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公開番号
2025019093
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024200651,2023509337
出願日
2024-11-18,2022-03-25
発明の名称
転写フィルム及びバリア性積層体
出願人
大日本印刷株式会社
,
株式会社麗光
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
9/00 20060101AFI20250130BHJP(積層体)
要約
【課題】層間密着性に優れ層間剥離が抑制されたバリア性積層体の製造に好適に用いることができる転写フィルムの提供。
【解決手段】支持基材と、ヒートシール層と、無機蒸着膜とを厚さ方向にこの順に備える転写フィルムであって、無機蒸着膜とヒートシール層とが接しているか、又は、転写フィルムが、無機蒸着膜とヒートシール層との間にアンカーコート層をさらに備え、無機蒸着膜とアンカーコート層とが接している、転写フィルム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
接着剤層と、
無機蒸着膜と、
ヒートシール層と
を厚さ方向にこの順に備えるバリア性積層体であって、
前記無機蒸着膜および前記ヒートシール層は、支持基材と、前記ヒートシール層と、前記無機蒸着膜と、を厚さ方向にこの順に備える転写フィルムから、前記接着剤層上に転写されたものであり、
前記無機蒸着膜と前記ヒートシール層とが接しているか、又は、
前記バリア性積層体が、前記無機蒸着膜と前記ヒートシール層との間にアンカーコート層をさらに備え、前記無機蒸着膜と前記アンカーコート層とが接している、
バリア性積層体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記無機蒸着膜が、前記ヒートシール層の一方側の面に、直接、蒸着形成されてなる、請求項1に記載のバリア性積層体。
【請求項3】
前記無機蒸着膜が、前記アンカーコート層の一方側の面に、直接、蒸着形成されてなる、請求項1に記載のバリア性積層体。
【請求項4】
基材と、接着剤層と、無機蒸着膜と、ヒートシール層とを厚さ方向にこの順に備えるバリア性積層体であって、
前記無機蒸着膜および前記ヒートシール層は、支持基材と、前記ヒートシール層と、前記無機蒸着膜と、を厚さ方向にこの順に備える転写フィルムから、前記接着剤層上に転写されたものであり、
前記無機蒸着膜と前記ヒートシール層との間に剥離層を備えない、バリア性積層体。
【請求項5】
前記無機蒸着膜と前記ヒートシール層との間に、アンカーコート層をさらに備える、請求項4に記載のバリア性積層体。
【請求項6】
前記無機蒸着膜が、アルミニウム、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素から選ばれる少なくとも1種を含有する、請求項1~5のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項7】
前記基材が紙基材である、請求項1~6のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
【請求項8】
前記紙基材が、紙材と、前記紙材の前記接着剤層側の面上に形成された目止め層又は樹脂層とを備える、請求項7に記載のバリア性積層体。
【請求項9】
紙基材と、
接着剤層と、
無機蒸着膜と、
ヒートシール層と
を厚さ方向にこの順に備えるバリア性積層体であって、
前記無機蒸着膜および前記ヒートシール層は、支持基材と、前記ヒートシール層と、前記無機蒸着膜と、を厚さ方向にこの順に備える転写フィルムから、前記接着剤層上に転写されたものであり、
前記無機蒸着膜と前記ヒートシール層とが接しているか、又は、
前記バリア性積層体が、前記無機蒸着膜と前記ヒートシール層との間にアンカーコート層をさらに備え、前記無機蒸着膜と前記アンカーコート層とが接しており、
前記紙基材が、紙材からなり、目止め層、樹脂層及びクレーコート層をいずれも備えない、
バリア性積層体。
【請求項10】
前記基材の前記接着剤層側とは反対側の面上に、印刷層をさらに備える、請求項1~9のいずれか一項に記載のバリア性積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、転写フィルム及びバリア性積層体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、マイクロプラスチックによる環境問題が大きく取り上げられている。紙を用いた製品においても、環境負荷を低減するために、製品をできるだけ紙のみで構成することによってリサイクル性を向上することが求められている。
【0003】
従来、水分又は酸素による内容物(例えば食品、医療品、化成品及び化粧品)の品質低下を抑制する包装材料として、ガスバリア性の高い包装材料が用いられている。ここで、使用済みの包装材料のリサイクル使用又は焼却処理を考慮した、紙基材を備える包装材料が注目されている。しかしながら、紙基材は、一般的にガスバリア性が不充分である。したがって、紙基材を備える包装材料のガスバリア性を高めるために、樹脂を紙基材にコーティングしたり、無機蒸着膜を有する樹脂フィルムを紙基材に積層したりすることが検討されている。
【0004】
特許文献1には、多糖類と珪素化合物との重縮合物からなる目止め層を表面に有する紙またはパルプモールドからなる基材に、プラズマ重合によるガスバリア性の薄膜層を積層した積層体が開示されている。特許文献1では、ガスバリア性の薄膜層を形成する際のプラズマ重合装置内に、紙又はパルプモールドからなる基材を配置することから、紙又はパルプモールドから発生する紙粉又はパルプ粉によって、プラズマ重合装置内をプラズマ重合に適合した気圧まで減圧することが阻害されやすい。したがって、安定したガスバリア性を有する薄膜層の形成が困難であり、目止め層と薄膜層との密着性が不充分になり易く、ガスバリア性が不安定になり易い。特許文献1はガスバリア性の薄膜層の形成について化学気相成長法に関するが、物理気相成長法においても同様の問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4622201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
紙基材に限らず、直接蒸着することが困難な基材を備え、層間密着性に優れたバリア性積層体の提供が望まれている。また、包装材料は、当該包装材料を封止するために、通常、ヒートシール層を備える。したがって、包装材料用途に好適に使用される、バリア紙等のバリア性積層体は、ヒートシール層を備えることが好ましい。
【0007】
本開示は、基材と、無機蒸着膜と、ヒートシール層とを備えるバリア性積層体であって、層間密着性に優れ層間剥離が抑制されたバリア性積層体を提供することを一つの課題とする。本開示は、このようなバリア性積層体の製造に好適に用いることができる転写フィルムを提供することを一つの課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の転写フィルムは、支持基材と、ヒートシール層と、無機蒸着膜とを厚さ方向にこの順に備え、無機蒸着膜とヒートシール層とが接しているか、又は、転写フィルムが、無機蒸着膜とヒートシール層との間にアンカーコート層をさらに備え、無機蒸着膜とアンカーコート層とが接している。
【0009】
本開示のバリア性積層体は、一態様において、基材と、接着剤層と、無機蒸着膜と、ヒートシール層とを厚さ方向にこの順に備え、無機蒸着膜とヒートシール層とが接しているか、又は、バリア性積層体が、無機蒸着膜とヒートシール層との間にアンカーコート層をさらに備え、無機蒸着膜とアンカーコート層とが接している。
【0010】
本開示のバリア性積層体は、一態様において、基材と、接着剤層と、無機蒸着膜と、ヒートシール層とを厚さ方向にこの順に備え、無機蒸着膜とヒートシール層との間に剥離層を備えない。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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