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公開番号
2025089671
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204437
出願日
2023-12-04
発明の名称
フッ素樹脂製容器
出願人
NOK株式会社
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
主分類
G02B
1/04 20060101AFI20250609BHJP(光学)
要約
【課題】顕微鏡観察の視認性を高めることが可能な容器を提供する。
【解決手段】底壁と、前記底壁の周囲に立設された側壁と、前記側壁の上端部によって画定された開口部とを備えたフッ素樹脂製容器であって、前記フッ素樹脂が含フッ素三元共重合体であり、前記含フッ素三元共重合体が、1.32以上1.34以下の屈折率を有し、前記含フッ素三元共重合体の厚さ2mmのフィルムについて、分光光度計を用いて測定した650nmにおける光透過率が85%以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
底壁と、前記底壁の周囲に立設された側壁と、前記側壁の上端部によって画定された開口部とを備えるフッ素樹脂製容器であって、
前記フッ素樹脂が含フッ素三元共重合体であり、
前記含フッ素三元共重合体が、1.32以上1.34以下の屈折率を有し、
前記含フッ素三元共重合体の厚さ2mmのフィルムについて、分光光度計を用いて測定した650nmにおける光透過率が85%以上であることを特徴とするフッ素樹脂製容器。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記含フッ素三元共重合体が、5重量%以上98重量%以下のテトラフルオロエチレンと、1重量%以上40重量%以下のパーフルオロ(エチルビニルエーテル)と、1重量%以上55重量%以下のパーフルオロ(プロピルビニルエーテル)との三元共重合体である、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記含フッ素三元共重合体が、372℃において0.1×10
3
Pa・s以上110×10
3
Pa・s以下の比溶融粘度を有する、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記フッ素樹脂製容器がシャーレ形状を有する、請求項1又は2に記載のフッ素樹脂製容器。
【請求項5】
前記底壁の内表面に凹状に設けられた複数のウェルがパターン形成されている、請求項4に記載のフッ素樹脂製容器。
【請求項6】
前記フッ素樹脂製容器が円錐台形状を有する、請求項1又は2に記載のフッ素樹脂製容器。
【請求項7】
前記底壁の内表面が平坦面である、請求項6に記載のフッ素樹脂製容器。
【請求項8】
前記フッ素樹脂製容器が、縦断面においてU字型形状を有する、請求項6に記載のフッ素樹脂製容器。
【請求項9】
前記フッ素樹脂製容器が細胞観察用容器である、請求項1又は2に記載のフッ素樹脂製容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フッ素樹脂製容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の細胞観察用容器は、透明なガラス又は透明樹脂から作製されており、容器内に細胞と培養液を加えて、顕微鏡等で細胞が観察される。細胞観察用容器として、底面が平坦なシャーレのような形状の容器を使用する場合、顕微鏡観察の視線方向と、底面の上端及び下端が完全に垂直であれば、容器の壁面で光線の屈折が起こらないため、容器の形状を認識することなく細胞の完全な観察が可能である。
【0003】
しかしながら、わずかでも顕微鏡観察の視線方向と容器の壁面に角度がある場合、水等の培養液と、透明ガラス又は透明樹脂の屈折率の違いから、容器の壁面において光線が屈折してしまうため、容器の形状が顕微鏡の観察範囲内に視認されてしまい、観察の妨げになってしまう。
【0004】
また、シャーレ形状の容器を使用する場合、底面が微妙に湾曲していることから、容器の形状が視認されることがある。また、シャーレ形状の容器において、底面に凹状に設けられ個々の細胞を収容可能な複数のウェルを設けた場合は、より顕著にウェルの形状が視認されてしまう。
【0005】
他の細胞観察用容器として、縦断面がU字型である円錐台形状の容器が知られている。このような容器は、底面の中央部が最も深く、底面に向かって幅が徐々に狭くなっていく形状であるため、観察対象物を容器の中心に集めやすく、観察しやすいという利点がある。
【0006】
一方、このような形状の容器であっても、水等の培養液と、透明ガラス又は透明樹脂の屈折率の違いから、容器の壁面において光線が屈折してしまうため、シャーレ形状の容器と同様に、容器の形状が顕微鏡の観察視野内に視認されてしまい、観察の妨げになってしまう。
【0007】
このような屈折率の違いに起因する視認性の低下を抑制するため、容器の材料として、屈折率が水とほぼ等しく可視領域において透明なフッ素樹脂を使用することが知られている。特許文献1には、可視光領域において透明な屈折率1.33以上1.34以下のフッ素系樹脂からなり、表面に親水性が付与された細胞培養基板が開示されている。
【0008】
しかしながら、特許文献1に開示されているフッ素樹脂は、基板等の薄い板を作製することは可能であるものの、立体形状の容器を作製することが困難であるため、細胞観察用容器の材料としては不向きである。また、このようなフッ素樹脂を細胞培養基板として使用するためには、基板表面にレーザ等を照射して親水性を付与する必要があり、製造コストの増大につながってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2010-068755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、顕微鏡観察の視認性を高めることが可能な容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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