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公開番号
2024162742
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078600
出願日
2023-05-11
発明の名称
EPDM組成物
出願人
NOK株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
23/16 20060101AFI20241114BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【解決手段】 植物由来成分含有エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体100重量部に対して、液状ポリブタジエン1.0~12.0重量部および植物由来成分含有テルペン樹脂1.0~12.0重量部が配合されたEPDM組成物。このEPDM組成物は、環境負荷が小さい植物由来成分を少なくとも一部に有するEPDMに、これとの相溶性が良く、生地粘度を低下させることにより、ロール加工性の改善を可能とする液状ポリブタジエンを添加し、さらにこの液状ポリブタジエンの添加による低下が逃れられないバイオマス度を植物由来成分含有テルペン樹脂を特定量用いることで、ロール混練時のバギング発生をも抑制しつつ、得られるEPDMのバイオマス度を維持、具体的には液状ポリブタジエン部および植物由来成分含有テルペン樹脂を添加しない組成物と比べ、バイオマス度の変化率が-1.5%未満であるといったすぐれた効果を奏する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
植物由来成分含有エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体100重量部に対して、液状ポリブタジエン1.0~12.0重量部および植物由来成分含有テルペン樹脂1.0~12.0重量部が配合されたEPDM組成物。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
液状ポリブタジエン部および植物由来成分含有テルペン樹脂を添加しない組成物と比べ、バイオマス度の変化率が-1.5%未満である請求項1記載のEPDM組成物。
【請求項3】
ムーニー粘度ML
1+4
(125℃)が65以下である請求項1記載のEPDM組成物。
【請求項4】
請求項1記載のEPDM組成物の加硫成形品。
【請求項5】
シール材または防振用ゴムである請求項4記載の加硫成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、EPDM組成物に関する。さらに詳しくは、シール用、防振用ゴム加硫成形材料などとして有効に用いられるEPDM組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合ゴム(EPDM)は、そのポリマー構造から耐熱性が良好であり、広く工業用部品の成形材料として用いられている。
【0003】
これら各種部品のうち、特にガスケットやバルブ等は、良好な耐圧縮永久歪特性が要求されるため、パーオキサイド架橋が用いられる。ここで、パーオキサイド架橋系は架橋の誘導時間が短く、架橋時の立ち上がりが速いため、複雑な形状や薄い形状などの流動性が要求される品目においては、それの成形不良を改善するため、可塑剤を添加することが必要とされる。
【0004】
かかるEPDM組成物として、本出願人は先に、成形加工性を満足させるとともに、架橋物が良好な耐圧縮永久歪特性を示すEPDM組成物として、エチレン-プロピレン-ジエン系共重合ゴム100重量部に対して、(A)平均粒子径60~100nm、ヨウ素吸着量14~23g/kg、DBP吸油量100ml/100g以上のカーボンブラックA 32~60重量部、(B)平均粒子径40~50nm、ヨウ素吸着量35~49g/kg、DBP吸油量100~160ml/100gのカーボンブラックB 10~30重量部、(C)エチレン-α-オレフィン共重合体2~10重量部および(D)シリカ 0~16重量部を配合してなるシール用ゴム組成物を提案している(特許文献1)。
【0005】
一方で昨今、持続可能な社会の実現に向け、その生成過程において二酸化炭素の取り込みと固定が行われる植物由来原料が、大気中の二酸化炭素総量を変化させることなく循環利用ができる点、および非枯渇原料であるという点で石油系原料よりもすぐれていることから、その積極的な利用がきわめて重要であるとされてきている。
【0006】
かかる観点より、ゴム組成物、特にシール材や防振用ゴム等に汎用されているEPDM組成物においても、植物由来原料の使用が強く望まれている。
【0007】
EPDMを用いたゴム組成物では、一般にオープンロールでの混練作業時の加工性(以下、ロール加工性とする)が悪い時、特にロールに巻き付いたゴムが表面から剥がれる、いわゆるバギングが発生する。このバギングを抑制するため、一般にはEPDMと相溶性の良い鉱油系可塑剤の添加が行われている。しかしながら、植物由来成分を少なくとも一部に用いたEPDMを用いた場合には、鉱油系可塑剤によってゴム組成物のバイオマス度が低下することとなってしまう。そのため、バギング発生を抑制しつつ、バイオマス度を維持することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-30734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、植物由来成分を少なくとも一部に用いたEPDM組成物において、バギング発生を抑制しつつ、得られるEPDMのバイオマス度を維持し得るEPDM組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる本発明の目的は、植物由来成分含有エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体100重量部に対し、液状ポリブタジエン1.0~12.0重量部および植物由来成分含有テルペン樹脂1.0~12.0重量部が配合されたEPDM組成物によって達成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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