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公開番号
2025018828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122855
出願日
2023-07-27
発明の名称
画像内のユーザを特定するシステム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
H04N
7/18 20060101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】生体情報のようなユーザの個人情報を用いることなく、画像に映し出されているユーザを特定する。
【解決手段】システムは、画像内の各位置に関連付けられた値を示す位置関連情報を管理する、位置管理情報を格納する。システムは、撮像装置により撮像された画像を取得し、画像認識処理によって上記画像内の人物を特定し、ユーザの携帯装置から、上記携帯装置が測定した位置関連情報を受信し、上記位置管理情報を参照して、上記画像内の人物の移動に伴う位置関連情報の時間変動を特定し、上記携帯装置から受信した位置関連情報の時間変動と、上記画像内の人物の位置関連情報の時間変動との類似度に基づいて、上記携帯装置を保持するユーザを上記画像内で特定する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
画像内のユーザを特定するシステムであって、
1以上のプロセッサと、
1以上の記憶装置と、を含み、
前記1以上の記憶装置は、画像内の各位置に関連付けられた値を示す位置関連情報を管理する、位置管理情報を格納し、
前記1以上のプロセッサは、
撮像装置により撮像された画像を取得し、
画像認識処理によって前記画像内の人物を特定し、
ユーザの携帯装置から、前記携帯装置が測定した位置関連情報を受信し、
前記位置管理情報を参照して、前記画像内の人物の移動に伴う位置関連情報の時間変動を特定し、
前記携帯装置から受信した位置関連情報の時間変動と、前記画像内の人物の位置関連情報の時間変動との類似度に基づいて、前記携帯装置を保持するユーザを前記画像内で特定する、システム。
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【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、
前記1以上のプロセッサは、前記位置管理情報を更新し、
前記更新は、前記撮像装置の撮像範囲内の人物が第1人物のみである状態において、
前記撮像装置からの画像において前記第1人物を画像認識処理により特定し、
前記第1人物の前記画像内での移動経路の各位置と時刻との関係を特定し、
前記第1人物の携帯装置から位置関連情報を取得し、
前記移動経路における各位置と、各位置の同時刻の前記第1人物の携帯装置からの位置関連情報とを、関連付けて前記位置管理情報に登録する、システム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムであって、
前記1以上のプロセッサは、前記位置管理情報を更新し、
前記更新は、
特定した前記ユーザの前記画像内での移動経路を特定し、
前記ユーザの携帯装置から受信した位置関連情報から、前記移動経路において前記位置管理情報が位置関連情報を格納していない位置での位置関連情報を抽出し、
抽出した前記位置関連情報を前記位置管理情報に登録する、システム。
【請求項4】
請求項1に記載のシステムであって、
前記類似度の決定は、前記位置管理情報に登録されていない位置の位置関連情報を除く、システム。
【請求項5】
請求項1に記載のシステムであって、
前記1以上のプロセッサは、前記ユーザの属性情報を前記ユーザの前記携帯装置から受信し、前記属性情報を属性管理情報に登録する、システム。
【請求項6】
請求項1に記載のシステムであって、
前記1以上のプロセッサは、前記ユーザの属性情報を、前記撮像装置による画像と共に表示装置において表示する、システム。
【請求項7】
請求項2に記載のシステムであって、
前記位置関連情報は電波発信機から受信した電波強度を示し、
前記携帯装置が測定する電波強度の条件を満たす全範囲は、前記撮像装置の撮像領域内に含まれている、システム。
【請求項8】
システムが、画像内のユーザを特定する方法であって、
前記システムは、画像内の各位置に関連付けられた値を示す位置関連情報を管理する、位置管理情報を格納し、
前記方法は、前記システムが、
撮像装置により撮像された画像を取得し、
画像認識処理によって前記画像内の人物を特定し、
ユーザの携帯装置から、前記携帯装置が測定した位置関連情報を受信し、
前記位置管理情報を参照して、前記画像内の人物の移動に伴う位置関連情報の時間変動を特定し、
前記携帯装置から受信した位置関連情報の時間変動と、前記画像内の人物の位置関連情報の時間変動との類似度に基づいて、前記携帯装置を保持するユーザを前記画像内で特定する、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像内のユーザを特定する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ユーザニーズの多様化に伴い、様々な場面においてユーザごとのサービス提供が求められている。例えば、マンションのエントランスやテーマパーク等で、ユーザごとに対応したサービスを提供することが求められ得る。視認されたユーザがどのような契約や属性を持っているかを示すデジタル属性情報を取得し、当該デジタル属性情報をサービス提供者に対して可視化することで、サービス提供者は、ユーザごとに対応したサービスを迅速に提供することができる。
【0003】
例えば、特許文献1は、顔認識によりカメラで撮影されたユーザを特定する方法を開示している。しかし、顔認識等の生体情報は個人情報であり、近年、個人情報の管理は厳格になり、プライバシ意識も年々増大している。そのため、顔認識等の個人情報を使用する方法は情報管理コストやユーザのサービス加入障壁を増大させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-122300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、生体情報のようなユーザの個人情報を用いることなく、画像に映し出されているユーザを特定することができる技術が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、画像内のユーザを特定するシステムであって、1以上のプロセッサと、1以上の記憶装置と、を含み、前記1以上の記憶装置は、画像内の各位置に関連付けられた値を示す位置関連情報を管理する、位置管理情報を格納し、前記1以上のプロセッサは、撮像装置により撮像された画像を取得し、画像認識処理によって前記画像内の人物を特定し、ユーザの携帯装置から、前記携帯装置が測定した位置関連情報を受信し、前記位置管理情報を参照して、前記画像内の人物の移動に伴う位置関連情報の時間変動を特定し、前記携帯装置から受信した位置関連情報の時間変動と、前記画像内の人物の位置関連情報の時間変動との類似度に基づいて、前記携帯装置を保持するユーザを前記画像内で特定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、生体情報のようなユーザの個人情報を用いることなく、画像に映し出されているユーザを特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本明細書の一実施例に係るデジタル属性情報連携システムによる動作例を模式的に示す。
デジタル属性情報提示装置の構成例を示す。
位置関連情報テーブルの構成例を示す。
デジタル属性情報テーブルの構成例を示す。
デジタル属性情報提示装置のプログラムそれぞれの処理を説明する図である。
画像処理部による処理例のフローチャートを示す。
位置関連情報処理部の構成及び処理を説明する図である。
位置関連情報変動取得部による処理例のフローチャートを示す。
ユーザ位置推定部の処理例のフローチャートを示す。
三つの位置関連情報の時間変動の例を示す。
デジタル属性情報可視化部の処理例のフローチャートを示す。
カメラの撮像領域内で、位置関連情報が取得済みのエリアと、それ以外の位置関連情報が取得できていないエリアとの例を示す。
撮像領域において、位置関連情報が取得済みのエリアとその他の領域で構成されている撮像領域における、ユーザの移動経路を示す。
位置関連情報テーブル更新部の処理例のフローチャートを示す。
カメラの撮像領域内に存在する人物が、ユーザ一人のみである状態を示す。
ビーコンからの受信電波強度が所定の閾値を超えるエリアの例を示す。
カメラの撮像領域内の位置関連情報取得済み領域及び人物の移動経路を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて、本発明のいくつかの実施例を説明する。なお、以下の実施例においては便宜上その必要があるときは、複数のセクション又は実施例に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互い無関係なものではなく、一方は他方の一部又は全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。各実施例は、個別に実施しても良いが、組合せて実施しても良い。
【0010】
また、以下の実施例において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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