TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025018794
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122796
出願日
2023-07-27
発明の名称
(メタ)アクリル系グラフト共重合体、エポキシ樹脂組成物、接着剤、硬化物、成形材料および繊維強化プラスチック
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
290/04 20060101AFI20250130BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】接着強度や衝撃強度が高い硬化物が得られる(メタ)アクリル系グラフト共重合体、前記(メタ)アクリル系グラフト共重合体を含むエポキシ樹脂組成物、その硬化物、接着剤、成形材料および繊維強化プラスチックを提供することを目的とする。
【解決手段】主鎖ポリマー構造と側鎖ポリマー構造とを有し、前記側鎖ポリマー構造が、水酸基およびアルコキシ基の少なくとも一方と、環状エーテル基を含有する、(メタ)アクリル系グラフト共重合体。また、前記(メタ)アクリル系グラフト共重合体、エポキシ樹脂(B)および硬化剤(C)を含むエポキシ樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
主鎖ポリマー構造と側鎖ポリマー構造とを有し、前記側鎖ポリマー構造が、水酸基およびアルコキシ基の少なくとも一方と、環状エーテル基を含有する、(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記側鎖ポリマー構造が、水酸基を有する(メタ)アクリレート(a1)由来の構成単位、およびアルコキシ基を有する(メタ)アクリレート(a2)由来の構成単位の少なくとも一方と、環状エーテル基を有する(メタ)アクリレート(a3)由来の構成単位とを含有する、請求項1に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
【請求項3】
前記水酸基を有する(メタ)アクリレート(a1)が、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートである、請求項2に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
CH
2
=CR
1
COO(R
2
O)
n1
-H ・・・(1)
(式(1)中、R
1
は、HまたはCH
3
、R
2
はC
2
H
4
、C
3
H
6
、またはC
4
H
8
、n1は1~15の整数を示す。)
【請求項4】
前記アルコキシ基を有する(メタ)アクリレート(a2)が、下記式(2)で表される(メタ)アクリレートである、請求項2に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
CH
2
=CR
3
COO(R
4
O)
n2
R
5
・・・(2)
(式(2)中、R
3
は、HまたはCH
3
、R
4
はC
2
H
4
、C
3
H
6
、またはC
4
H
8
、R
5
は、炭素数1~8のアルキル基、またはフェニル基、n2は1~15の整数を示す。)
【請求項5】
マクロモノマー(M)由来の構成単位およびビニル系ラジカル重合性単量体(m1)由来の構成単位を含有する、請求項1に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
【請求項6】
前記マクロモノマー(M)が、ビニル系ラジカル重合性単量体(m2)由来の構成単位を含有する、請求項5に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
【請求項7】
前記マクロモノマー(M)が、下記式(3)で表される構造を含有する、請求項6に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
TIFF
2025018794000010.tif
38
170
(式(3)中、X
1
~X
n-1
は、それぞれ独立して、H、CH
3
またはCH
2
OHであり、Y
1
~Y
n
は、それぞれ独立して、前記ビニル系ラジカル重合性単量体(m2)のビニル基に結合する置換基であり、Zは末端基であり、nは2~10000の整数である。)
【請求項8】
請求項1に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体、エポキシ樹脂(B)および硬化剤(C)を含むエポキシ樹脂組成物。
【請求項9】
コアシェル構造を有するポリマー(D)をさらに含む、請求項8に記載のエポキシ樹脂組成物。
【請求項10】
請求項8または9に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する接着剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、(メタ)アクリル系グラフト共重合体、エポキシ樹脂組成物、接着剤、硬化物、成形材料および繊維強化プラスチックに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂は、剛性、耐熱性、電気的特性、耐久性等に優れるため、車両の構造用接着剤、土木・建築用接着剤、電子材料用接着剤、工業用接着剤等の接着剤や成形材料、繊維強化プラスチック等に用いられている。一方、エポキシ樹脂は一般的に脆いことが知られており、靭性を向上させることで、接着強度や衝撃強度を改善する検討が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、エポキシ樹脂と、マクロモノマー由来の構成単位を有する(メタ)アクリル系重合体とを含有するエポキシ樹脂組成物から、接着強度および衝撃強度に優れる硬化物が得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/049951号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、高い接着強度を有する硬化物が得られる(メタ)アクリル系グラフト共重合体、前記(メタ)アクリル系グラフト共重合体を含有するエポキシ樹脂組成物、その接着剤、硬化物、成形材料および繊維強化プラスチックを提供することを目的とする。また、本発明は、高い衝撃強度を有する硬化物が得られる(メタ)アクリル系グラフト共重合体、前記(メタ)アクリル系グラフト共重合体を含有するエポキシ樹脂組成物、その接着剤、硬化物、成形材料および繊維強化プラスチックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成を含む。
[1]主鎖ポリマー構造と側鎖ポリマー構造とを有し、前記側鎖ポリマー構造が、水酸基およびアルコキシ基の少なくとも一方と、環状エーテル基を含有する、(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
[2]前記側鎖ポリマー構造が、水酸基を有する(メタ)アクリレート(a1)由来の構成単位、およびアルコキシ基を有する(メタ)アクリレート(a2)由来の構成単位の少なくとも一方と、環状エーテル基を有する(メタ)アクリレート(a3)由来の構成単位とを含有する、前記[1]に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
[3]前記水酸基を有する(メタ)アクリレート(a1)が、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートである、前記[2]に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
CH
2
=CR
1
COO(R
2
O)
n1
-H ・・・(1)
(式(1)中、R
1
は、HまたはCH
3
、R
2
はC
2
H
4
、C
3
H
6
、またはC
4
H
8
、n1は1~15の整数を示す。)
[4]前記アルコキシ基を有する(メタ)アクリレート(a2)が、下記式(2)で表される(メタ)アクリレートである、前記[2]に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
CH
2
=CR
3
COO(R
4
O)
n2
R
5
・・・(2)
(式(2)中、R
3
は、HまたはCH
3
、R
4
はC
2
H
4
、C
3
H
6
、またはC
4
H
8
、R
5
は、炭素数1~8のアルキル基、またはフェニル基、n2は1~15の整数を示す。)
[5]マクロモノマー(M)由来の構成単位およびビニル系ラジカル重合性単量体(m1)由来の構成単位を含有する、前記[1]~[4]のいずれかに記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
[6]前記マクロモノマー(M)が、ビニル系ラジカル重合性単量体(m2)由来の構成単位を含有する、前記[5]に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
[7]前記マクロモノマー(M)が、下記式(3)で表される構造を含有する、前記[6]に記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体。
【0007】
TIFF
2025018794000001.tif
38
170
【0008】
(式(3)中、X
1
~X
n-1
は、それぞれ独立して、H、CH
3
またはCH
2
OHであり、Y
1
~Y
n
は、それぞれ独立して、前記ビニル系ラジカル重合性単量体(m2)のビニル基に結合する置換基であり、Zは末端基であり、nは2~10000の整数である。)
[8]前記[1]~[7]のいずれかに記載の(メタ)アクリル系グラフト共重合体、エポキシ樹脂(B)および硬化剤(C)を含むエポキシ樹脂組成物。
[9]コアシェル構造を有するポリマー(D)をさらに含む、前記[8]に記載のエポキシ樹脂組成物。
[10]前記[8]または[9]に記載のエポキシ樹脂組成物を含有する接着剤。
[11]前記[8]または[9]に記載のエポキシ樹脂組成物の硬化物。
[12]前記[11]に記載の硬化物を含む成形材料。
[13]前記[11]に記載の硬化物を含む繊維強化プラスチック。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高い接着強度を有する硬化物が得られる(メタ)アクリル系グラフト共重合体、前記(メタ)アクリル系グラフト共重合体を含有するエポキシ樹脂組成物、その接着剤、硬化物、成形材料および繊維強化プラスチックを提供できる。また、本発明によれば、高い衝撃強度を有する硬化物が得られる(メタ)アクリル系グラフト共重合体、前記(メタ)アクリル系グラフト共重合体を含有するエポキシ樹脂組成物、その接着剤、硬化物、成形材料および繊維強化プラスチックを提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための単なる例示であって、本発明をこの実施の形態にのみ限定することは意図されない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、様々な態様で実施することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
延伸物
2か月前
東ソー株式会社
押出成形体
16日前
東ソー株式会社
射出成形体
29日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
株式会社トクヤマ
樹脂組成物
3か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
22日前
東ソー株式会社
ブロー成形体
1か月前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
23日前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
1か月前
オムロン株式会社
電子部品
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
5日前
NOK株式会社
EPDM組成物
3か月前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
1か月前
ヤマハ株式会社
重縮合体
17日前
花王株式会社
樹脂組成物
17日前
株式会社スリーボンド
硬化性樹脂組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
23日前
住友精化株式会社
粘性組成物の製造方法
3か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
8日前
日本ポリプロ株式会社
プロピレン系重合体
2か月前
株式会社大阪ソーダ
熱可塑性材料用組成物
3か月前
横浜ゴム株式会社
靴底用ゴム組成物
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
5日前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
17日前
東洋紡株式会社
積層ポリエステルフィルム
1か月前
株式会社大阪ソーダ
ゴム加硫物の製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
1日前
花王株式会社
情報処理システム
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸水性分散体
2か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
16日前
旭有機材株式会社
耐熱性重合体
2か月前
東レ株式会社
熱可塑性プリプレグの製造方法
1か月前
国立大学法人信州大学
ポリマー
3か月前
東ソー株式会社
ポリカーボネート樹脂組成物
3か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
23日前
続きを見る
他の特許を見る