車両の後部の左側面図である。
本発明の第1実施形態のドア開閉アシスト装置におけるアクチュエータの要部断面図である。
本発明の第1実施形態のドア開閉アシスト装置における制御装置のブロック図である。
本発明の第1実施形態のドア開閉アシスト装置において、三相直流モータの二相通電状態の一例を示す図である。
本発明の第1実施形態のドア開閉アシスト装置において、ドア保持制御により通電される相とロータRTの回転位置との関係の一例を示す図である。
本発明の第1実施形態のドア開閉アシスト装置の制御装置が実行するアシスト制御における処理を説明するためのフローチャートである。
本発明の第2実施形態のドア開閉アシスト装置が搭載された車両のサイドドアを示す左側面図である。
本発明の第2実施形態のドア開閉アシスト装置の制御装置が実行するアシスト制御における処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明のドア開閉アシスト装置の各実施形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。また、本明細書等では説明を簡単且つ明確にするために、前後、左右、上下の各方向は、ドア開閉アシスト装置が搭載される車両の運転者から見た方向に従って記載し、図面には、車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
(【0011】以降は省略されています)

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